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日テレ・岩田絵里奈アナ、GP帯バラエティ4本掛け持ちで「夜の女」に華麗に転身へ

日テレ・岩田絵里奈アナ、GP帯バラエティ4本掛け持ちで「夜の女」に華麗に転身への画像
岩田絵里奈 公式Instagramより

 春の改編による各テレビ局の人事でもっとも注目を集めたのが、日本テレビの岩田絵里奈アナウンサーの扱いだった。MCを務めていた朝の情報番組『スッキリ』が3月いっぱいで終了し、後継番組『DayDay.』に続投できなかったことで「エース争いから一歩後退か」と騒がれたのだ。だが、帯番組を失ってもゴールデン・プライム帯バラエティの複数掛け持ちで存在感を見せており、宣言どおり「朝の女から夜の女」への転身を遂げつつある。

 岩田アナは2021年、『ZIP!』に異動した大エース・水卜麻美アナの後継として『スッキリ』の司会を就任。これによって、業界の内外で「日テレの次のエースは岩田アナ」との見方が強まった。ところが、『スッキリ』はマンネリ化やトラブル多発の影響などによって今年3月いっぱいで終了。後継番組『DayDay.』に岩田アナが続投すると見る向きもあったが、元NHKの武田真一アナや南海キャンディーズ・山里亮太と並んで新MCに起用されたのは、入社3年目の若手・黒田みゆアナだった。

 帯番組のMCは、アナウンサーにとってエースへの階段を上るための王道コース。「後輩にポジションを奪われた」ともいえる状況で、局が「次期エース交代」を示唆したともとれるため、業界内やネット上で岩田アナの今後を危惧する声が飛び交った。

 しかし、それでも岩田アナの存在感は薄れていない。朝の帯番組への出演はなくなったものの、これまで担当していた『世界まる見え!テレビ特捜部』と『沸騰ワード10』に加え、4月から進行役として『カズレーザーと学ぶ。』の新レギュラーとなり、今月15日からは嵐・櫻井翔がMCを務める『全国ご当地ニュースバラエティー SHOWチャンネル』のアシスタントに就任した。

 これまで『SHOWチャンネル』のアシスタントは浦野モモアナと林田美学アナが隔週で務めており、岩田アナはここに加わる形だが、15日に続いて22日の放送も岩田アナが出演することが発表されていることから、今後は岩田アナで統一されるのではとの見方も。となると、岩田アナは人気芸人でもめったにない「ゴールデン・プライム帯バラエティ4本掛け持ち」となる。この時点で「決して局からないがしろにされているわけではない」といえるだろう。

 そんな中、業界内では「早ければ秋の改編で大きな動きがあるのでは」と推測する声も出ている。

 岩田アナは15日の『SHOWチャンネル』で、櫻井から「ちょっとガラッと生活も変わって」と仕事環境の変化について話を振られると、「はい、朝から夜の女に……」と返して笑いを誘った。また、3月に「NHK×日テレコラボウィーク」の発表会見に出席した際には、「スッキリが終わるので、4月からNHKの朝ドラをやっと見られる!」と話していた。どちらもジョーク交じりではあるものの、その口ぶりからすれば、当面は朝の番組に戻る予定がないと考えることができる。

 そのため、業界内では「秋以降の改編で夜の報道番組に移る可能性があるのでは」「いまは夜の帯番組に向けた助走期間なのでは」と予測する声が少なからず飛び交っている。日テレの夜の帯番組というと、元NHKの有働由美子アナがメインキャスターを務める『news zero』が真っ先に思い浮かぶが、テコ入れとして岩田アナが加入するという人事はあり得そうだ。いきなりメインは難しくとも、サブキャスター的な立ち位置で加わるという戦略なら現実的に思える。

 これまで「朝」のイメージが強かった岩田アナだが、今後は日テレの夜を彩る活躍が期待できそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/04/21 21:00
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