ヒカキンに続きヒカル、へずまも…YouTuberのラーメンプロデュースは成功するのか?
#ヒカキン #ヒカル
このところやたらと耳にするようになったのが、YouTuberによるラーメンのプロデュース業だ。
5月9日には、人気YouTuberのヒカキンが長年の夢であったというカップラーメン開発を叶え、日清食品とのコラボレーションで1年をかけて準備した「みそきん」を発売。全国的に売り切れが続出しているといい、フリマアプリでは転売が相次いでいる。
すると5月20日には、今度はヒカルが「ずっとラーメンが作りたかった。もう一つの夢だった」とし、味噌ラーメンをプロデュースすることを発表。ラーメンチェーン店「ばんから」とのコラボレーションで、「みそる」と題し、都内23区のばんからで20日からの1カ月限定販売を始めたが……。
「ヒカキンは長い時間をかけて商品開発に向けて動いていましたが、ヒカルは『2日間考えに考えてたどり着いた究極の一杯』と説明。価格は1200円とチェーン店のラーメンにしては割高ですが、『そこはヒカルが出したラーメンということで』と、自身のブランド価値が加わった値段だと言い切っていました」(YouTubeライター)
ヒカルは以前、「みそきん」を試食し、「100円でも買わない」と酷評していただけに、ヒカキンに追随して味噌ラーメンを発売することについて、「ヒカキンが味噌ラーメン作ったから後からマネするとかダサい」「既存の店舗で元々あった商品をアレンジして売り出すだけだからほぼノーリスク」「本当はみそきんを食べてみて思った以上に美味しくて、便乗したんじゃないの?」といった批判の声も出ている。
「最初の告知動画からしてヒカキンが『みそきん』を発表した際のCMの完コピなので、明らかに狙って便乗している。“企画をパクった”と批判されることも織り込み済みでしょう。とはいえ、『みそきん』が話題になっているのを受けて2週間足らずでチェーン店まで巻き込んで商品化させるスピード感は真似できるものではなく、ヒカルならではといったところ。これまで、ファミリーレストランのジョイフルとハンバーグやから揚げを共同開発して成功させるなど食のプロデュースの経験があったこともこのスピード感に貢献したでしょうね。『みそきん』の“パロディ”企画であることをはっきりさせているからこそ、『2日間考えただけあって、浅い味してます』『試作した数、たったの3種類。たった30分で味が決まりました』といったぶっちゃけトークもファンには受けていますね」(同)
21日には、迷惑系YouTuberとして知られたへずまりゅうも、「正直、ヒカキンやヒカルのお遊びラーメンには死んでも負けません」とツイート。「極鬼味噌ラーメンみそま」をプロデュースすると発表している。
飽和状態となったうえに、YouTubeの広告収益がクリエイターによって激減したとされるなど、以前よりも稼ぎにくくなっていると言われるYouTube業界。今のところ、知名度を生かした「食のプロデュース」が新たな潮流となるというよりは、話題になっているものに便乗した企画が横行しているだけといえそうだが、“みそきんフォロワー”たちは成功を収めるだろうか。
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