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井上清華&永島優美がトップ? 特番司会で「フジ女子アナの序列」くっきり

井上清華&永島優美がトップ? 特番司会で「フジ女子アナの序列」くっきりの画像
井上清華 公式Instagramより

 フジテレビ系の大型特番の司会・進行を務めるアナウンサーが相次いで発表され、これより同局内の「女子アナの序列」が浮き彫りになったと業界内で話題になっている。

 フジテレビは大型特番『FNS27時間テレビ』を4年ぶりに復活させ、7月22日~23日に生放送する。近年はビートたけしと関ジャニ∞・村上信五の司会で「日本の歴史」「日本人の食」といったテーマの教養路線になるなど迷走が続いていたが、今回は千鳥、かまいたち、ダイアンの3組がMCで“お笑い回帰”路線になるようだ。メインを「お笑いビッグ3」から世代交代させたことで、フレッシュな展開が期待されている。

 この『FNS27時間テレビ』の進行アシスタントを、井上清華アナと永島優美アナが務めることが先日発表された。『めざましテレビ』の総合司会を務める井上アナと、今春まで『めざまし8』を担当していた永島アナ、どちらも“フジテレビの顔”といえる存在で、エース級である両アナの投入は、フジの『27時間テレビ』に対する強い意気込み感じさせる。

 井上アナや永島アナと並ぶ人気アナとして「フジの報道の顔」と称されているのが、夕方の報道番組『Live News イット!』のメインキャスターを務めている宮司愛海アナだ。その宮司アナは、“結成16年以上”の漫才師を対象にしたお笑いコンテスト『THE SECOND~漫才トーナメント~』の最終決戦「グランプリファイナル」(5月20日放送)の司会を務めることが決定。また、春から『めざまし8』のMCを担当している小室瑛莉子アナが『THE SECOND』のリポーターを務めることも発表された。

 お笑いファンからの注目度が高い『THE SECOND』の司会も重要な役目に違いないが、しかしフジテレビとって『27時間テレビ』の復活は今年最大級のプロジェクト。今回の人選によって「井上アナと永島アナがトップだという序列がはっきりした」と指摘する声が上がっている。

 宮司アナは夜のスポーツ情報番組『S-PARK』の総合司会を務めるなどスポーツキャスターのイメージが強かったが、昨年秋から加藤綾子アナの後任として『Live News イット!』のメインキャスターに就任。「カトパンの後継者」に選ばれたことで、井上アナらと並んで次期エース有力候補に躍り出た。

 就任直後は新鮮さもあってか『イット!』の視聴率が上昇するなど好調だったが、次第に数字は落ち着いて「加藤アナ時代と同じかそれより低いくらい」という状況に。「カトパンの後任」という期待が大きかったからこそ反発も強くなり、スポーツ畑から報道へ異動する過程で準備が十分でなかったとの厳しい見方も浮上。宮司アナの起用を疑問視する声すら上がり始めた。

 一方、井上アナは『めざましテレビ』の総合司会という王道の出世コースに乗り、着実に「フジテレビの朝の顔」としての認知度を高めている。また、永島アナは「アナウンサーとして新しいことに挑戦していきたい」などの理由で『めざまし8』を卒業し、個人のYouTubeチャンネルまで開設されたが、そのような要望が聞き入れられるのは異例で、フジの港浩一社長が「会社としても応援していきたい」と言及するなど、局内で重用されている様子がうかがえる。

 永島アナは『めざましテレビ8』卒業後に明らかに仕事量をセーブしており、長丁場で負担の大きい『27時間テレビ』は井上アナと宮司アナの“フジの朝と夕方の顔”のそろい踏みという路線も考えられた。それでも局が永島アナを選んだことで、逆に宮司アナの微妙な立場が浮き彫りになっているとの見方も出ている。

 フジは久慈暁子アナや三田友梨佳アナらエース級の人材が続々と退社し、かつての「女子アナ王国」も今は昔で人材不足に陥っている。その影響もあってエース争いが混沌化しているのだが、このまま井上アナや永島アナがトップに立ち続けるのか、宮司アナが巻き返すことはあるのか、今後も目の離せない状況が続きそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/05/01 21:00
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