『櫻井・有吉THE夜会』企業ベッタリの買い物企画連発で打ち切り危険水域へ?
#TBS #櫻井・有吉THE夜会
有吉弘行と櫻井翔がMCを務める『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)が迷走している。お笑い界のトップランナーと、アイドル界の頂点に立つ人気者同士がタッグを組んだ同番組は2014年にスタート。今年に入ってトーク番組から買い物番組へと変容したが、その評判は芳しくない。
「番組はこれまでもマイナーチェンジを繰り返してきましたが、今年1月にスタートしたのが買い物対決企画です。内容はスタジオに量販店などの店舗を再現し、設定金額ぴったりに買い物できるかを競うもの。いろいろな商品を紹介しつつ、芸能人の金銭感覚をチェックする狙いがあるようです」(テレビ情報誌記者)
視聴者が芸能人の金銭感覚に興味があることは、『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の「ゴチバトル」が長く続いているのを見れば明らか。芸能人がどんな商品に惹かれ、それをいくらだと思うのかは興味深いが、ネットを見る限り……
「最近の夜会、買い物企画ばっかりでつまらない」
「何でこんな路線変更したんやろ」
「買い物対決みたいになって、MC2人いる意味は」
と、好意的なコメントはほぼ見当たらないようだ。
視聴率的にも、『夜会』は厳しい状況にある。
「『夜会』の裏番組は、NHKが『SONGS』、日本テレビが『ダウンタウンDX』、フジテレビがドラマ、テレビ朝日が『報道ステーション』、テレビ東京が『WBS』というラインナップ。決して強力なライバルがいるわけではありませんが、『夜会』は3番手か4番手が定位置で、視聴率は6%前後です。3月に1度だけ2ケタに乗りましたが、WBCの日本戦の直後の放送でした」(キー局関係者)
全局全曜日で冠番組を持つ快挙を達成した有吉としては、なんとも寂しい数字。企業とベタベタのタイアップ企画をやるようになると、現場では“そろそろ”という雰囲気が漂うという。
「これまで買い物企画に登場したのは、ニトリ、ドン・キホーテ、伊勢丹、ヤマダ電機、カルディなど。企業におんぶに抱っこの企画は制作費が大幅に抑えられますが、おすすめ商品が次々と紹介され、それを出演者が褒めまくる光景は、まるで通販番組のようで、お笑い界一の売れっ子と嵐のメンバーがやる番組じゃないですよね。
最初から企業コラボが目的の番組ならともかく、放送途中で番組内容が変わり、企業タイアップコーナーが増えていくのは“黄色信号”の徴候。『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)が、いつの間にかコストコや家電量販店での買い物企画ばかりになったのはその典型です。今のままでは有吉と櫻井のムダ遣いもいいところですから、このまま買い物企画が続くようなら、来春の番組10周年がひとつの区切りになるかもしれません」(キー局関係者)
“有吉帝国”崩壊の序章となってしまうのか?
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