先に打ち切られるのは『DayDay.』か『ぽかぽか』か?視聴率の苦しい現状
#視聴率 #ぽかぽか #DayDay
17年続いた『スッキリ』(日本テレビ系)の終了を受けて始まった『DayDay.』の視聴者流出が止まらない。4月19日放送の第1部の世帯視聴率は3.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人視聴率は1.6%。第2部は世帯2.4%、個人1.2%となっている。
「最終回となった3月31日の『スッキリ』の第1部が世帯6.0%、個人3.4%、第2部が世帯5.1%、個人2.8%でした。放送が始まる時間が違うので単純に比較はできませんが、約半分の視聴者が離れていってしまっていると考えていいでしょう」(テレビ業界関係者)
『スッキリ』が朝8時開始だったのに対して『DayDay.』は9時スタート。日テレとしてはそれまでの視聴動向や番組の縦のフローを見直した上での英断で、時間帯の移動が有効に働くこともあれば、大きなリスクになることもあるのは重々承知の上だろう。
「日テレはフライングスタートという手法で、数字をもぎ取る努力をしてきました。これは、たとえば夜8時スタートが通例のゴールデンタイムの番組を、他局のCMチャンスである夜7時56分から始めるというものです。ただ、『DayDay.』の場合は朝9時スタートのメリットがどこまであったのかは、疑問と言わざるを得ません」(同)
『DayDay.』の前に放送されているのは『ZIP!』だが、どこまで視聴率をキープできているのだろうか?
「たとえば、前述の4月19日の『ZIP!』の第2部は世帯5.1%、個人2.9%。F2(35~49歳女性)は5.8%、F3(50歳以上女性)も4.0%ですが、続く『DayDay.』第1部はF2=3.1%、F3=2.6%と、最大2ポイント以上も落ちています。まだ始まったばかりですが、この現状だけを見れば、一大刷新する必要があったのか疑わしいですね」(同)
一方、フジテレビの昼も改革を断行。1月からハライチ、神田愛花による『ぽかぽか』がスタートしている。
「オープニングから40分、時には1時間以上放送しているゲストトークコーナー『ぽいぽいトーク』がメインの番組になっています。ネットニュースではよく発言が切り取られていますが、ハライチと神田が噛み合っているようでいまいち噛み合っていない。そもそも彼女は番組にフリーハンドで臨んでおり、ゲストの勝手なイメージを考えてフリップに出す際も、昼に合わない下ネタをぶっこんでくることがある。これをおもしろがる視聴者もいるようですが……」(同)
番組開始から4カ月以上が経過したが、視聴率はどうなのだろうか?
「4月21日放送の『ぽかぽか』は世帯1.4%、個人0.7%。特筆すべきは20~29歳女性の視聴率で、『*』(米印)でした。これは0.1未満で測定不能を意味します。つまり極端な話、誰も見ていないということです。ちなみに同21日の深夜番組『オールナイトフジコ』(金曜深夜0時55分から)の世帯は1.5%、個人は0.7%。占拠率が違いますが、深夜番組並みの数字ということです」(同)
『ぽかぽか』の前に放送されていた『ポップUP!』と比べても、飛躍は見られないという。
「たとえば、昨年11月21日の『ポップUP!』は世帯1.3%、個人0.6%でしたから、数字的にはほとんど変わりません。ただ、世間での受け入れられ方は何となく『ぽかぽか』の方が優位にあるという程度。『ポップUP!』を9カ月で打ち切ったフジの編成部は、これをどう判断するかですね。メンツ的にも、元横綱貴乃花光司と元フジテレビアナウンサー河野景子の次女・白河れい(月曜レギュラー)、声優・花澤香菜(火曜レギュラー)、落語家・桂二葉(水曜レギュラー)など、番組への貢献度が高いとはいいがいたい謎のキャスティングも多いです」(同)
果たして、半年後、そして1年後、生き残っているのは『DayDay.』と『ぽかぽか』のどちらだろうか?
『ぽかぽか』ハライチ岩井の才能が爆発している「ぽいぽいトーク」のスゴさ
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