芸人の解散ラッシュに巻き込まれた「馬鹿よ貴方は」本人が反応して真に受ける人続出
#芸人 #馬鹿よ貴方は 新道竜巳
最近、お笑いコンビの解散ラッシュが続いている。先日も「コマンダンテ」の解散から、大阪で活躍していたトリオ「なにわスワンキーズ」の解散もあり、「ジュリエッタ」の解散、今年1月末には「コウテイ」の解散。大阪吉本興業で活躍されていた芸人の解散が多く、ネットニュース等に取り上げられていた。
そんな中でこんなツイートが……。
「馬鹿よ貴方はというお笑いコンビのネタを見てむっちゃ面白くて調べてたらもう解散してた」
いつの間に? と思った。ネットニュースにもなっていないし。馬鹿よ貴方は、はTHE MANZAI2014、M-1グランプリ2015の決勝に出ていた漫才師だ。解散したのならネットニュースの一つにぐらいになるだろうと予想していただけに、解散が多すぎたために埋もれてしまったのかと思って、「知らなかった、解散していたんですね」と引用リツイートした。
すると、その引用リツイートが13000いいねを超えたのだ。ここまで読むと「?」となってしまうのはわかる。なんで引用リツイートが13000いいね、ついたんだって事だと思うが、この「知らなかった、解散していたんですね」というのは、馬鹿よ貴方は新道竜巳本人が書いたものだからだ。
自分のコンビの解散ツイートに本人は心当たりがないので、知らなかったと書いたら拡散されたのだ。察しのいい人ならすぐに分かるだろう。そうやって書く=解散していない、と気づくのだが、この引用リツイートに「え、解散したの?」と信じてしまう人も続出してしまった。
「もったいない」「ちょっと好きだったのに」と、大して好きじゃない人も好きだった感じだけを出してツイートする。解散という文字だけに躍らされてちゃんと読むことを怠ることにより、解散と思う人を増やしてしまったのだ。
オジンオズボーンやうしろシティの解散もあったので、このタイミングでの馬鹿よ貴方は解散にあまり疑問を持たれなかった事へのショックもあった。逆にそれを知ったうえでライブ会場で偶然会った寺田浩明さんに「解散したんですか」と弄られ、お客さんにも「解散したんですか」と、もはやコミュニケーションツールとなりつつある。
その光景を見た別のお客さんが「さっき観たライブに新道さんが見学に来ていた。帰りがけ、自分の前のお客さんが『馬鹿よ貴方はって解散してないんですか~?w』と声をかけていた。ウワッと思ったら新道さんは『してませんよ~失礼な』と優しく返していた。いい人だな。ライブ観に来たらこんな事言われなきゃなんないの大変にも程ある」と憤慨してくれていたが、お気遣いありがたいが、全く何とも思っていない。
昔M-1グランプリ決勝に行ったとき、会話のとっかかりとして「おめでとうございます」と言われたが、今はそれと同じ感じで「解散したんですか」と言われるだけで、こちらとしては「おはようございます」と同意だと思っている。ちゃんと理解してくれているだけで十分そこに敬意があると思う。
他人は他人に対して興味はないというのはあって、最近よく言われるのは今年THE SECOND(結成16年以上の賞レース)出なかったんですか? とよく言われる。「いや今年まだM-1グランプリあるし」(結成15年以内の賞レース)というと「え、まだ出れるんですか?」というだけならまだしも「芸歴サバ読んでるんですか?」と疑いの目が激しい。
個人の芸歴は長いが結成年は全く嘘をついていない事を言っても「……本当は?」と疑いの目がなくならない。疑うなら十二分に調べればわかると思うし、結成6年目でTHE MANZAI決勝にいったのだから、まだそりゃ出れるだろと気付いてほしい。
芸人の解散が増える一方で輝くマシンガンズ滝沢の「ゴミ清掃員芸人」という生き方
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