「オリラジ」中田、松本人志批判の気になるタイミング
#松本人志 #中田敦彦
お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦が5月29日に自身のYouTubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」に投稿した動画「【松本人志氏への提言】審査員という権力」が話題となっている。
中田は「M-1グランプリ」をはじめ、数多くのお笑いの賞レースで審査員を務めている松本人志を名指しして「審査員をやり過ぎている」と言及。
「松本さんが『面白い』って言うか言わないかで新人のキャリアが変わる」や「業界のタメにならない」と切り捨て、「松本さんの映画を面白いか、面白くないかって誰も言わないんだよ、芸人が」などとその権勢や影響力の大きさを指摘して波紋を広げている。
バラエティ番組を手掛ける放送作家はこう語る。
「確かに内容は過激ですが、過去にもひと悶着あった中田さんだけに、松本批判自体にはさして驚きはないですね。すでに古巣の吉本興業とも距離を置いていますし。」
中田といえば、2017年にも松本に噛み付いたことが取り沙汰された。
同年2月、脳科学者の茂木健一郎氏が「社会風刺を芸に昇華させることが出来ない日本のお笑い芸人は、国際的な基準と照らし合わせるとあまりにレベルが低く、オワコンである」との内容をツイートしたところ、数多くの芸人たちから批判を浴びて炎上。
その流れで茂木氏は、松本が司会を務めていたフジテレビ系「ワイドナショー」にゲスト出演して謝罪することになったのだが、ここで茂木氏の援護に回ったのが中田だった。
中田は自身のブログに「オリラジ中田、茂木健一郎の『お笑いオワコン論』支持!」との記事を投稿。
「茂木さん負けるな!と思っていたところ、大御所の番組に出演して大御所に面白くないと言われ公開処刑をされてしまいました。大御所にセンスがないとか価値を決められてしょげかえっている様子こそが茂木さんの意見通りだったのに。茂木さんの指摘、当たってたのに。なんで『ほら、これですよ』と言えなかったのだろう。まあ、あの場では言えないか。怖いですもんね」などと綴って、注目を集めた。
「しかも、中田さんはラジオ番組に出演した際、この件で吉本の上層部が激怒していることを明かし、『吉本の幹部と社長に、僕は謝れと言われている』『すごいんですよ、騒ぎ方が』などと語り『僕の意思としては、謝らない』と口にしていましたからね。その後しばらくして中田さんは吉本を離れたわけで、松本さん批判は今にはじまったことではないですからね」(同放送作家)
中田のような大御所批判は、公然としていなくともある程度の芸人なら腹に抱えているものである。
「あえてその通りに発言する人はほとんどいませんが、たしかに『大御所がいつまでもバラエティに居座ってるから自分たちの席がない』という話は芸人さんの飲みの席などであがるものなんですよ。ただそれって、半分冗談もありつつな完全にオフな話で、本当は多くの芸人さんが、そう簡単じゃないことはわかっている。中田さんの主張に対しても、賛成/反対そのほかいろいろあると思いますが、わざわざ表立って賛同するには野暮と捉える人のほうが多いんじゃないでしょうか」(バラエティ番組制作スタッフ)
このように、中田の主張は今回に限ったものではなく一貫しているようだが、とはいえその考え方や振る舞いには、お笑い関係者たちも首をひねる部分もあるという。
「確かに業界での松本さんの影響力は絶大ですし、芸人に限らず相性が合わずに彼らの番組から去ったテレビマンもいます。ただ、そういった現象が起こるほどの実績や求心力がある人だし、それは松本さんに限ったことでもなく大御所と言われる人は総じて同じような感じですからね」(同)
そのうえで、前出の放送作家はこう続ける。
「今回、トップである大崎洋会長の退任&退社のタイミングで、中田さんの“口撃”が再開したというのは何とも意味深ですよね」
今後、中田の発言にはマスコミの注目があつまりそうだ。
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