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目黒蓮の人気加速も…再三の「キムタク超え」報道NGと新ドラマの情報統制

目黒蓮の人気加速も…再三の「キムタク超え」報道NGと新ドラマの情報統制の画像1
(左)目黒蓮、(右)木村拓哉

 大人気アイドルグループ・Snow Manの中でも、とりわけ大ブレイク中なのが目黒蓮だ。2022年は俳優として躍進し、現在も主演映画『わたしの幸せな結婚』が大ヒットを記録中。公開12日間で観客動員数が100万人を超え、さらに数字を伸ばしている。

「当初『わた婚』はヒロインが今田美桜ということで、内容の薄いアイドル映画になるだろうと見られていた。でも、蓋を開けてみれば映像も美しく、目黒と今田の演技やアクションもかなり本格的。春休み期間中だったこともあり、公開初日から目黒ファンを中心とする中高生がリピート鑑賞し数字を押し上げた。その後、レビューサイトなどでも高評価となり、映画好きも見に行くようになりました。息の長いヒットになりそうで、興行収入は30億円を狙えると言われています」(スポーツ紙記者)

『わた婚』の興行収入に関して、目黒は「キムタク超え」を達成している。公開初日から3日間の観客動員数は47万9700人となり、興行収入は6億5400万円で初登場1位を獲得。この数字は、事務所の先輩・木村拓哉が主演を務めた今年1月公開の映画『レジェンド&バタフライ』の同期間での数字を大きく上回ることになった。

「『レジェンド&バタフライ』は、宣伝費も莫大にかけ、木村もかなりのテレビ番組に出演して宣伝を行った。もちろん、目黒も『わた婚』の宣伝はしましたが、木村の露出量には遠く及んでいなかった。そういった裏事情も考えれば、目黒の“圧勝”と言ってもいい状況です。このままいけば、最終的な興行収入でもキムタク超えしそう」(同上)

 事務所のベテランを若手が追い抜いたとなれば喜ばしいニュースだが、ジャニーズ事務所では不穏な空気が漂っているという。

「ジャニーズ社内では『わた婚』のヒットを喜びながらも、想定外の展開に右往左往しているようです。マスコミには『目黒が木村の数字を超えたという書き方はしないでくれ』とすぐに通達したとか。木村の『レジェンド&バタフライ』は当初の目標だった興行収入40億円には届きそうになく、まだ一部の映画館で上映中ですが『最終的な数字は取り上げないでほしい』ともマスコミに要請しているようです」(週刊誌記者)

 人気・実力ともに木村を超えそうな目黒だが、過去にも事務所による“超え禁止”の洗礼を味わったことがあるという。

「Snow ManがCD売上などで記録的な数字を達成しても、マスコミにはジャニーズ事務所から『嵐超え』と書かないように、と再三の通達があった。実際、いくつかの売上データではすでにSnow Manは嵐を超えていますが、マスコミには黙殺されています。今回の目黒による『キムタク超え』もぜひとも記事にしたかったところですが、ほとんどの媒体が“自主規制”した。記者の間では馬鹿らしいと失笑されていますよ」(スポーツ紙記者)

 そんな目黒だが、今年7月期にスタートするドラマ『トリリオンゲーム(仮)』(TBS系)で主役を担当すると『文春オンライン』が報じている。『わた婚』で共演した今田が再度ヒロインを務めると言われているが、TBSはこの報道に沈黙を貫いている。

「もう撮影に入っているので、TBSは情報を公式に出したいところ。現に、同じく7月スタートの日曜劇場『VIVANT』は情報公開をしているわけで、早すぎるわけではない。でも、ジャニーズ事務所からストップがかかっているという話です。なんでも、木村主演の4月期ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)が落ち着いてから『トリリオンゲーム(仮)』の本格的な宣伝をしてほしいと要請しているとか。目黒の話題が先行して、『風間公親-教場0-』がメディアに取り上げられなくなるのを警戒しているようです」(民放関係者)

 木村への“忖度”が激しいジャニーズ事務所の徹底した姿勢は、なんともあっぱれなもの。しかし、そんな木村との間にも不協和音が聞こえ始めているとか。

「木村さんは、最後まで『風間公親-教場0-』の連ドラ化には反対していたと言われる。教場はかなりお気に入りの作品で、じっくりと作品を作っていきたかったのが本音のようです。最近でも、完成披露試写会やインタビューなどで、自分は『月9』にこだわっているわけではないと持論を展開している。正直、視聴率を期待されることや、事務所の若手と比較されることに飽きあきしている木村さんの本音が窺えます。そんな木村さんの言動に、再度、独立の噂も広がり始めている。今回の連ドラがもしコケたら、ジャニーズを辞めるという話が進む可能性は高くなっています」(同上)

 これまで、高視聴率請負人として、数々のドラマで成功してきたキムタク。50歳を迎えて、そろそろ視聴率や興行収入を気にせず、好きに作品を作ってみたくなっているのかもしれない。

小林真一(フリーライター)

テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

こばやししんいち

最終更新:2023/04/11 11:00
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