「THE SECOND」松本人志も感動した金属バット、出番順に恵まれない運の悪さ
#松本人志 #金属バット #THE SECOND #馬鹿よ貴方は 新道竜巳
5月20日に「THE SECOND」がフジテレビで19時から4時間放送された。そこに出演していたのは金属バット、マシンガンズ、スピードワゴン、三四郎、ギャロップ、テンダラー、超新塾、囲碁将棋の8組。ギャロップの優勝で幕を閉じた。
決勝にコマを進める事が出来た金属バットは今年で結成16年目、漫才の言葉選びが過激な時もあり笑いを取っていてもなかなか評価に繋がることがなかった。M-1グランプリでも毎年予選の評価は高かったが、ギリギリで落とされていた。そして何故か金属バットは出番順に恵まれない星にいる。普段の行いが悪いとしか思えないぐらい出番順が悪い。
今回のTHE SECONDでは1番バッターだった。金属バットはやはり5番目以降の方が光ると思う。賞レースは1組目が基準としての平均得点を付けられることが多く、模範のネタになってしまう場合がある。そうだと癖が強すぎてその後の見方が難しく審査員泣かせになってしまう。出番順の悪さは今回ばかりではなく、M-1グランプリでもそうだった。決勝に惜しくもいけない回が多すぎた。
準決勝の出番順では16番目(2018年)、1番目(2019年)、3番目(2020年)、17番目(2021年)、1番目(2022年)と2018年と2021年にはチャンスがあったが、それ以外ではかなり難易度の高いところの出番順だった。お笑いライブはどれだけ最強のネタをやろうとその日のお客さんとの相性が合わないとウケきれない。運も必要になってくる。そんな決勝の神に振り向かれない状態が続いて、ついにTHE SECONDの1回戦の審査会でポットA(審査会で最も良かったとされる8組)に選ばれ運気が向いてきた。
そしてテレビ出演までコマを進め1番バッターになってしまうという運の悪さ。決勝に出場する時点で運はよかったという見方もあるが、全国区のネタ番組なのでウケないと何故か面白くないレッテルを張られてしまう場合がある。だからこそ決勝の出番順も超重要なのだ。
M-1グランプリもそうだが、これだけ準決勝に行けているのは物凄い事でもあり実力者なのは間違いないが、決勝に行かないと世間が見てくれない。どれだけ実力があったとしても埋もれてしまう。ライブシーンやお笑いファンの中では当然知られている存在だが、それだけだと本当の評価はついてこない。
そこで今回のTHE SECONDにて1番バッターで初戦敗退なのは悔しいが、アンバサダーの松本人志さんからの意見が良かった。
「金属バットは、めちゃくちゃ下馬評も高かったから、いつかM-1でも見れると思って見てこなかったのよ、こんな漫才なんだってちょっと感動してます」
予選の評判が松本人志さんの耳まで届いていた事、そしてM-1グランプリに出られなくなって松本人志さんに見てもらえたという事。そして興味を持ってもらえていたという事、さらには1番バッターにも関わらず笑いをしっかり取っていた事、これらは大きな評価でもあり、今後の芸人活動をすることに対して大きなモチベーションとなったとは思う。
そして初戦の戦いは金属バット269点、マシンガンズ271点、たった2点でほぼ同点と言ってもいいぐらいの戦いとなり金属バットは敗退となった。そして敗退後も金属バット友保さんは「1点入れた人立ってもらっていいですか」というボケで会場が最高に盛り上がり、結果番組の盛り上がりとしても良かった。
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