東山紀之の公開謝罪「SMAPの頃から変わってない」事務所に“火に油”
#ジャニーズ #櫻井翔 #東山紀之
少年隊・東山紀之が5月21日朝、メインキャスターを務める報道番組『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)に生出演し、自身が所属するジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長(2019年死去)の性加害問題について言及。ネット上では、東山の毅然とした態度に好意的な声が寄せられると同時に、ジャニーズ事務所への批判ムードが高まる事態となっている。
番組開始から約30分後、番組がこの問題を取り上げると「ここで少し、お時間をいただきます」と切り出した東山は、藤島ジュリー景子社長から動画や文書で公式見解が出されたことに触れつつ、「この件に関しましては、(所属タレントの中で)最年長である私が最初に口を開くべきだと思い、後輩たちには極力待ってもらいました。彼らの心遣いに感謝します」と説明。
被害を告発した元ジャニーズJr.に対しては、「今回の喜多川氏に対する元Jr.たちの勇気ある告白は、真摯(しんし)に受け止めねばなりません」「未成年に与えた心の傷、人生への影響は計り知れません」と推し量った。
さらに、事務所の今後について、「我々もどのような未来を迎えるべきなのか」「そもそも、ジャニーズという名前を存続させるべきなのかを含め、外部の方とともに全てを新しくし、透明性をもってこの問題に取り組んでいかなければならない」とコメント。
最後は、「心を痛めた全ての方々、本当に申し訳ありませんでした」「日曜の朝にこのような話をしてしまい、重ね重ねおわびを申し上げます」と頭を下げ、謝罪した。
ジャニーズタレントが出演する報道番組といえば、ほかにも15日放送の嵐・櫻井翔がキャスターを務める『news zero』(日本テレビ系)などがあるが、『news zero』では、メインキャスターの有働由美子が「この件については、番組で話し合って私が話します」と断った上で、「性被害は絶対に許さないという姿勢で、しっかりと向き合っていきたいと思います」などとカメラに向かって発言。
この時、櫻井はコメントせず、フレームアウトしたため、視聴者からは「櫻井も被害者かもしれないのだから、ベストな対応だと思う」「櫻井、逃げたね。キャスターとしてどうなの?」と賛否が飛び交っていた。
今回の東山による「後輩たちには極力待ってもらいました」発言が、櫻井を擁護した発言であることは明白であり、ネット上でも「東山さん、翔くんをかばってくれてありがとうございます」と多くの櫻井ファンから感謝の声が上がっている。
しかし、“コメントは最年長の東山から”というジャニーズ側の事情によって、『news zero』と『サンデーLIVE!!』の間でなんらかの擦り合わせが行われた可能性が浮上したことから、報道番組が徹底するべき“中立性”を欠いているとの指摘も。そういった観点から、「こんな状況でも、結局、テレビ局はジャニーズのいいなりか」とマスコミに落胆する声も見られる。
また、14日夜、ジュリー社長が自身の謝罪動画を公開したのに対し、東山は生謝罪とあって、「本来なら社長が記者会見するべきなのに、タレントに謝らせるなんて……。この会社はSMAPの公開謝罪の時から何も変わってない」「会社の不祥事を商品に謝らせる会社ってなんなの? 普通の企業ではありえない」と批判も。
中には、「事務所の指示ではなく、東山個人の意向では?」と“単独プレー”の可能性を指摘するネットユーザーも散見されるが、20日付のニュースサイト「週刊女性PRIME」は、ジャニーズ事務所が代理店に対し、東山が『サンデーLIVE!!』で言及する可能性があることを事前にメールで一斉送信していたと報じており、東山一人の判断とは考えにくい状況だ。
経営陣による記者会見を求める声が増幅し、“火に油”状態にも見える東山の公開謝罪。いちタレントが頭を下げる必要はあったのだろうか……。
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