柴咲コウがパチンコCM出演の衝撃、大物タレントも続くか?
#パチンコ #柴咲コウ #パチスロ
パチンコメーカー37社からなる業界団体「日本遊技機工業組合」が発足した「KIBUN PACHI-PACHI委員会」のテレビCMに、女優の柴咲コウが出演中。パチンコ・パチスロの楽しさを伝えるためのイメージアップCMで、巨大なパチンコ玉を模したバルーンに乗った柴咲が街を移動するという内容だ。
「パチンコ・パチスロのイメージアップCMに、柴咲さんのような大物俳優が出演するのはかなりめずらしいこと。柴咲さんはどちらかといえばおしゃれ系な雰囲気で、ギャンブル系のCMに出るようなタイプではないですからね。パチンコ業界としては、これまであまりパチンコ・パチスロに縁がなかった層にアピールしたいのでしょう」(パチンコライター)
2000年代には数多くパチンコ・パチスロ関連のテレビCMがオンエアされていたが、東日本大震災をきっかけにCM放送が自粛されていた。
「2011年以降、パチンコメーカーの企業イメージCMや地方のパチンコホールのCMは放送されていましたが、パチンコ・パチスロの機種に関するテレビCMは一切オンエアされなくなりました。それが、2021年から約10年ぶりにパチンコ・パチスロ機のテレビCMも解禁され、徐々に本数も増えています。
そんななかで今回、業界団体のCMとはいえ、柴咲さんのような大物が登場したことで、今後パチンコ・パチスロ関連のCMに有名芸能人が続々と登場するようになるのではないかとも囁かれています」(同)
4月からホールに導入されている『スマスロ北斗の拳』のテレビCMにはかまいたちが出演。同機種は大ヒットとなっている。
「パチンコ・パチスロのCMに出演するとイメージダウンになりかねないということで、タレントから避けられる傾向にはあります。一方で、そういったリスクがある仕事であるがゆえに、通常のCMよりもギャラがいいという側面もある。そんななか、人気のかまいたちや柴咲さんが出演したことで、ほかのタレントもパチンコ絡みのCMに出やすくなったという状況もあるでしょう。高額のギャラを求めて、パチンコ関連のCMに飛びつくタレントも増えていくはずです」(芸能事務所関係者)
テレビCMにかかる諸経費は、パチンコ・パチスロ機の本体価格に上乗せされると言われている。
「パチンコメーカーからホールにパチンコ・パチスロ機が販売される場合、その価格は基本的にメーカー側が任意で設定しています。制作費や宣伝費にお金がかかっていれば、その分本体価格も高くなるという仕組みなんです。ということは、CMに出演するタレントのギャラは、本体価格に上乗せされていると考えていいでしょう。
テレビCMを打って宣伝すれば、ホールに呼び込む客の数も増えるわけですが、一方で本体価格が高くなり、ホールへの負担が大きくなる。そして、ホールとしては、高いパチンコ機の代金を回収するために、出玉を削るしかない。そうなると最終的にしわ寄せがくるのはユーザーなんですよね。新たな顧客をつかもうと宣伝すればするほど、ユーザーが損しやすくなるという現実があるわけです。テレビCMに大物タレントを起用して盛り上げるのは業界全体にとっては悪いことではないのですが、ユーザーにとってはあまりうれしくない部分も多いんです」(前出・パチンコライター)
盛り上げれば盛り上がるほど、ユーザーが損をするかもしれないというジレンマを抱えるパチンコ・パチスロ業界。結局本当に得をするのは、高額なギャラをもらっていCMに出演するタレントたちだけなのかもしれない。
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