中目黒VS自由が丘 マンション買うなら…?自由が丘は再開発でどう転ぶか
#中目黒 #不動産投資 #東京これから買える街
2.乗降客数の推移とその比較
東京都交通局が発表している『各駅の乗車人員』のデータを基に、『中目黒駅』と『自由が丘駅』を利用する乗降客数の推移を比較していきます。
データを確認すると、2004年からコロナ禍前の2019年までの15年間で、中目黒駅の乗降客数は30,794人(約18%)増加しています。
一方、自由が丘駅も、35,158人(約29%)と大きく増加しています。
しかし、コロナ禍になった2020年に、どちらの駅も大きく乗降客数は減少しています。
コロナ禍の終息に向けて以前と同程度の数値に戻っていくのか、テレワークの普及により、終息後も以前ほどの数値まで戻らないのか、注目していきたいところです。
3.治安や地盤の安心は?
ここからは不動産を購入するうえで欠かせない、治安や地盤、災害の影響についてそれぞれのデータを比較していきます。
●3-1.刑法犯の推移とその比較
上記のグラフは、各エリアを管轄する目黒署、碑文谷署が発表した、過去5年間における刑法犯の推移です。
データを確認すると、どちらの駅も過去5年間で発生した犯罪件数は減少傾向でした。
2020年に大きく減少しているのは、新型コロナウイルスの感染防止のための外出自粛が要因と考えられます。
その他には、街をあげての犯罪対策推進や防犯機器の普及なども要因として考えられそうです。
●3-2.地盤の安心比較
上目黒1丁目~5丁目までを見てみると、一番危険度が低いのは、1丁目だということがわかります。ただ、調べてみると軟弱な地盤であり、目黒川もあります。
過去の調査で危険度のランクは高い場所でしたが、高架下の再開発で街が整備されたこともあり総合危険度は良化しているようです。
倒壊危険度は1ヘクタール0.08棟と予想されています。
一方、1990年に地区計画が決定された上目黒4丁目地区は、東京ガスが所有する敷地内の建て替えが完了した後、目立った動きはありません。
そのため、街の整備が進まず昔からの小さな住宅も残っているからでしょうか、上目黒4丁目は火災危険度が306位と要注意のエリアとなっています。
続いて自由が丘1丁目~3丁目までを確認すると、一番危険度の低い地域は自由が丘1丁目であることがわかります。
1番危険度の高い場所は自由が丘2丁目でした。他の地域に比べれば危険度は低いものの、自由が丘1丁目~3丁目の中では地盤が比較的ゆるく危険度が高いとのことでした。
購入に当たって、この辺りは十分に検討が必要です。
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