星野源、音楽も役者も「才能ないからやめなよ」と言われた過去…「才能あったわ」
#星野源 #みやーんZZの「RadioEdit」
こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第108回目。今回は5月9日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で星野さんが「才能のあり・なしを人に判断させてはいけない」と話していた部分です。
長年続けていた雑誌『ダ・ヴィンチ』のエッセイ連載「いのちの車窓から」が最終回を迎えたことについて触れながら、最終回で「書くのが苦手だった」と書いたことについて話し始めた星野さん。それでも「才能がなくても、やったっていいじゃないか」と考え、書き続けてきた星野さんですが、長年の連載を終えるに至り、「俺ね、才能、ありましたわ」と思ったんだそう。
「俺、音楽も役者も人に『才能がない』って言われたの。『才能ないから、やめなよ』って言われたけど……俺、才能あったわ! で、思うんだけど。『才能のあり・なしを人に判断させるな。自分で見つけろ』ということです。本当にそう思いました。
僕はしつこくやる性格でもあったし。しつこくやり続けて、『別に才能がなくてもやったって、いいじゃねえかよ!』っていう気持ちになる才能が僕にはあって。それは、たとえば文章の才能の中のひとつであり、音楽の才能の中のひとつであり、役者の才能の中のひとつであり。だからさっきのメールでもありましたけど、人が言うこと。人が自分を否定することを信用するなということです。
僕はうっかりそれを信用しちゃって『俺は才能がないんだ』と思い込んでたけど。それで『才能がなくてもやったって、いいじゃないか』と思ったけど。そうじゃなくて俺は(才能が)あった(笑)。あったし、見つけたから、俺は『才能があったぞ!』って言っていこうと思う。で、みんなも言っていいと思う。それはなんか、おごりとか、調子に乗ってるとかじゃなくて。自分で見つけるものなんだということなんだと、改めて気づけたんですよ」と話していました。
この日の放送では18歳のリスナーからの「同じ部活の人から『あなたは変だ』と言われ、落ち込んで『普通の人と同じように振る舞わないと』と強迫観念に駆られて過ごしていたが、別の部活の友人から『あなたのアイディアは部員の中で頭ひとつ抜けていて、すごい』と言われて救われた」というメールに対して「あなたが悪いことをしたのでなければ、あなたを否定するような人のことではなくて、褒めてくれる人の話を聞きましょう」と話していた星野さん。
「自分を否定する言葉って『あなたのためを思って』とか言うけど。でも、そんなの、本当にあなたのためを思って言っている人なんて、ほとんどいないんで。それは己のために、己が生きやすいように、人を踏みにじってるだけなんで。でも、この人は別の友達から『あなたはすごい』って言われているんだから。その人の言葉を信じてください」と話していました。
他人が発するネガティブな言葉との向き合い方について、自分自身の体験を踏まえながら話されていた星野さんの言葉、とても胸に響きました。
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