木村拓哉『教場0』視聴率は危険水域も…フジで映画化「内定強行」の噂アリ
#ドラマ #木村拓哉 #フジテレビ #教場
木村拓哉が主演を務める月9ドラマ『風間公親-教場0-』が、視聴率の低下に悩まされ続けている。5月15日に放送された最新話となる第6話の平均世帯視聴率は、8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とこれまでの最低を記録。キムタクが主演を務めるドラマとしては厳しい低視聴率で、フジテレビ局内には緊張が走っている。
「視聴率が発表された火曜の朝には、編成部や広報部が集まり緊急会議が行われたようです。6話では、木村さんが演じる主人公・風間公親の目を刺し、さらに北村匠海さんが演じる新人刑事の遠野章宏を滅多刺しにした犯人が、森山未來さんだと明かされた。さらに、次週からは元乃木坂46の白石麻衣さんも登場し、新垣結衣さんなどと共演する予定。豪華メンツが揃うので、なんとかPRして視聴率を2桁に戻すように、四苦八苦しているようです」(フジテレビ関係者)
ちなみに『教場0』の平均世帯視聴率は、初回の12.1%から、10.7%→9.8%→9.6%→9.1%→8.3%と、右肩下がり。かつては“高視聴率男”と呼ばれ、日本を代表する俳優として崇められていたキムタクだが、昨年には『未来への10カウント』(テレビ朝日系)の視聴率がキムタクの主演ドラマ史上で初の一桁台に陥落して大騒動になったばかりだ。
『教場0』は、全話平均で一桁視聴率も現実味を帯びフジテレビも焦りを見せているという。それにしても、スペシャルドラマは高視聴率でファンも多く、出演者も豪華なのになぜここまで厳しい戦いを強いられているのか?
「第6話では『あすなろ白書』以来、約30年ぶりにキムタクと共演した筒井道隆が犯人役で出演。さらに、坂口憲二も9年ぶりにドラマ復帰した。ニュースになるトピックが豊富で、フジの広報は大量に『教場0』のリリースを写真つきでメディアに送り続けています。そのためネットニュースで連日記事が掲載されていますが、情報量が多すぎるからか、ネットユーザーから飽きられ、教場の記事ではPVが取れなくなってきた。記者の間では、“サプライズの幕の内弁当”状態で本当の目玉がないと言われています」(ネットニュース編集)
また、ドラマの作りに不満を漏らす教場ファンも多いようだ。
「スペシャルドラマでは、木村が演じる風間はあくまで黒子に徹していた。若手俳優たちがイキイキと演技できる構成が好評だったんです。でも、今回の『教場0』は木村の出番が多くなり、これまでの流れを変えてしまった。短い時間で事件解決もしなければならず、ストーリーが破綻しているとSNSでも不評です」(スポーツ紙記者)
福山雅治の日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』をライバルと目し、今春ドラマでは“キムフク戦争”が勃発したと言われてきた『教場0』。だが『ラストマン』は5月14日に第4話が放送され、平均世帯視聴率が12.4%を記録し、微増ながら前週より高い数値を叩き出している。実力の差をはっきりと見せつけられる形になった。
「もはやいいとこなしで、ジャニーズ事務所も激怒しているとか。これだけ主役級を揃えたのだから、このまま一桁視聴率で終われば大惨敗ということになります」(民放関係者)
いくら視聴形態が多様化したとはいえ、キムタク主演の月9で一桁視聴率というのは時代の移り変わりを感じるものだ。しかし『教場』シリーズには、早くも“続編”の声がフジテレビ社内で流れ始めているという。
「今回の視聴率に関係なく、『教場』は来年に向けて映画化が水面下で進んでいる。今年の夏頃から撮影に入るという話で、また警察学校に舞台を戻すと言われています。前編、後編で2部作にするという話もあり、フジとしてもかなり力が入っている。フジは、5月に発表した通期決算でも、テレビの放送収入は絶不調でしたが、映画事業はしっかりと伸びている。いまのフジは、映画で稼ぐことが至上命題なんですね。教場も連ドラ化する時点から映画化は決定していたという話で、どれだけ視聴率が悪くても劇場版の制作は進められそうです」(民放関係者)
その映画化に関して、木村はまた出演シーンを減らされそうだという。
「劇場版はスペシャルドラマと同じ構成にして、木村は“黒子”に戻ると言われる。木村からすれば、連ドラで自分の露出が多くなった途端に人気が低迷したことで、かなり複雑な心境のようです。しかも、木村は連ドラ化に最後まで難色を示していたと言われる。現場では不協和音も聞こえ出していて、制作陣は木村にかなり気を使っている状況のようです」(同上)
シリーズ化し、キムタクの代表作のひとつになるとも言われていた『教場』。連ドラでまさかの失速をしてしまったが、劇場版の制作を正式に決めて巻き返しとなるか?
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