藤島ジュリー景子社長が「知らなかった」はずはない、ほかスクープ16本
#元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
今週の注目記事・第1位「“WBC侍ジャパン”西武・山川穂高(31)が“強制わいせつ致傷容疑”で事情聴取『被害女性は下半身から出血するけがも。処罰感情は強い』」(文春オンライン05/11)
同・第2位「逸ノ城 電撃引退を招いたおかみさん殴打とアルコール依存症」(『週刊文春』5/18日号)「相撲界に激震 被害力士が実名証言! 協会ナンバー2『元大関霧島』が『暴力事件』隠蔽」(『週刊新潮』5/18日号)
同・第3位「共演でわかった中居正広・香取慎吾『6年の恩讐』」(『週刊文春』5/18日号)
同・第4位「安倍元首相暗殺疑惑の自衛官を直撃」(『週刊文春』5/18日号)
同・第5位「大谷翔平発見撮800億円男の『金のマメ』」(『FLASH』5/23日号)
同・第6位「古屋議員秘書が自死寸前に小誌記者に訴えたこと」(『週刊文春』5/18日号)
同・第7位「熱湯をかけ下腹部を切り…彼氏殺害女(29)の履歴書」(『週刊文春』5/18日号)
同・第8位「新宿歌舞伎町『立ちんぼ少女』たちの危険な日常」(『週刊現代』5/20号)
同・第9位「なぜか弟のポスター大量掲示で“変な戦い”史上最年少『26歳芦屋市長』もう一つの顔」(『週刊新潮』5/18日号)
同・第10位「首相官邸で自殺 25歳巡査が吐露『拳銃を持つと…』」(『週刊文春』5/18日号)
同・第11位「昭恵夫人が“晋三元首相の別荘”を手放した 安倍家の『相続』最終結論」(『週刊ポスト』5/26号)
同・第12位「三菱UFJハイリスク債販売で被害者集団訴訟の動き」(『週刊文春』5/18日号)
同・第13位「テレ朝元労組委員長が転売ヤーで“クビ”になった」(『週刊文春』5/18日号)
同・第14位「坂本龍一 最後の闘い」(『サンデー毎日』5/21日号)
同・第15位「『秋篠宮』を悩ます“飽き性”『小室圭さん』と堅実なサーヤ夫『黒田さん』の近況」(『週刊新潮』5/18日号)
同・第16位「“ハリウッドの重鎮”と手を組んだ“戴冠式拒絶”『メーガン妃』の野望」(『週刊新潮』5/18日号)
同・第17位「『流山』の何がそんなにすごいのか」(『週刊新潮』5/18日号)
同・第18位「震度6強 能登地震で分かった『次の巨大地震は首都圏で起こる』」(『フライデー』5/26日号)
【巻末付録】現代とポスト、SEXYグラビアの勝者はどっちだ!
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4月末から5月9日まで海外に行っていた(そのため1週お休みをいただいた)。海外といってもハワイのカウアイ島だが、ゴールデンウィークの真っただ中だというのに、日本人観光客はほとんど見かけなかった。
日本人は直行便のあるオアフかハワイ島に行くから、ローカルなカウアイには足を延ばさないのだろうか。
ここは島の7割以上が密林状態で、昔のハワイが残っている。マウイ島は金持ちの島だが、ここは庶民の島とでもいいたくなるほど、素朴で美しい風景がある。
エルビス・プレスリーの映画に『ブルーハワイ』というのがあるが、その映画が撮影されたのはここである。映画『ジュラシックパーク』もここで撮られたという。
この物価高、円高の中で、ハワイなどと優雅なもんだと思う人もいるかもしれないが、私のような由緒正しい貧乏人のハワイ旅行は、飛行機代を除けば、日本にいる以上にカネがかからないのである。
外で食べようにも、さほどハワイにうまいものなどない(失礼!)。タロイモが大好きという人なら外へ食べに行くのもいいだろうが、私は嫌いだ。
初日、スーパーへ行って安いステーキ用の肉を大量に買う。野菜、果物、ビール、ワインを滞在している日数分だけ仕入れる。
調味料、焼酎、そうめんを日本から持ち込み、夕方から外にあるバーベキュー用のブースへ行って、まずはジャガイモや玉ねぎ、ソーセージをガンガン焼きながらビールを飲む。
ブルーの空と海。ハワイ独特の風(貿易風だそうだ)が心地よい。
