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『旅サラダ』KAT-TUN中丸雄一リポーターを見守る会 #51

『旅サラダ』中丸雄一が猫舌なのに“ふーふー”が少ない悪癖の理由を分析してみた

『旅サラダ』中丸雄一が猫舌なのにふーふーが少ない悪癖の理由を分析してみたの画像1
『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)公式YouTube「【発掘!ニッポン なかまる印】のその後に・・・#24」より

中丸雄一、大先輩の内藤剛志にひどいクイズを出す

『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)のコーナー「発掘!ニッポン なかまる印」でリポーターを務めるKAT-TUN中丸雄一。4月15日放送回で彼が訪れたのは、宮城県大和町だった。この日はKAT-TUNのコンサートが宮城県のセキスイハイムスーパーアリーナであったため、同町でのロケと相成ったのだろう。

 今回の「なかまる印」が深掘りするのは、「森の恵み! 宮城の大型新人!? ○○○○」だそう。どこかの森の中を歩きながら、中丸はこの日のゲストである俳優・内藤剛志にいきなりクイズを出題した。

中丸 「早速なんですけれども、スタジオの内藤さんにクイズです。この○○○○とは、一体なんでしょうか!」

内藤 「そんなもん、全然わかんないよ(苦笑)」

中丸 「宮城、森の中、ノーヒントに近いです」

内藤 「きのこか何か?」

 展開がひどいのだ。「森の中」と振っておいて、内藤が回答したら、その直後にいきなりカメラは養殖の生簀を映したのだから。後出しジャンケンじゃないんだから。どうやら、生簀の中にいる何かが正解のよう。水系の類である。いや、だったら、最初に生簀を映してクイズのヒントにすればいいのに……。

「じゃあちょっと、私、正解を掴みます」(中丸)

 羽織っていたマウンテンパーカーをおもむろに脱ぐと、その下に防水のサロペットを着ていた中丸。彼はそのまま生簀に浸かっていった。中丸が朝から体を張る。結果、彼が掴んだのはサーモンだった。

 クイズの正解はサーモンである。“森の恵み”なのに、サーモン。そんなの、内藤が当てられるはずがない。

 山の綺麗な水ありきの養殖なのだと思うが、山の中でサーモンを育てるというのもなんだか不思議である。

「惜しかったです、内藤さん。正解っちゃ正解ですけど、不正解っちゃ不正解です」(中丸)

 芸能界の大先輩に対し、「正解っちゃ正解だけど、不正解っちゃ不正解」とぶっ放す傍若無人丸。中丸節だ。

 ちなみに、同地が育てるサーモンは「七ツ森サーモン」としてブランド化されているそう。脂分が少ないのが特徴のようだ。そんな特別なサーモンをお茶漬けにして、中丸がいただく。朝からサーモン茶漬けとは、ぜいたく至極である。

 また、調理法が見ものだった。めちゃくちゃ分厚くサーモンをカットしていく。脂分が少なくさっぱりしているから、この厚さなのだろう。厚めのサーモンをごはんに乗せ、特製のお出汁をかけて、中丸がかっ込んだ。

中丸 「では、いただきます。……天才かよ!」

勝俣 「天才、出ました」

 こんな食レポ、見たことがない。お茶漬けを食べ、バカでかい声で「天才」と咆哮する忙しない流れ。レシピ考案者の頭脳を褒める独特な感想である。スタジオにいる内藤が感心している。

「いいっすねー、うまそうですね。天才かよ(笑)」(内藤)

「天才かよ」の一言は、内藤に刺さったようだ。

「熱いよ?」と言われて「熱いっすね」と悶える、懲りない中丸

 七ツ森サーモンには、いろいろな食べ方があるらしい。続いて紹介されたのは、サーモンを天ぷらにしていただく天丼だった。サーモンを天ぷらにするというレシピもめずらしいし、興味深い。

 よく見ると、あらかじめサーモン天丼は用意されている模様。さらに、カメラが回っているなかで新たに揚がったサーモンの一切れが丼に乗せられた。これを中丸が食す。

「おぉ~、豪快な一杯。それじゃあ、揚げたてをいただきましょう」(中丸)

 猫舌の中丸がやけどしないよう、作り置きされていたはずのサーモン天丼。なのに、律儀に揚げたての天ぷらに箸をつけた中丸。心配である。

「うんまーっ!」(中丸)

 中丸の舌は大丈夫だった模様。ちゃんと彼は味わっている。

 続いて中丸が試食したのは、サーモンのホイル焼きだった。定番だけれど、絶対おいしいやつだ。

中丸 「いただきまーす!」

内藤 「熱いよ?」

神田 「熱いよ?」

中丸 「……あ゛っついっすね」

「熱いよ?」→「熱いですね」という、子どもでもわかる定石の流れ。1+1=2みたいである。MC・神田正輝どころか、ゲストの内藤にまで“はふはふ”を期待されている猫舌丸。

 いつも思うのだが、中丸は猫舌なのだから、もっと“ふーふー”すればいいのに。早く感想を言おうとし、冷ますくだりをすっ飛ばそうとしてしまう悪癖が彼にはある。その結果、猫舌のくせに常人以上に“ふーふー”が少なくなるから困りものなのだ。たった二吹き程度の“ふーふー”では、猫舌じゃなくたって熱い。

 あと、食リポにプラスし、「あ゛っつい」のリアクションまで使命にしている気が中丸にはある。不可解な心意気だ。

 さあ、最後は地元の人に「なかまる印」のステッカーを手渡して中継は終了……という流れのはずだ。

中丸 「ありがとうございました。(スタッフを見ながら)ステッカーをわた……していいですか?」

神田 「渡してください」

中丸 「(スタッフから何か指示を受け)あ、なるほど。神田さん、どうですかね?」

 ステッカーを渡そうとし、いきなりステッカーを引っ込め、なぜかスタジオの神田に話しかけ始めた中丸。いつもとは逆に、この日は時間が余っていたようだ。中継尺の調整で、いきなり神田とトークしだす“ステッカー渡すタイミング戸惑ってる丸”である。

 ちなみに、この週の中丸も激動だった。以下のような流れの週末だったのだ。

早朝から『旅サラダ』ロケ

KAT-TUNとして宮城で17時からライブ

帰京

早朝から『シューイチ』出演

宮城に戻って、KAT-TUNとして16時からライブ

 中丸はどこでもドアでも持っているのか? KAT-TUNツアー中の中丸は、だいたいこんなスケジュールだ。正直、日曜のライブ開演時間はもっと後にずらしたいところだが、日曜夜は亀梨和也が『Going! Sports&News』(日本テレビ系)に生出演しなければならないため、そうもいかない。悩ましいところである。

 スケジュールは鬼畜だわ、猫舌なのに“ふーふー”しないわ、大変なライフスタイルを送っている。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2023/04/22 06:00
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