ジャニーズのピンチにテレビPは裏でほくそ笑む? 各局で元SMAP争奪戦へ
#テレビ #SMAP #ジャニーズ事務所
男性アイドル市場で、長年に渡って圧倒的な人気を獲得してきたジャニーズ事務所。テレビには、歌番組をはじめバラエティやニュースのキャスターまで、多くのジャニーズタレントが出演している。
テレビ業界に絶大な影響力を持っているジャニーズだが、今回の性加害騒動でその力関係も変わっていきそうだという。
「創業者・ジャニー喜多川氏による性加害騒動をきっかけに、各テレビ局が起用するイケメンタレントの見直しをする動きが出てきた。これまではほぼほぼジャニーズに頼りきりだったわけですが、俳優やジャニーズ以外のボーイズグループなどを番組に起用する動きが出ている。ジャニーズタレントを毛嫌いしていた視聴者も意外に多いですし、何よりもジャニーズに対して、シニア層からクレームの電話が各局で増えているから。いきなりジャニーズタレントを降板させるのは現実的ではないですが、少しずつ比率を減らしていく方向で調整しています」(民放関係者)
ジャニーズ排除の動きは、特にドラマの制作現場で進みそうだという。
「現在、ジャニーズタレントで視聴率や話題を作れる俳優は、嵐のメンバーとSnow Manの目黒蓮くらい。木村拓哉も、月9ドラマ『風間公親 -教場0-』が低迷し、もはや“高視聴率男”ではなくなった。亀梨和也や山田涼介なども作品数は多いものの、視聴率が悪いドラマが多く、性加害騒動前から起用を疑問視する声が多かったんです。これまでは、スポンサー受けが良いことを理由にジャニーズタレントを主演などに起用してきましたが、今回の騒動でイメージも一気に悪化してしまった。これからは、ジャニーズタレントのドラマ起用がガンガン減っていくでしょう」(同上)
ジャニーズ離れがテレビ各局でも始まっている中、5月26日には元ジャニーズJr.の橋田康氏が日本外国特派員協会で記者会見を行った。その席では、ジャニー氏から受けた被害を詳細に報告。ジャニーズは同日、再発防止特別チームの設置や、社外取締役の就任などの
対応策を発表している。
この会見は、テレビ局がジャニーズ事務所に見切りをつけるタイミングになったという。
「立憲民主党は、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長に党会合への出席とヒアリングでの状況説明を要請した。ジャニーズサイドはこの申し出を断ったようですが、立憲は人気取りのアピールのために、世間的関心の高いジャニーズの問題を今後も取り上げるつもりのようですね。まだ騒動は拡大しそうで、テレビ各局も“忖度”なんてしている場合ではなくなった。ニュースでのジャニーズ問題の取り扱いも各局で規制がなくなり、報道部が自由に取材をできるようになっている。一気に、テレビ局とジャニーズ事務所の関係が崩れ去っています」(スポーツ紙記者)
そんな中、バラエティ番組やドラマのプロデューサーは虎視眈々と“辞めジャニ”のブッキングを進めているという。
「これまでは、ドラマやバラエティ番組で“辞めジャニ”を起用したくても、営業や編成からNGが出てブッキングできなかったんです。ただ、今回の騒動でジャニーズ事務所への過度な“忖度”はしなくてよくなった。“辞めジャニ”は人気もあるし、さまざまな番組で使いたいところです。各タレントでブッキングが増えていますが、その中心にいるのが元SMAPの3人。現在は『新しい地図』として活動していますが、今年に入ってフジテレビを中心に解禁が進んでいます。今回の性加害騒動をキッカケに、3人の番組出演が一気に全局で加速していくようです」(同上)
すでに多くの番組が「新しい地図」の3人にオファーを出しているところで、各局で争奪戦が起きそうだという。
「草なぎ剛は、2023年1月期に放送した『罠の戦争』(フジテレビ系)が好評だったこともあり、『戦争シリーズ』の集大成としてフジで映画化の話もある。さらに、香取慎吾には、テレビ朝日系でキャスター仕事の打診もあるとか。3人の中では、テレビへの復帰が遅れている稲垣吾郎ですが、過去にレギュラー番組『ゴロウ・デラックス』を放送していたTBSで、舞台などカルチャーを取り扱った企画が進んでいるとか。3人ともいまだに好感度が高いですし、ジャニーズが弱体化している隙をついて、各局のやり手プロデューサーたちがあの手この手で事務所に連日オファーを送っている状況です」(民放関係者)
かつては、ジャニーズ事務所の圧力でテレビ業界を“干されて”いた元SMAPの3人。意外な形で、テレビの世界へ本格復帰が実現しそうだ。
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