ピエール瀧があのタイミングで? 関西ローカルCMが全国区になるケース続出
#CM
「関西電気保~安協会♪」というフレーズ。独特の抑揚のそのサウンドロゴは、関西出身者であれば誰もが口ずさめるCMソングだ。
そんな関西電気保安協会のWEB動画『相方が関西電気保安協会になってしまった男』シリーズ を公式YouTubeで公開されている。出演者として2022年のM- 1グランプリ準々決勝出場の「ダブルヒガシ」を起用した。
「関西保安協会のCMは、関西出身者では知らない人がいないほど。1965年に設立された会社で、1977年からCMを放送開始し、『関西電気保~安協会♪』のフレーズは地元のお茶の間に浸透しています。2017年からは関西圏を飛び出し、ウェブ動画を制作しています」(広告代理店関係者)
「電気の安全を守り続けている姿を伝えることで、自社を身近に感じてもらいたい」という思いから制作されているこのウェブ動画。前作、2021年の『彼と、彼女と、関西電気保安協会』シリーズは、累計再生回数250 万回を超えて話題となった。
件の『相方が関西電気保安協会になってしまった男』では、「関西電気保~安協会♪が家に点検しにくるから練習したい。保安協会の職員役やって」とダブルヒガシ・東が大東に頼むところからスタート。なぜか大東が漫才中に本物の関西電気保安協会職員になってしまうという展開に戸惑う東を描きながら、電気保安の大切さを伝えている。今作ものべ200万再生を超え、広告業界でも話題だ。同社に取材を申し込んだところ「CM制作にあたっては、具体的なアイデアや演出等は制作会社さまにお任せをしております」とのことだった。
「昨今、関西発のCMクリエイターの勢いが止まりません。本CMのクリエイティブディレクターは独立系代理店の手によるもの。電通・博報堂というメジャー代理店ではなしえない『分かる人には分かる』という世界観が関西人の心をつかんで離さないのでしょう。本作では、ドラマパートとは別に、ダブルヒガシによる自作の漫才も披露され、メイキングも含めた楽しみ方が展開されています」(前出・広告代理店関係者)
たしかに近年、関西の地方CMが全国的に注目を集めるケースが増えている。
例えば、大阪府枚方市にあるローカル遊園地「ひらかたパーク」では、当地出身地の俳優・岡田准一を起用し「ひらパー兄さん」として一躍人気に。USJやディズニーとは一味違う「ユルい」遊園地であることを存分にアピールし、コアなファンを獲得した。
さて昨今、CM業界で結果を出し続けている関西電気保安協会だが、数年前には意外なあの人たちがCMキャラクターに起用された。
「同じく“電気”に縁のあるアーティスト・電気グルーヴが、おなじみの『関西電気保~安協会♪』のフレーズをリミックスして、テクノ調のミュージックビデオに仕上げました。ピエール瀧が例の件で逮捕される直前だったため、ネット上でファンは『神タイミング』と盛り上がっていましたね」(CMディレクター)
根強いファンを持つ関西電気保安協会のCM。次の作品がどうなるか、楽しみだ。
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