ジャニー喜多川氏の自宅で起きた、真相が謎のままだった事件
#ジャニー喜多川
元ジャニーズJr.でミュージシャンのカウアン・オカモトらが、大手芸能プロダクション「ジャニーズ事務所」の創業者で2019年に亡くなったジャニー喜多川氏から所属していたタレントが性被害を受けた疑いが浮上している問題で、事務所が社員や所属タレントを対象に聞き取り調査を行ったことを文書で取引先企業に報告したことを、各メディアが報じた。
文書は、疑惑に関する事務所の見解や対応が記されたもので、喜多川氏のめいの藤島ジュリー景子社長名で出ており、喜多川氏が故人であることから事実確認は困難だとしつつ「問題がなかったなどと考えているわけではございません」などと事務所の見解。
事務所が社員や所属タレント向けの相談窓口を設け、「ヒアリング及び面談」を実施してきたこととも説明。元所属タレントについては、人権に配慮しながら、外部専門家の相談窓口を設け、個別対応を行う準備を進めているというのだ。
「もともと、英・BBCの特番と取り上げられた、カウアンが外国人特派員協会で顔と実名を出して会見を行い、『週刊文春』(文芸春秋)は毎週のように新たな被害者の告発を掲載。日本の大半のメディアはスルーしているが、一部メディアのネット記事が連日のように拡散されており、ついにジャニーズの幹部の看過できない問題になってしまったようだ。とはいえ、あくまでも形式的に調査したことを取引先に対してアピールしているだけなのでは」(芸能記者)
カウアン、そして、ほかの複数の被害者たちがジャニー氏から被害を受けたとされているのが、都心にある通称・合宿所と呼ばれている高級マンション。
連日、複数のJr.たちが出入りしており、カウアンによると出入りしていたJr.の大半が性被害を受けたのではと推測しているが、〝スペオキ〟と呼ばれるジャニー氏の特にお気に入りのタレントはさらなるVIP待遇を受けていた。
「Kinki Kidsの堂本光一、嵐の松本潤、Sexy Zoneの佐藤勝利、中山優馬らは都心のタワマンの一室にあるジャニー氏の自宅が〝フリーパス〟だったはず。おそらく、その自宅でも行為に及んでいたと推測するのが自然だろうが、そこに呼ばれたタレントたちが告発することはこの先もないだろう」(テレビ局関係者)
そして、さかのぼること12年前の2011年8月、その部屋に50代の男が30分間にわたって立てこもり、住居侵入で現行犯逮捕される事件が発生した。
男はジャニー氏が部屋に入ろうとした際、先に入りこんで内側から鍵を掛け、約30分にわたって室内に立てこもり、廊下に閉め出される形となったジャニー氏が自ら110番通報し、容疑者は駆けつけた警察官によって取り押さえられた。
「男は『知り合いのジャニー・喜多川さんの家に入っただけだ』と供述したが、ジャニー氏は『彼と面識はない』と話したのだとか。しかし、男が経営すると思われる企業の主な取引先にジャニーズ事務所の名前が。面識がないはずがないが、その後、事件に関する報道は一切なかった。男は資産家で、取引をめぐる金銭トラブルの可能性は低く、もしかしたら、ジャニー氏と密な関係にあったのかもしれない」(当時事件を取材した記者)
事件の真相はジャニー氏が、お墓まで持っていってしまった。
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