サンセットを眺めながら飲むワインは安物でもロマネコンティの味がする。
何もすることがない。時間がゆるゆると過ぎていく。ハンモックに乗って空を見ながらマイタイを飲む。夕暮れ時はプラターズの『トワイライト・タイム』を聞きながら、海に沈む夕日を眺めながらマイタイを飲む。
すっかりハワイボケしてきたため、今週の原稿は支離滅裂になる恐れがあるので、ご容赦を。
まずは、フライデーの地震の記事から。このところ地震が多い。5月5日には石川県珠洲市で震度6強という強い地震があったが、その後も全国で強い地震が発生している。
フライデーによれば、東日本大震災を引き起こした日本の東側にある太平洋プレートの動きが不気味だという。
「太平洋プレートが東から西に動いていることで、隣接する他のプレートの活動を活発化させています」(立命館大学環太平洋文明研究センターの高橋学特任教授)
巨大地震は近い将来必ず来る。地震に関しては「常在戦場」という覚悟を忘れないようにしなければならない。
さて、千葉県流山市がすごいとは最近よくいわれる。全国700以上ある市の中で6年連続人口増加率を達成している。
その大きな理由は、「駅前ビルの仮託児所に園児を送っていくと、そこからは市が各保育園までの送迎をやってくれる送迎保育ステーション」など、子育て共働き世代に的を絞った政策が功を奏し、第一線で活躍する多くの女性たちが移住してきて、市内で新しい雇用が生まれているというのだ。
この流山に注目して『流山がすごい』(新潮新書)を書いた大西康之と、地域エコノミストの藻谷浩介が、新潮誌面で流山について語り合っている。
大西は、「今の流山には、自分たちの市を自分たちで作っていく、という雰囲気があるんですよ」といっている。これがほかの町と流山の一番の違いだろう。
私は東京の中野区というところに住んでいるが、私を含めた多くの住民は、この町を自分たちの町、自分たちで作っていこうなどと考えてはいない。
都心からの交通の便が良くなったことが大きい。少し前までは都心から流山は遠いところだった。
だいぶ前になるが、私の親しくしていた医師の庭瀬康二が流れ山に移り住んで、「老稚園」という老人医療を始めた。
ノンフィクション作家の本田靖春は流山の病院で晩年を過ごした。やはりノンフィクション作家の佐野眞一も流山に居を構え、先ごろ亡くなった。
草深いといっては失礼だが、昔とは様変わりした流山を久しぶりに訪れてみたくなった。
ヘンリー王子は父親チャールズ国王の戴冠式に出席はしたが、周囲の冷たい視線に耐えられず、早々に自宅のあるカリフォルニアに戻った。
妻のメーガン妃は、息子の誕生日だという理由で、英国には行かなかった。
前々からいわれていたことだが、メーガンが米大手タレント事務所「ウィリアム・モリス・エンデバー」と代理人契約を結んだと、新潮が報じている。
所属の有名人は、ミランダ・カーやマット・ディモン、メーガンの親友として知られるセリーナ・ウィリアムズなどがいるそうだ。
彼女はさしあたって映画やテレビ番組のプロデューサーとして動くようだという。
メーガンの代理人はアリ・エマニュエルCEOで、彼はハリウッドの重鎮であるばかりか、トランプの代理人を務めたこともあり、イーロン・マスクとも昵懇だという。
将来政界入りを目指しているといわれるメーガンにとって、野望を実現する人脈ができつつあるようだ。
お次は小室圭のお話ではなく、やはり上皇の娘、サーヤこと黒田清子さん(54)の夫君である黒田慶樹(58)の話題。
彼は都庁勤めだが、4月1日付で都市整備局の担当部長に就任したというのである。ラインの部長ではないが、年収は1200万円を超えることになるそうだ。
58といえば定年間近だが、外郭団体に出向したそうだから、65歳まで働けるのではないかという。
実にめでたい。それに比べて、小室圭のほうは、勤めている法律事務所が経営不振のためリストラの嵐が吹き荒れ、いつクビになるか戦々恐々だという。
堅実で平凡な人生を送ること。そのほうが波乱万丈な人生を送るより難しいのだ。
ところで、音楽だけではなく、社会問題にも関心を向け、発言してきた坂本龍一だったが、彼が、東京・新宿区にある「新宿御苑」に、福島県にある中間貯蔵施設から放射能に汚染された土を運び込むことに反対していたことは知らなかった。
