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ジャニーズ×Twitterトレンド速報

ジャニーズJr.の「わっしょいCAMP」でファン対立の危険…広告コピーに批判も

ジャニーズJr.の「わっしょいCAMP」でファン対立の危険…広告コピーに批判もの画像1
ジャニーズJr.公式ツイッター」より

 創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題でジャニーズ事務所が大揺れになっている中、東西ジャニーズJr.約200人が一堂に会するライブイベント「ALL Johnnys’Jr. 2023 わっしょいCAMP! in Dome」の開催が先日発表された。

 同イベントは、京セラドーム大阪で7月16~17日、東京ドームで8月19~20日に開催。東西ジャニーズJr.が勢ぞろいするイベントは、2019年8月に行われた「ジャニーズJr.8・8祭り ~東京ドームから始まる~」以来、4年ぶりとなる。本来であればファンは手放しで大喜びとなるはずだが、SNS上では複雑な声が多くあがっている。

 それというのも、前回のドームイベント「ジャニーズJr.8・8祭り」では、SixTONESとSnow Manの「同時デビュー」が発表されたことで物議を醸したという経緯があり、今回も同時デビューの発表があるのではとファンが不安がっているのだ。同時デビューは相乗効果で売り上げの増加が見込める一方、CDの売り上げで「勝ち負け」が決まってしまうのでファンとしては複雑。SixTONESとSnow Manは、デビュー曲が「SixTONES vs Snow Man」「Snow Man vs SixTONES」名義の“VS売り”だったことで、ファン同士の対立にも発展した。

 「現在、HiHi Jets、美 少年、Aぇ! groupの3組がデビュー有力候補となっています。ジャニーズJr.のユニットは、デビュー前に全国ツアーをするのが通例ですが、いずれも経験済み、あるいはツアーが決定しており、3組とも横並びで条件を満たしています。そのため、前代未聞の『3組同時デビュー』が発表されるのではとも推測されています。少なくとも、これだけの大イベントで何の発表もないとは考えにくいため、何組になるかは別にしてもデビュー発表がある可能性は高いとみられています」(ジャニーズに詳しい芸能記者)

 Twitter上では、イベント開催発表後に「CAMP」がトレンドワード入りするなど反響が広がったが、ファンからの声は「8・8祭りの悪夢がトラウマだからデビュー発表やめてほしい」「Hi美Aぇ!の3組同時デビューとか本気で無理だけどジャニーズならやりかねない」「スノストの同時デビュー発表の時、デビューできなかった他グループファンの空気も地獄だった」といった批判的なものが目立った。

 その一方で「推しがデビューできるなら3組同時でも何でもいい」「同時デビュー売りのおかげで『スノスト』ってくくりができたし、悪いことでもない」「3組同時でもファンは怒るし、1組だけデビュー発表しても他グループのファンが怒るから、みんな納得する方法なんてない」といった意見もあり、賛否両論となっているようだ。

 また、別の部分でも問題が生じている。東京の京王線新宿駅や渋谷の地下道に今回のドームイベントの巨大広告が掲出されたのだが、ジャニーズJr.たちが大集合したビジュアルに添えられた「さあ、楽しい方へ。」というキャッチコピーに一部で批判が起きているのだ。

 「ジャニーズ事務所は、ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて再発防止策などを発表しましたが、その場しのぎだと指摘されている上に、社長の藤島ジュリー景子氏が『知らなかった』で押し通そうとするなどしたことで、いまだに批判の嵐が吹き荒れています。そうした状況を踏まえると、未成年メンバーらを全面に押し出したビジュアルに『さあ、楽しい方へ。』というキャッチコピーをつけたら、『早く性加害問題なんて忘れてライブを楽しもう』というメッセージだととられかねない。そんな意味ではないとしても、性加害問題の告発を本当に重くとらえていたら、こんな不用意なコピーはつけないでしょう」(前出)

 もし今回のドームイベントで3組同時デビューが発表されたら、そのインパクトによってジャニーズを取り巻くネガティブなムードを多少なりとも変えることはできるかもしれない。だが、逆風が吹いている中でデビューしたら、思うようなスタートダッシュができないと危惧する声もあり、性加害問題が解決するまで先延ばしにするのではという見方もある。

 どのような戦略を選ぶのかは、ジャニーズJr.を統括するジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦の判断に大きく影響される。ここでドームイベントを成功させられるかどうかは腕の見せどころで、昨年秋に社長に就任して以来、井ノ原にとって最大の大仕事となりそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/06/03 08:00
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