『だが、情熱はある』キンプリ高橋海人、スト森本慎太郎の演技絶賛も…業界評は?
#日本テレビ #山里亮太 #若林正恭 #だが情熱はある #高橋海人 #森本慎太郎
4月期ドラマも続々とスタートし始めているが、世間的に注目を集めているのは木村拓哉が主演を務める月9ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)だろう。さらに、キムタクのライバルとなる福山雅治が、日曜劇場『ラストマン―全盲の捜査官―』(TBS系)で主演を担当し「キムフク視聴率戦争」が勃発している。
「今年の春ドラマはいろいろな作品が出揃いましたが、やはり『教場』と『ラストマン』が予算的にもズバ抜けている。両作品ともに2桁視聴率は至上命題で、曜日は違うとはいえ互いに負けられない状況。現状では、スペシャルドラマ時代に高視聴率をマークして固定ファンが多い『教場』が有利だと言われています」(スポーツ紙記者)
そんな大作の影で、テレビ関係者から意外にも話題を集めているドラマが『だが、情熱はある』(日本テレビ系)だ。King & Princeの高橋海人がオードリー・若林正恭を、SixTONESの森本慎太郎が南海キャンディーズ・山里亮太を演じ、両者の半生を描く作品となる。
「この枠は前作が大きな話題を集めた『ブラッシュアップライフ』だったので、どんなドラマになるかと大きな注目を受けていた。今回は若手のジャニーズ俳優2人が主演を務めますし、しかも題材が現役の人気お笑い芸人。想像がつかない作品で、テレビ関係者の間ではかなりの注目度になっていました」(民放関係者)
そんな『だが、情熱はある』、初回の4月9日放送回は世帯平均視聴率が速報値で4.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。比較的人気作品が多い日曜ドラマの中で、なかなかに厳しい船出となった。
「1話を見た限りですが、今のところストーリーが内輪受けのような内容で、テレビ関係者の間では“期待ハズレだった”の声が大きいですね。主役のジャニーズ2人の力でなんとか4%台の視聴率になった印象です。山里に関しては、今月スタートした情報番組の『DayDay.』(日本テレビ系)も視聴率がイマイチなので大ピンチ。山里に社運を賭けたと言われる日テレですが、ここから挽回できなければちょっと厳しいかもしれません」(同上)
また、この日曜ドラマは、高橋にとって因縁があるドラマ枠でもある。
「昨年、高橋と同じKing & Princeの永瀬廉が主演を務めた『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』が、低視聴率で大コケした過去がある。今回の『だが、情熱はある』の視聴率も芳しくなかったことで、キンプリは日曜ドラマと食い合わせが悪いと日テレ社内で囁かれ始めている」(日テレ関係者)
いきなり初回放送からピンチの『だが、情熱はある』。日テレ関係者も、起死回生のために脚本の練り直しなど大幅なテコ入れも視野に入れているようだ。
「ドラマは、若林、山里の幼少期から芸人になるまでを描いている。現在は、2人がインタビューやラジオでも話している史実に近いストーリーがメイン。ですが今後は、フィクションの要素をどんどん入れて、もっと高橋と森本の演技が生かされる脚本に軌道修正していくようです」(民放関係者)
さらに、不幸中の幸いと言うべきか、高橋と森本の演技はかなりの高評価を得ている。
「若林と山里が憑依したかのように、高橋と森本の演技は冴えている。特に森本が山里に扮した演技そのはカメレオンぶりが素晴らしく、高評価を得ています。2人の演技を矢継ぎ早に見せる構成もストレスなく、見ていて面白い。2人の演技がもっと見せつけられる演出にすれば、視聴率でも盛り返せる可能性はあります。そうすれば、口コミでファンが拡大した『ブラッシュアップライフ』のように、後半で巻き返せる可能性も」(同上)
Twitterでは、高橋と森本のファンが自ら宣伝活動を買って出ている状況。このまま、SNSで盛り上がるドラマになれば、まだまだ巻き返しも狙えそうだ。
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