ジャニーズ性加害問題、NHKが悩む今年の紅白ジャニーズ起用…初の「理由」を提示か
#NHK #NHK紅白歌合戦 #北山宏光 #ジャニーズ事務所
混迷を極めている、ジャニーズ事務所の性加害騒動。創業者の故・ジャニー喜多川氏が、自社のタレントに性加害を行ったとされるもので、国際的な問題にまで発展している。
ジャニーズ事務所はこの問題に対して、共同通信の取材に答える形で声明文を発表。さらに22日には、社員や所属タレントへの聞き取り調査を行ったことも公表している。
「聞き取り調査は『取引先の企業』に対して、文書で結果を報告したようです。また、所属タレントには、専門性や中立性のある窓口へ相談できる体制を準備するとしている。とはいえ、4月27日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が、その相談窓口が井ノ原快彦、国分太一、松岡昌宏、村上信五、菊池風磨だったことを報じている。第三者機関や専門のスタッフを入れるでもなく、まさかのタレントを相談窓口にする無茶苦茶なやり方で、『事の大きさを理解していない』と、再度炎上の火種があがっています」(スポーツ紙記者)
しかも、ジャニーズ事務所が言う「取引先の企業」とは、テレビ局や大手広告代理店など“関係”がある企業で、新聞社や週刊誌などの大手マスコミには情報が開示されないようだ。
このやり方に戸惑いを隠せないのが、NHKだと言われている。
「NHKは、この問題が英BBCによって大々的に報じられた際に、無視を決め込んだことで視聴者から大きなバッシングを受けた。現状でも、ジャニーズタレントを使用している国営放送として、しっかりと検証番組を作るべきだという声も大きい。このままいくと、ジャニーズタレントを起用しづらくなりかねません。なのでしっかりと事務所内で処理することを求めていたのですが、ジャニーズ事務所は逃げ腰で真摯さに欠ける。NHKも、ジャニーズがどう動くかを注視している段階でしょう」(民放関係者)
一説には、この性加害騒動を追いかけ続けている「週刊文春」が、被害者に広く呼びかけ徹底追及の構えを見せているという。ジャニーズ事務所やテレビ局は、この問題を「なかったこと」にしたいところだが、そううまく事は進まなそうだという。
「文春のデジタル版では、ジャニーズの性加害に関する記事がとんでもないアクセスを記録しているそうです。有料会員数も伸びたようで、今後も取材班をしっかりと作って今報じ続けるとか。もはやジャニーズ事務所は、過去の過ちをきちんと謝罪しないと収集がつかなさそうです」(週刊誌記者)
そんな中、NHKはジャニーズ事務所に“特別”な対応を取っていくつもりのようだ。
「NHKは、ジャニーズ事務所の社内調査の結果に納得しているわけではない。今後、ジャニーズタレントを取り扱った番組などは、打ち切りも検討されるそうです。このままジャニーズ事務所が逃げ続ければ、NHKにタレントが出演することは少なくなっていく可能性もあります」(民放関係者)
しかも、事態は年末に放送される紅白歌合戦にも影響が出そうだという。
「紅白には毎年、多くのジャニーズグループが出場します。『ジャニーズ枠』などと揶揄され、たいして成果を出していないグループを選考するなど問題視されていた。今年は、そのジャニーズ枠が撤廃される方向のようです。SnowManやSixTONESのように、その年に何かしらの大きな売上やコンサート活動の実績がなければ、選考しないつもりなのでしょう」(同上)
また、これまで不透明だった選考理由も、しっかりと発表する事になりそうだとか。
「問題があるといっても、ジャニーズグループをすべて排除することはできない。そこで、NHKは出場する各歌手の選考理由をしっかりと発表して、視聴者からクレームが出ない対応を取るつもりのようです。その調整もあるので、今年は例年より早く、6月くらいには紅白の出場歌手の選考チームが結成され動き始めるという話。特にジャニーズグループに関しては、ほかの歌手よりも選考が厳しくなりそうです」(同上)
混迷極まるジャニーズ事務所の性加害騒動。今後、どう事態は収まっていくのか?
「本気モードの文春は誰も止められないですし、もはやジャニーズ事務所は全面降伏するしかなさそう。ただ、藤島ジュリー景子社長がそれを受け入れるのかは未知数です。タレントからも、事実をしっかりと知りたいという声もあるようです。このまま騒動が長引けば、次々と退所するタレントが出てくる可能性もあります」(スポーツ紙記者)
騒動の最中で、Kis-My-Ft2の北山宏光に関する退所報道が出たばかり。このままでは、やはりジャニーズ帝国の崩壊は近いのかもしれない。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事