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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 中丸雄一、必死に取り繕う

『旅サラダ』中丸雄一、淡路島が変な空気になるところを必死に取り繕う「いい香り!」

すごい目でオレンジ生産者をガン見する中丸

 CMが明けると、待望のピザは焼き上がっていた。中丸と山口さんの2人で、このピザをいただく。

 中丸が手でピザを持ち、それを口に運んだ。

「あっづいぃ!!  いい香り!」(中丸)

 熱がったことで生まれた「食べにくい」というマイナスな印象を上書きしようとすぐ1秒後に香りに言及し、プラスへ転換すべく取り繕おうとする中丸。無理がある。熱がるリアクションはバッチリ映ってしまっているのだから。

 というか、中丸の「あついっ!」は期待どおりだし、想像通りのリアクションだった。思えば、数週ぶりに降臨した久方ぶりの猫舌丸。中丸に熱いものを食べさせることで笑いを見出している『旅サラダ』スタッフと、どう見ても中丸の「あっづいぃ」待ちをしていたスタジオにいるレギュラー陣たち。というか、中丸が熱がった瞬間、「でしょうね」と多くの視聴者も先回りして受け止めてしまっていたから、これはただの定番だ。

 隣にいる山口さんは、普通に食べてるし。

中丸 「山口さん、どうですか?」

山口 「すごい、おいしいです……あの、ごめんなさい。僕、柑橘苦手なんです」

中丸 「ウソでしょ?」

 オレンジ生産者による、「柑橘は苦手」という衝撃の告白だ。なに、このオチは? 新喜劇なら、全員が転ぶところだ。生産者が自分で作っているものを苦手なのは、さすがに面白すぎる。魚が嫌いなのに釣りしてる人じゃないんだから。びっくりしすぎて、顔が固まった中丸が山口さんをガン見している。いや、それはリポーターの目つきなのか……?

 現地の人に余計なことを言われ、淡路島が変な空気になっている。

山口 「でも、すごいおいしいです」

中丸 「いや、びっくりした、びっくりした。でも、それでもうまく使ってるということですよね」

 山口さんによる告白後、言葉を選んで発言することで頑張って場をつなごうとする中丸。結果、なんとか取り繕えたようだ。

 今回の「なかまる印」は、他人事ながら見てて焦った。猫舌が爆発しているリポーターと、「柑橘系は苦手」と告白した生産者が、2人だけでみかんピザを食リポしていたのだ。淡路島まで行って。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2023/05/27 06:00
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