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堤礼実アナ、「フジの夜の顔」への抜擢が好評! 早くも「ポストミタパン」の呼び声

堤礼実アナ、「フジの夜の顔」への抜擢が好評! 早くも「ポストミタパン」の呼び声の画像
堤礼実 公式Instagramより

 フジテレビの堤礼実アナウンサーへの注目度が急上昇している。今春から平日夜の報道番組『FNN Live News α』のメインキャスターに就任したが、3月いっぱいでフジを退社した三田友梨佳アナの後継者になるのではと期待する声も出ているようだ。

 2019年4月に平日深夜帯のニュース番組として始まった『Live News α』は、局のエース級である三田アナが開始当初から月曜~木曜(水曜までの時期もあり)のメインキャスターを務めたが、第1子の妊娠・出産のため昨年末で降板。今年1月からはこれまで金曜(木曜・金曜の時期もあり)担当だった内田嶺衣奈アナが月曜~水曜の担当となり、木曜と金曜は、三田アナや内田アナらの代役を務めたこともある小澤陽子アナが担当した。

 三田アナは今年1月に入り、春に出産予定の第1子の育児に専念したいなどの意向で、3月いっぱいでフジを退社することを発表。春の改編後も内田アナと小澤アナが続投するとみられていたが、3月27日の放送から体制が一新され、堤アナが月曜~木曜のメインキャスターに抜擢。昨年からスポーツキャスターとして同番組に出演していた海老原優香アナが金曜のメインキャスターに起用され、スポーツキャスター(水曜・木曜)と兼務となった。

 この人事については、内田アナと小澤アナは“つなぎ”だったとみられており、新たに月曜~木曜担当になった堤アナが「ミタパンのポジションを引き継いだ」と業界内で指摘されている。

 堤アナはキー局の女子アナとしては珍しい大妻女子大学の出身で、大学在学中から『BSフジNEWS』で学生キャスターを務めた。報道志向が強かったとみられるが、2019年から競馬中継番組『みんなのKEIBA』のMCを任されたことで報道から遠のき、一部では「王道の出世コースから外れた」との見方も浮上していた。2021年には、井上清華アナや宮澤智アナ、三上真奈アナ、海老原アナらと共に「美容室ステマ騒動」に関係していたとして謝罪する事態になり、報道路線への回帰がさらに難しくなったとの指摘もあった。

 しかし、それでも堅実な司会ぶりやアナウンスの聞きやすさ、そして三田アナにも通じる「癒し系のルックス」によって徐々に人気と評価が上昇。そうした積み重ねによって、ついに“夜の報道の顔”に抜擢された格好だ。メインキャスター就任から1カ月足らずだが、早くもSNS上では「堤アナ、夜の報道に移ってから魅力が増した」「声が聞きやすくて原稿読みもうまいから、夜はフジを観ることが多くなった」といった好意的な声が目立っている。

 フジテレビでは、井上アナが“朝の顔”として『めざましテレビ』の総合司会を務め、宮司愛海アナが“夕方の顔”として『Live News イット!』のメインキャスターを担当。堤アナは“夜の顔”として2人に並んだといえる状況で、三田アナのポジションを引き継いだこともあって「ポストミタパン」ともいうべき、次期エース候補のひとりに躍り出たとの見方がある。

 同局においては、有力アナの退社が相次いでいることに加え、永島優美アナが今春に『めざまし8』を卒業して仕事量を大幅にセーブするようになったほか、第1子妊娠中の山崎夕貴アナが近いうちに産休・育休に入ってレギュラー番組を卒業することが確定的になるなど、人材不足が加速している。

 そんな中で「報道の顔」として存在感を示すことができれば、堤アナの評価は局内でもうなぎ上りになるだろう。今後の『FNN Live News α』の評判によって、未来が大きく変わることになりそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/04/20 21:00
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