東京ダイナマイトのネタを完コピした金属バット…必見のネタ合戦ライブが実現
#金属バット #馬鹿よ貴方は 新道竜巳
結成16年以上の漫才賞レース「THE SECOND」は1対1のガチンコ勝負です。ノックアウトステージに32組が選ばれ、1対1で戦う。そこで当たるはずだった東京ダイナマイトと金属バットが、当日東京ダイナマイトのハチミツ二郎さんが体調不良のため出場辞退となり、金属バットの不戦勝になりました。当日は金属バットが勝敗抜きでネタをやるだけの時間になりました。どんなネタをやるのかと思っていたら、東京ダイナマイトのネタを完全コピーして東京ダイナマイトがM-1グランプリ2004決勝の掴みで持ってきた刀までもってきて、再現していました。
金属バットは準決勝に勝ち進み、そこで立ちはだかるタイムマシーン3号にも勝利し、5月20日の決勝8組に残った。元々東京ダイナマイトは単独ライブで「音楽のカバーがあるのだからネタでも別の人がカバーをやってもいいんじゃないか」という事で、チョップリンやフォークダンスDE成子坂のネタをカバーしていた過去を持っています。そしてテレビではダウンタウンの誘拐のネタもカバーして出演していたこともありました。
今回、その東京ダイナマイトのネタを金属バットがカバーするというのは何とも言えない敬意があったのかと思いました。金属バットもM-1グランプリで2015年ごろの準々決勝進出から注目され始め、関東でもライブオファーが急増し、2018年の敗者復活戦でネタ後の絡みでも注目され、ゲストのみちょぱ、あき竹城に「ギャルのねえちゃん」「おばはん」などの言い回しで会話し、次の年からの注目が急激に上がりました。
しかし、決勝に届きそうで届かない状態でラストイヤーをむかえ、一度準々決勝で落とされたが、ワイルドカードで1組だけ準決勝に勝ち上がる権利を得て、準決勝に参戦。しかし、決勝に選ばれることはありませんでした。そんななかTHE SECONDでは決勝に勝ち上がれたというのは素晴らしいですし、強豪の東京ダイナマイトに不戦勝で勝つ流れといい、運も味方しています。結局東京ダイナマイトと金属バットの戦いを見ることなく、THE SECONDは残すところ決勝のみとなりました。
8月20日に東京ダイナマイトと金属バットのワンマッチ興行なるものが開催されます。いわゆるツーマンライブです。キャパ500席のよみうり大手町ホールで行われ、東京ダイナマイトと金属バットのネタ合戦を見ることが出来ます。正直観覧したいライブの1つになりました。チケット争奪戦で勝てる気がしないので配信でゆっくり拝見したいと思っています。
そして東京ダイナマイトは現在吉本興業所属だが、元々はオフィス北野に所属していたこともあり、僕は現在サンミュージックなのだが、元オフィス北野所属という仲もあり思い入れは強い。オフィス北野で初めてM-1グランプリの決勝に行ったのは東京ダイナマイトでした。「初めて金になる奴がやってきた」というビートたけしさんの言葉にも魅了されました。
そして、オフィス北野から2番目に決勝に行ったのは僕らのコンビ「馬鹿よ貴方は」というのもあり、東京ダイナマイトには一目も二目も置いてしまいます。そして金属バットも2016年あたりでの活躍も多かったので、思い入れは強い。初めて生で金属バットとお会いしたのは、阿佐ヶ谷アートスペースプロットという40席ぐらいの劇場でのトークライブでした。出番直前に友康さんがトイレに入り、そのあと僕がトイレに入り便座があがっていたので「立ってするタイプなんだね」とライブ中に話したら、えらく気持ち悪がられた覚えもあります。めきめき頭角を現し始めている東京ダイナマイト、金属バットの2組のネタが見られるこのライブは必見でしかありません。
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