私も年に1、2回はいく新宿御苑に、汚染土を運び込んでいることさえ初耳だ。
サンデー毎日で斎藤貴男がレポートしている。
ごくごく一部の住民しか知らせなかった環境省の説明会では、こんな質問が出たという。
――安全なら環境庁の敷地内でやればどうか。
「環境省所管の施設の中で候補を検討し、地元の自治体ともご相談の上、選定した」
ということは、当然、小池都知事は知っていて了解したということだろう。
その説明会には東電の人間は来ていなかったそうだ。
汚染土搬入予定地は、重要文化財指定旧洋館御休所で、新宿門と大木戸門の中間あたりになる。
原子力規制法では、原発解体で出た金属等を安全に再利用する基準を放射性セシウム1キログラム当たり100ベクレルとしているのに、今回環境省は「8000ベクレル以下であること」といい続けているそうだ。ふざけるな! である。
推測すれば、この有名な公園に汚染土を入れ、そこに花壇でも作り、花を咲かせて、「汚染土でも花が咲きます、安全ですよ」とアピールしたい魂胆だろう。
御苑で成功すれば、全国に汚染土をばらまくはずだ。
僅かな住民たちが反対運動をしているが、この国のとんでもない悪行を都民全体で阻止しなければいけない。
坂本は、「子どもを含めたあらゆる年齢の人たちが憩う公園に、放射能によって汚染された土をまくという。どうしたらこんなとんでもない考えが出てくるのだろう」と書いている。
今年の桜の時期も、孫たちを連れて御苑で遊んだ。都内唯一といっていい広大な公園を汚染しようという発想が、私にもわからない。
岸田も小池も出てきて、丁寧な説明をまずするべきだ。それでも私は絶対反対する。
さて、社内の備品を売って小遣いを稼ぐという「コソ泥」は今も昔もいる。
先日もテレビ朝日で、ドラえもんがデザインされたピンバッジを転売していた社員が出ていた。
普通、そういうことがあれば、二度とこういうことのないよう気を付けようとなるはずだが、テレ朝の社員には不心得者が多いのではないか。
元労働組合の委員長まで務めた30代後半の社員が、会社の備品であるPCやiPadなどを盗み、転売してカネに替えていたことが発覚したと文春が報じている。
本人は、全額を弁償して諭旨退職になったという。盗んだ理由は、スマホのアプリゲームにはまりカネに困った末というのだから、精神的にも幼いのだろう。
こんな連中が作っているテレビ番組だから、視聴率さえ取れればいいと、愚にもつかないものを垂れ流すのだ。そう思わないか?
私は株はやらない。その理由は、これまでの人生で2回、株を買ったことがあるが、そのいずれも数日で何倍かに値上がりした。
1回目は野村證券の部長クラスに教えられた。2回目は私が懇意にしていた経営者で、仕手株で儲けていた人物だった。
この2回の経験で、株は素人が手を出すものではないと悟った。以来、一度も手を出したことはない。
三菱UFJの子会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が販売したクレディ・スイスのAT1債が、スイスの金融当局が支援を決め、トリガー条項に抵触したため、発行するAT1 債が株式に転換されて「無価値化」されてしまったため、虎の子のカネをつぎ込んだ人たちから、集団訴訟の動きがあると、文春が報じている。
なんのことだがさっぱりわからないが、こんなことになる可能性があると、債券を売るときにはなんの説明もしなかったというのである。
親会社のUFJ証券HDの山本慎二郎常務は会見で、「販売はルールに基づき、しっかり説明していた」といったが、そうではないようだ。
売るときに、「スイスの2大銀行のクレディ・スイスがつぶれると思いますか? 思わないですよね」と営業トークしていたという証言があるから、勧める方も「潰れる」なんて考えていなかったのだろう。
訴訟で戻ってくる保証はあるのだろうか。株や債券はすべて自己責任といってしまっては身もふたもないが、そういうものである。
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