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あのちゃん、売れっ子の宿命でアンチ発生も“あの芸人”がお手本に?

あのちゃん、売れっ子の宿命でアンチ発生もあの芸人がお手本に?の画像1
あのちゃんInstagram(@a_n_o2mass)より

 昨年一気にブレイクし、今年2月にはauのCMにも起用されるなど、勢いが止まらないあのちゃん。気だるい話し方や、自分を「ボク」と呼ぶスタイルはいかにも個性的だが、露出が増えた宿命というべきか、ネットではアンチも大量発生し、さっそく正念場に差し掛かっている。

「あのちゃんは、もともとアイドルグループのメンバーで、大きな話題になったのは2021年の『ラヴィット!』(TBS系)への出演です。その時点で彼女の知名度はほぼゼロでしたが、大喜利で、かの有名な『ほぐした赤ラーク』などキレキレの回答を連発し、スタジオは騒然としました。

 ただし、これにはカラクリがあり、彼女は『水曜日のダウンタウン』(同)の企画で“遠隔操作”されていたことが明かされましたが、これをきっかけにいろいろな番組から声が掛かるようになり、今では『呼び出し先生タナカ』(フジテレビ系)ほか、数々のバラエティ番組に引っ張りだこです」(テレビ情報誌記者)

 しかし、番組の流れを遮るようなしゃべり方が気になる人も少なくないようで、彼女がテレビに登場する度に、ネットには、

「しゃべり方が無理すぎる」
「聞いてるだけでイライラする」
「声が聞こえた時点でチャンネル変えるレベルで苦手」

 といった辛辣なコメントが登場。auのCMについても、

「わりと不快だから流さないで」
「CM見るだけでイラッとする」
「うちの両親 喋り方嫌いって 何回も言ってるわ」

 など、辛辣なコメントが大量発生している。キー局関係者は言う。

「あの話し方が素なのか“作り”なのかはさておき、芸能界ではしゃべり方が特徴的なのは大きな武器。山瀬まみ、篠原ともえ、華原朋美、小倉優子、山口もえ、浜崎あゆみ、芹那、ローラ、鈴木奈々、滝沢カレンなど、いくらでも思い浮かびます。ただ、そういった芸能人の行く末は、あっという間に消えてしまうか、いつの間にかしゃべり方が普通になっているかの二択。しゃべり方やキャラだけで長生きできるほどテレビの世界は甘くありませんから、結局生き残れるかどうかはトーク力次第です」

『ラヴィット!』では他人の力を借りたあのちゃんだが、その後も続々と番組に呼ばれているのは、物めずらしさだけではあるまい。しかし、ここ最近の発言には危険な兆候があると、民放バラエティ番組制作関係者は言う。

「あのちゃんは4月にスタートした冠番組で、歌舞伎町でホストとケンカした話や、中学時代の教室の窓ガラスを割った話を披露。他の番組でもいじめっ子を撃退した話をするなど、武勇伝ネタが多くなっています。

 正直、そういった話はコンプラ的に厳しく、ゴールデンでは絶対に無理。また、“自宅の冷蔵庫にはアイスとお菓子しか入っていない”、“1カ月、ドーナツだけ食べて生活した”といった話も真偽が定かではない。トークを盛ったのがバレれば炎上は必至なので、確認が必要なレベルです。

 ただ、当初はあれだけアンチが多かったフワちゃんが生き残っているのを見ると、あのちゃんもひとつのキャラとして浸透し、許容される可能性はある。フワちゃんも少しずつマイナーチェンジを繰り返して、世間に受け入れられるポジションを確立しつつあります。あのちゃんもそれができるか、今のままで突き抜けて超売れっ子になるか、いずれにせよここ1年が勝負でしょう」

 auのCMで「あまのじゃ子」を演じる彼女だが、天邪鬼のまま売れっ子になれるだろうか。

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2023/04/26 13:00
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