「どん兵衛」の“和風離れ”した韓国味「ヤンニョムチキン味」「海鮮チャンポン味」の再現性は?
#韓国 #カップ麺 #どん兵衛 #カップ麺一行3昧
辛さと海鮮の両立!「どん兵衛 韓国風旨辛海鮮チャンポン味うどん」
続いては「どん兵衛 韓国風旨辛海鮮チャンポン味うどん」214円(税別)。「海鮮チャンポン」味も韓国のカップ麺でよく見るフレーバーです。日本では豚骨ベースで海鮮や野菜の旨みを効かせている「長崎ちゃんぽん」のカップ麺が多いですが、韓国の「チャンポン」は辛味を効かせた海鮮スープとなっています。
日本のカップ麺でもこれまでに辛味を効かせた海鮮味の韓国フレーバーが再現されていますが、甘辛な味のものに比べると本場の味を比較的きちんと再現できているものが多いように見えます。今回の「どん兵衛」は果たしてどうでしょうか。
イカや貝といった海鮮の旨味が感じられる醤油味のスープに、唐辛子やニンニクでパンチを効かせています。結構ガツンとくる辛さで、激辛まではないものの、辛口~大辛レベルはありそう。辛いものが苦手な場合は注意が必要です。それでいて、海鮮味の風味もガツンと感じられ、辛味と海鮮味を高レベルで両立していました。
長崎ちゃんぽんのとんこつベースの真っ白なスープと違い、韓国は醤油や味噌ベース。ただ、韓国のカップ麺を食べていても辛さが強いばかりで海鮮はそれほど強く感じられないもののほうが多い印象です。
対して今回のスープは、醤油ベースながら、海鮮、特にイカの風味が強く、海鮮がストレートに伝わる感じがしました。韓国商品以上に辛味と海鮮を両立しています。
麺は、幅広でストレート形状の油揚げ麺のうどん。「どん兵衛」らしく弾力のある多加水麺食感で、辛くて海鮮も強いスープに対して存在感で負けていませんでした。スープがいつもと違っていても、麺がしっかり「どん兵衛」です。
具は、イカ、ニラ、キャベツが入っています。特にイカとニラが特徴的ですが、どちらも量もしっかり入っていました。ニラは「宮崎辛麺」などでも定番となっており、辛いスープと合わせると相性抜群です。
韓国味の追求ぶりが和風離れしている
「韓国風甘辛ヤンニョムチキン味焼うどん」は日本のカップ麺としては猛烈な甘さ、「韓国風旨辛海鮮チャンポン味うどん」はイカなどの海鮮味で、それぞれ韓国味をしっかり再現していました。それでいて、どちらもしっかり辛いという、韓国味の追求ぶりが和風離れしていました。
「どん兵衛」の麺はストレートで弾力のある食感で、他商品に比べて大きな特徴を有しています。そのため、麺だけで「どん兵衛」らしさを十分に表現できることで、スープは冒険してぶっ飛んだ味にすることを可能にしているように思います。
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