鈴木福、子役からコメンテーターに華麗な転身?評判のコメント力と意外なメリット
#鈴木福
俳優の鈴木福がコメンテーターとして存在感を発揮している。6月3日には報道番組『ウェークアップ』(日本テレビ系)に出演。岸田文雄首相の長男で首相秘書官(当時)の翔太郎氏の総理公邸での不適切な行動について、こうコメントした。
「出る側の人間として感じるのは、こういった写真が親族内から流出してしまうのが、すごく不信感といいますか、相手を下げるような行動をいろいろな方ができてしまう状況にあることが、すごく悲しい」
また、同氏の振る舞いについて「絶対にいけないことですけど、そういった社会になっているんだなっていうのを改めて感じる問題だったなと思いました」と語った。
他にも 、北朝鮮が弾道ミサイル技術を用いた軍事偵察衛星を打ち上げたことについて「言葉を選ばずに言うと最強モードといいますか、どう厳しい目を向けても何も気にせずに撃っていく体制を取ってしまっている」「そこにだんだん慣れてしまわずに、僕らが厳しい目を向け続けることが大切」と訴えていた。
鈴木は現在18歳の大学1年生。コメンテーターとして実直なコメントが評判を呼んでおり、『ウェークアップ』以外にも『真相報道 バンキシャ!』に不定期出演し、『ZIP!』(以上、日本テレビ系)の木曜パーソナリティも務めている。
「コメンテーター業を活発化させているのは、やはり活動の幅を広げるためでしょう。長い間『子役・鈴木福』のイメージからなかなか脱しきれなかった彼は、活動の軸足がぶれていたように思います。ただ、彼にとって良いタイミングだったのは、昨年4月1日から成年年齢が20歳から18歳に変わったこと。それまでも少しずつコメンテーター業を始めていましたが、昨年6月に18歳となったことで、各メディアが“新成人代表”としてインタビューを企画したのです。幼い頃から大人社会で揉まれると、何かと偏った考え方になりがちですが、その素直な感性が好評で、現在も時間の許す限り出ているようです」(テレビ業界関係者)
子役出身の俳優は多いが、たとえば須賀健太や濱田龍臣など、ベビーフェイスが抜けきれず役柄に悩むケースも多い。鈴木も徐々に大人びた顔だちになってはいるが、まだ童顔でもある。その知名度を生かしつつ、単純なタレントではなく、コメンテーターの道を歩み始めたのは賢明なのかもしれない。また、そのための研究も怠っていないという。
「まだ10代ということもあり、『学生の意見は聞きたくない』といった声もあるようですが、本を読んだりマネージャーとディスカッションして考え方を深めたりして、コメント力をつけているそうです」(同)
子役出身のコメンテーターというと、子役時代から視聴者に顔が知れていることで、好感度も高く、話に自然に耳を傾けてくれるメリットがある。コメンテーターといえば、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)の玉川徹氏や、『めざまし8』(フジテレビ系)の橋下徹氏のように、どうしても居丈高で上から目線のイメージも強いが、鈴木にはそうしたコメンテーター像を崩していってほしいものだ。
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