おすぎとピーコが認知症、老老介護…美川憲一も「他人事ではない」ほかスクープ19本
#元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
大阪カジノに飛び出しそうな“アスベスト問題”
今のところ選挙ごとに議席数を伸ばしている日本維新の会だが、ここが大阪夢洲(ゆめしま)で進めているカジノの土地について、新潮は大変な問題が出てきたと報じている。
「カジノの問題を考える大阪ネットワーク」代表の桜田照雄・阪南大学教授は、こう指摘している。
「1区は産廃の処分場であるため、環境基準が一般の都市と比べて10倍もゆるい。そうしたエリアと万博予定地の2区、カジノ予定地の3区は工事用矢板一枚で隔てられているだけ。当然、夢洲の建築現場の土壌汚染について、きちんとした調査が求められます。にもかかわらず、夢洲自体が法律のエアポケットになっているのです」
また市政関係者がこう話す。
「市は現時点で汚染の原因について、土砂には自然界に偏在する程度のヒ素やフッ素が含まれているだけだと説明しています。ですが過去には、国の環境基準を超えるダイオキシン汚染土が夢洲の埋め立てに使われていたと新聞で報じられたほか、PCB(ポリ塩化ビフェニール)残土を処分する際に、止水シートを張っていなかったという問題も取沙汰されています」
汚染物質まみれではないかと疑問を呈している。
そして1番の問題はアスベストだという。
「昔の建材を捨てていた場所であれば、土壌にアスベストが含まれていてもおかしくない。阪神・淡路大震災を見てわかる通り、関西でアスベストは、遠くにある他人事ではないのです」(京都大学小泉昭夫名誉教授)
そして吉村大阪知事らにはこう注文する。
「大阪府や市はせめて、どれくらい空気中にアスベストがあるのか調べるべきですね。基準より5倍、10倍も高いということになれば、言うまでもなくとても危険です。安全だと言うなら、安全と言うエビデンスをもって証明すべきです」
順風満帆に見える日本維新の会だが、万博は思うように資金が集まらないといわれているし、カジノはアスベスト問題が浮上するかもしれない。
どうする日本維新の会!
我々の世代には許永中(76)というのは懐かしい名前だ。バブルの象徴のような男であった。
その許永中に文春が韓国でインタビューしている。
1947年に大阪・中津で生まれた在日韓国人二世。建設会社社長として大阪の同和対策事業を請け負う中で「裏社会」と接点を持つようになり、政財界への太いパイプを築いていった。
許永中の名が知られることになるのは、3000億円が闇に消えた戦後最大の経済事件「イトマン事件」だった。
1991年、許は不正な海外取引でイトマンに損害を与えたとして大阪地検特捜部に逮捕される。その後、2005年に最高裁で実刑判決が確定し、栃木県の黒羽刑務所に収監されたが、2012年に母国・韓国での服役を希望したため、国際条約に基づき韓国へ移送された。翌2013年に仮釈放になっている。
いろいろなビジネスにも手を出しているようだが、
「やっぱりメインは北朝鮮やね。日韓北という三カ国を繋いで仲良くさせる。この十年はずっとそれに情熱を燃やしとるんです。私くらい傷があって無茶する人間じゃないと出来へんでしょ(笑)。だから、いろいろなところから『会長、頼みますわ』と声がかかるんです」
だが、日本に再入国はできていない。しかしこういう。
「正面玄関から堂々と日本に入りますよ。“やらなあかん仕事”が日本にはたくさんありますから。手はすでに打ってます」
大言壮語が持ち味の許だが、どう実現するのか楽しみにしたい。
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