日清「U.F.O.」から辛くて甘~い韓国風カップ麺登場、新商品4品レビュー!
#韓国 #カップ麺 #カップ麺一行3昧 #日清焼そばU.F.O.
極甘の韓国味を再現? 「日清焼そばU.F.O. ポックンミョン 濃い濃い韓国風甘辛カルボ」と「日清焼そばU.F.O.大盛 濃い濃い韓国風ジャージャー麺」
最後にレビューするのは、「U.F.O.」が立て続けに発売した韓国味の商品、「日清焼そばU.F.O. ポックンミョン 濃い濃い韓国風甘辛カルボ」214円(税別)と、「日清焼そばU.F.O.大盛 濃い濃い韓国風ジャージャー麺」254円(税別)。
最近は、スーパーやコンビニなどで、「辛ラーメン」の農心や「ブルダック炒め麺」の三養食品といった、韓国メーカーのカップ麺が幅を利かせています。カルボ味やジャージャー麺の商品は韓国で人気の定番味で、多くの韓国メーカーから商品が出ています。特にピンクのパッケージのカルボ味は、多くのお店で見かけるのではないでしょうか。
韓国のカルボナーラはコチュジャンが入っていて、やたら辛くて甘いのが特徴。特に韓国メーカーのカップ麺は極甘で激辛なものが多く、日本の食文化では食べ慣れないタイプの味です。
今回の商品はカルボナーラの「ポックンミョン」とのことで、カルボナーラ味の炒め麺(焼そば)という意味。パッケージにはハングル文字が並んでいます。味も韓国味に突き進んでいるのか、それとも日本的にアレンジされているのか気になるところ。
コチュジャン味をベースに、粉末チーズを加えた韓国風カルボ味。日本メーカーの商品としてはそれなりに思い切った甘さと辛さ(辛口~大辛程度)で、食事というよりはおやつ的な、まったり甘くて辛い味です。ただ、韓国商品と比べると甘さも辛さもセーブされている印象で、日本的な味と韓国的な味の中間という感じがしました。韓国味の入門編として最適かもしれません。
韓国のインスタント麺は太めで弾力のあるものが多いのですが、この商品でもその麺の形状と食感が再現されており、いつもの「U.F.O.」で使われている麺とはだいぶ違いました。そして具はほとんど入っていません。韓国の「炒め麺」カップ麺でも、具はビックリするほどまったく入っていないことが多いです。
続いては「ジャージャー麺」。中華料理や日本でもおなじみのジャージャー麺ですが、韓国のジャージャー麺はカラメルを加えた黒い味噌を用いているのが特徴。とにかく甘くて、日本や中華の辛いものとはだいぶ異なります。韓国のカップ麺を食べると、ビックリするほど黒くて甘いのでビビります。
黒い焦がし味噌のソースに、極太の油揚げ麺と、大豆チャーシュー、キャベツ、ニンジンが合わせられています。
焦がし味噌の香ばしさとコク、そして玉ねぎの甘みが感じられるソースで、玉ねぎなどの自然な甘みが強いですが、日本的な常識の範囲内の甘さ。韓国カップ麺の直接砂糖を舐めているかのような甘さとは違います。日本のジャージャー麺とはぜんぜん違う味ですが、韓国の極甘なジャージャー麺とも別物でした。
韓国のカップ麺は具が入っていないものが多いですが、今回はしっかり入っており、常識的な甘さのソースも含め、あまり韓国らしい味とはいえないように感じました。真っ黒のソースはジャージャー麺の雰囲気があります。
バラエティに富んでいる「U.F.O.」の商品展開
栄養と味の両面で妥協のない「汁なし担々麺」、てりやきバーガーの味を再現した甘濃い「てりやきマヨネーズ焼そば」は、ともに徹底的で凄みを感じる商品でした。一方、韓国味2品は日本人の嗜好に合わせていて需要はありそうですが、韓国味に突っ切るほうが「U.F.O.」の先鋭的なイメージに近いとも感じました。
「ペヤング」のような奇抜さはないですが、トレンドに敏感で硬軟織り交ぜてバラエティに富んでいるのが「U.F.O.」の大きな魅力。今後も注目していきたいと思います。
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