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城下尊之の「フラッと芸能解説」
中森明菜、リアル活動再開はいつ？後を引くお騒がせな一面
2023/04/21 09:00
#中森明菜 #城下尊之
ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説！
――中森明菜が1989年に東京・よみうりランドEASTで開催したライブ映像が、「中森明菜イースト・ライヴ インデックス23 劇場用4Kデジタルリマスター版」として、4月28日から全国の映画館で上映されると話題になっています。
城下 ええ、このライブは、82年のデビュー曲「スローモーション」から8年の間にリリースした全シングル曲を歌っている伝説のライブです。映像の最後には、新たに収録した今の明菜さんの肉声メッセージが流れると、報道されています。
明菜さんは10年に体調不良で活動休止を発表し、14年に活動を一時再開させましたが18年から再び休止状態に。22年8月、公式ツイッター（リンク：https://twitter.com/akinan_official）を開設して、活動再開を発表しました。
いつも応援してくださるファンのみなさまへ。
ご無沙汰しております。中森明菜です。
今の自分の言葉でお手紙を書きました。
読んでいただけたら嬉しいです。 pic.twitter.com/n9F2MtdU2T— 中森明菜@akinan_official) August 30, 2022
――でもその後、年末に新しいファンクラブを開設したというお知らせをして合わせて3ツイートのみですよね。リアルではいまだに目立った活動がありません。
城下 はい。22年大みそかの『NHK紅白歌合戦』に出場するのではないかと報道されましたが、結局出場しませんでした。ほかにもディナーショーやコンサートを開催しようという話もあったようですが、立ち消えに。明菜さんは完璧主義者。自分が満足のいく状態でないと人前で歌いたくないんです。ボイストレーニングを続けていれば年を重ねても充分歌えるはずなんですが、熱心にトレーニングしているわけではなさそう。
――それでも待っているファンがたくさんいるのだから、クローズドなかたちでも出ててきてほしいですよねえ。
城下 そうですね。たとえあまりよくないコンディションでも、明菜さんが「コンサートを開催したい」と言えば、協力する会社はたくさんあるでしょうし、「テレビで歌いたい」と言えばぜひ出演してほしいという番組はたくさんあるでしょう。全盛期ほどではないにせよコアなファンはたくさんいて、復帰を待ち望んでいます。なんとかなるはずなんです。でも、彼女のほうが乗り気でない。彼女自身いい時代の記憶が残っているから、昔と同じように歌えるようになるまでは出たくないんでしょうね。実際、体調も不安があるのでしょうし、メンタルも強いほうではありません。
――残念ですね。
城下 もちろん彼女にも、わがままな面はあるんです。大昔のことですが、生放送の番組で、取材陣が現場の前で待ち構えていたところ、明菜さんは「渋滞で遅れている」といって結局、番組放送中に間に合いませんでした。マスコミがいるから来なかったようです。まあ、かなり若い頃の話ですが。
――昔の話とはいえ、そんな一面があったとは。
城下 最初に入った大手事務所を辞めてから、自分の意のままにやりたいようにやるようになってしまいました。「女性自身」2023年4月11日号（光文社）によると、00年から公私ともにパートナーだった前事務所の代表兼マネージャーと決別し、22年に立ち上げた新事務所には前マネージャーの姉が役員に就任したそうです。事務所もゴタゴタが続いて、どうなるかわからない状態です。
――いったい、どうやって暮らしているんでしょうか。
城下 どうなんでしょう……まあ、今回のライブ映画の収益は入ってくるでしょうね。ただ、明菜さんは今年58歳になります。ファンの年齢層も上がってきて、たかが知れてますがカラオケの印税収入くらいだと、いずれにしても先細ってしまう。
――かつては「1日3000万円稼ぐ」なんていわれてましたが、その頃の蓄えに頼り続けるわけにもいかないですよね。
城下 そうですね。こんなに復帰が切望されて、コンサートを開催すればお客さんが入ることが見えているのに、それを棒に振り続けてきたのは彼女自身。今回のライブ映画を機に、テレビに出演する、コンサートを開催するなど大きな流れをつくり、CM出演までこぎつければ状況は好転するでしょう。全盛期と比べて規模が小さい会場では不本意かもしれませんが、今回の映画がラストチャンスだと思って、一発勝負をかけるべきだと思いますね。
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立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「（故）林家三平さん、大病から復帰！」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。
最終更新：2023/06/16 15:22
