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Sexy Zone菊池風磨がドラマ『ウソ婚』主演へ、性加害問題の影響はいっさいなし?

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『ウソ婚』(カンテレ・フジテレビ系)公式サイトより

 Sexy Zoneの菊池風磨が7月から放送されるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『ウソ婚』(毎週火曜23時~23時30分)で主演を務めることが発表された。菊池は“ドS”な社長を演じ、ヒロインとなる幼なじみは長濱ねるが演じる。

 フジの火曜日午後11時の枠は「火ドラ★イレブン」として今年4月期に新設されたドラマ枠。その第1弾となったのが現在放送中の桜井ユキ主演『ホスト相続しちゃいました』で、菊池主演の『ウソ婚』は同枠の第2弾となる。

「昨今の地上波テレビではネット配信で再生回数が期待できるドラマ枠を増やす傾向にあります。さらに、30分の枠であれば制作費も抑えられるということで、結構重宝されている。『火ドラ★イレブン』も、まさにそういったドラマ枠ですね」(テレビ局関係者)

 菊池は現在放送中のドラマ『隣の男はよく食べる』(テレビ東京系)でも倉科カナとW主演中。さらに、今年1月期には『大病院占拠』(日本テレビ系)や『ギバーテイカー』(WOWOW)でも重要な役で出演していた。俳優としても風磨人気が高まっているが、ジャニーズ事務所といえば目下、故ジャニー喜多川氏の性加害問題で大揺れ中だ。

 ジャニーズ事務所所属タレントの起用を控えるべきだとの意見もあるなか、今回の菊池の主演起用はすんなり決まったのだろうか?

「英BBCがジャニー氏の性加害問題を報じたのが3月。その時点で菊池さんの主演がすでに決まっていたとしても、問題を重要視していれば交代という選択肢もあったはず。でも、まあ菊池さんで行くかどうかでモメたような話もないですし、特に反対意見が出ることもなく、主演が決まったのでしょう。フジテレビの港浩一社長も定例会見で『所属タレントに問題があったわけではない。(キャスティングの)変更予定はない。(ジャニーズ事務所との)お付き合いという点では、推移を見守りながらやっている』と明言していました」(同)

 今回の「火ドラ★イレブン」のような新設ドラマ枠の場合、ジャニーズ事務所所属タレントように“固定ファン”を持っている出演者を起用する傾向があるという。

「遅めの時間帯の30分ドラマは、基本的に10代~30代くらいの女性視聴者がターゲットになっています。そういった層を掴むには、ジャニーズのタレントは絶対に外せない。

 また、ジャニーズのタレントは特定のドラマ枠に、継続して出演することが多く、“この放送枠にはジャニーズが出る”という印象を与えることで、確実に視聴者を確保できる。だからこそ『火ドラ★イレブン』も、早い段階でジャニーズタレントを出したかったはず。そういった事情もあって、性加害問題もスルーして菊池さんが起用されたのでしょうね。7日には、菊池演じる主人公の相棒役としてSnow Manの渡辺翔太が出演することも発表され、早くも“ジャニーズドラマ”と化しています」(同)

 まだまだ全容が解明されておらず、再発防止策も不十分だと指摘されるジャニーズ事務所の性加害問題。報道では連日取り上げられているが、地上波テレビの制作の現場では、どこ吹く風だという。ある制作会社スタッフが明かす。

「現場のスタッフは、あまり深く考えていないというのが実際のところ。やっぱりコア視聴率がほしいから、人気のあるジャニーズのタレントさんには出てほしいですし、彼ら自身が問題を起こしたわけでもないですから。

 もしもスポンサーのほうから“ジャニーズ事務所のタレントさんは使わないでください”と言われれば、それに従うしかないんですが、まだまだそんな声は聞こえてこない。スポンサーサイドも、視聴率や配信の再生回数がほしいから、簡単に“ジャニーズNG”とはしないんですよ」

 実際、性加害問題が浮上してから、ジャニーズ事務所のタレントがキャストから外されたという話はまったく聞こえてこない。地上波テレビにおけるジャニーズ事務所の影響力は、まだまだ続きそうだ。

手山足実(ジャーナリスト)

出版業界歴20年超のベテランジャーナリスト。新聞、週刊誌、カルチャー誌、ギャンブル誌、ファンクラブ会報、企業パンフレット、オウンドメディア、広告など、あらゆる媒体に執筆。趣味はペットの動画を見ること、有名人の出没スポットパトロール。

てやまあしみ

最終更新:2023/07/25 07:28
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