放送休止相次ぐ『VS魂』が“年1回のキムタク頼み”状態?低視聴率でテレ東にも敗北
#視聴率 #キムタク #VS魂
最近『VS魂グラデーション』(フジテレビ系)の放送休止が多くなっている。
「2月23日オンエアの後は3月9日まで飛びました。翌週16日はオンエアされましたが、今度はさらに飛んで4月6日。次のオンエアは3週間空いて、月末の4月27日です。特番などと重なったりするので仕方ない面もありますが、視聴習慣がついていない番組のオンエアタームが開くというのは、より見られない可能性が増すということ。というより、そもそも強力なソフトとして扱われていない何よりの証拠です」(テレビ業界関係者)
しかも、直近に放送された6日の2時間スペシャルが低調だったという。
「個人視聴率は3.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。裏のテレビ東京『タクシー運転手さん一番うまい店に連れてって!』が個人3.1%で、僅差ながら負けています。続く『ナゼそこ?』が個人3.7%ですから、『VS魂』は民放最下位ということになります。これではいくら放送しても“悪目立ち”してしまいかねない。休止が相次ぐのもやむを得ないでしょう」(同)
同6日の放送では、魂メンバーがスタジオを飛び出して羽田空港へ行き、その見学VTRの中からスタジオの出演者にクイズを出すというコーナーもあった。これは、正月一発目の3時間スペシャルで同じくメンバー全員による東京ディズニーリゾートロケが好評だったことを受けての“ロケ企画第2弾”とのことだが……。
「今の窮状を見る限りでは、テコ入れの一環だとしか思えない。スタジオ収録をやめて本格的にロケに移行し始めたら、いよいよ黄信号です」(同)
そんな『VS魂』だが、スタート当初は嵐の冠番組『VS嵐』の後継番組ということで絶好調だった。
「2021年1月3日の初回3時間スペシャルは、18時から19時までの第1部は個人5.6%、世帯8.7%。19時から21時までの第2部は個人6.0%、世帯9.0%でした。しかも、F1(20~34歳女性)、F2(35~49歳女性)層ともに8~9%強という理想的な数字の取り方でスタートしました。しかし、その後の経過は軒並み減少。半年後の2021年7月1日放送分は個人3.8%、世帯6.2%。F1=3.8%とグッと減りましたが、F2=6.9%と何とか持ちこたえていました。しかし、約1年後の2022年10月20日は個人2.6%、世帯4.4%。F1=2.1%、F2=3.6%と、F2も離れてしまっています」(同)
もはや『VS魂』に道は残されていないのだろうか?
「2022年1月3日の『VS魂正月3時間スペシャル』は第1部が個人3.6%、世帯5.4%。第2部が個人6.0%、世帯8.2%でした。小池百合子都知事、郷ひろみ、木村拓哉ら豪華な顔ぶれが集結したこともあり、まずまずの成績を収めました。また、2023年1月3日の正月3時間スペシャルも、1部が個人4.5%、世帯6.8%。2部が個人6.3%、世帯9.2%。ここでも木村拓哉、郷ひろみといったスターが出演。やはり、この番組が持つ“華やかさ”や“輝き”が奏功したのでしょう。しかし、今の『VS魂』のレギュラー回には、なぜかそれが欠けてしまっている。なんとなく底が見えた気がしますね」(同)
年1回、正月のキムタク頼みになってしまっている『VS魂』。頭打ちの状態から脱することはできるのだろうか?
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