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『見取り図じゃん』盛山がコロチキ・ナダルを弁護する回で過激トーク連発

『見取り図じゃん』盛山がコロチキ・ナダルを弁護する回で過激トーク連発の画像1
番組公式サイト」より

「おもしろいものを作る」を目標に、日々切磋琢磨している若手芸人。彼らがお笑い番組を見るとき、必然その目線は厳しくなる。そんな芸人間で評価される番組は、掛け値なしにおもしろいと言っていい。この企画は現役の芸人をゲストに呼び、「最近芸人が一番おもしろいと感じた番組」を紹介してもらう対談企画である。

 今回のプレゼンターは芸歴14年目のAさん。

「見取り図じゃん」ナダルを弁護せよ!!弱者の味方…ヤミの弁護人・盛山!

Aさん ぼくが最近見た番組の中で一番おもしろかったのは、「見取り図じゃん」の「ナダルを弁護せよ!!弱者の味方…ヤミの弁護人・盛山」です!

ゴリラ これめっちゃ笑いました! おもしろかったですよね。

Aさん この企画は、法律学校出身の盛山さんが弁護士役となり、味方のいない弱者の要望を法律的視点から援護・バックアップし叶えていくというもの。今回の依頼人は「コロコロチキチキペッパーズ」のナダルさん。その主張は「コロチキは知名度・活躍的に“ナダル”でもっているコンビだから、ギャラの配分を“8:2”にするべきだ」というもの。

ゴリラ 全体の構成としては、西野さんへのギャラ配分見直しの「提案」「交渉」「ディスカッション」の流れでしたけど、全箇所おもしろかったですよね。

Aさん 普通は「提案」の段階って問題提起だから、ひと笑いあってそのまま交渉に流れる部分なんだけど、提案段階からとても笑えるんだよね。最初から「最近、TVで西野見ました?」「西野からネタを書く作業を取ったら何も残らないから、あえて書かせている」「お客さんは全員ぼくを見てる」とパワーワードの連発。本筋に入る前に、十分に勢いをつけられている所が凄い。

ゴリラ ナダルさんって一言で笑いに持っていく力が強いですからね。たった一言に感情を乗せて、抜群の間とテンポで言葉を挟めるから一気に笑いの天井を叩けるというか。

Aさん それに今回、いつもアシストに徹している西野さんからの「自分はいつでもナダルを辞めさせられる」というトークの反撃も凄かった。トーク内容が過激過ぎて、オンエア上でカットが出てくるくらいのエピソードトーク。内容が聞けないトークも多かったけど、強エピソードの余韻は現場に残っていて、番組が数段階おもしろくなったよね。最後盛山さんの「西野さんの話聞いてたら……(ナダルって)大犯罪者ですよね?」に全部が集約されてるというか。

ゴリラ どの番組でも、ナダルさんの異常性を際立たせる導入は西野さんが作っている事が多いですよね。今回はディスカッションという事で、導入だけじゃなくて、よりパンチの効いたエピソードの出し方をされてました。

Aさん 他の番組でのエピソードの出し方だと、「ナダルってこういう所あるんですよ」という「紹介」的な出し方をするけど、今回はディスカッションという事で、エピソードで「攻撃」をするような出し方をしてたね。他番組ではあまり見れなかった二人の関係性が見れた、秀逸な回だった。

吉松ゴリラ(お笑い芸人)

SHUプロモーション所属。 宮崎大学大学院首席。もともとコンビで活動をしていたが、解散後ピンへ転身した。

Twitter:@hidetaka111

Instagram:@h_yoshimatsu

YouTube「よしまつゴリラちゃんねる」

よしまつごりら

最終更新:2023/05/30 14:37
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