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『旅サラダ』KAT-TUN中丸雄一リポーターを見守る会 #49

『旅サラダ』新体制! 中丸雄一と新ファミリー・松下奈緒の絡みに期待

『旅サラダ』新体制! 中丸雄一と新ファミリー・松下奈緒の絡みに期待の画像1
『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)TVer公式サイトより

毎週、松下奈緒を見られるだけでアツい

 4月1日に放送された『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)は、心機一転のオープニングだった。3月いっぱいで向井亜紀と三船美佳がレギュラーから卒業し、今月からセットと番組テーマ曲が一新されたのだ。

 番組冒頭に登場したのは、男性出演者3人のみ。司会の神田正輝、勝俣州和、そして「発掘!ニッポン なかまる印」リポーターとしていつもは外回りに出ているKAT-TUN中丸雄一もつなぎ姿でスタジオにいるようだ。勝俣のボトムの丈はさらに短くなった感があり、密かに衣替えしているのが窺える。

 率直に言って、絵的にむさ苦しさを感じた。女性陣がいなくなると、こうも変わるのか……いや、今回から女性出演者がいなくなるわけじゃない。4月から、『旅サラダ』の新メンバーとしてファミリーに加わるのは、松下奈緒である。

 ゲストではない。松下はレギュラーになった。奈良県生駒市生まれ、兵庫県川西市育ちというバイオグラフィーだけに、関西で収録が行われる『旅サラダ』に松下はぴったり! 毎週、朝から生放送でこの人を見られるという事実がアツい。美人で、気さくで、癒される存在だ。反面、『旅サラダ』が時たま見せていた謎のキャスティング感が失われつつある現状に、寂しさを覚えなくもない。

 それほど、松下はこの場にハマっている。まるで、何年もそこにいたかのような馴染み方だ。「ずっとMCやってます」と言われれば、納得してしまいそうな安定感。レギュラーになって1年が経過した中丸より、明らかに貫禄もある。

 この日のレギュラー陣4人の立ち位置は、左から、勝俣、神田、松下、中丸の順番だった。4人並びで見ると、松下の貫禄の理由がわかった。どう見ても、松下の背が1番高いのだ。公称では、勝俣:171cm、神田:178cm、松下:174cm(和田アキ子と同身長)、中丸:176cmのはずだが、視覚的には明らかに松下が1番デカい。

 このサイズ感と司会進行の腕を併せ持つ、松下。時折暴走を見せる神田の司会ぶりをたしなめる、“しっかり者長女”のポジションを期待したい。

 あと、『旅サラダ』をファミリーになぞらえると、中丸が兄なのか? 松下が姉なのか? という問題も浮上する。年齢では、中丸が39歳で松下が38歳だ。学年では中丸のほうが1つ上。ちなみに、2人は過去にドラマ『早海さんと呼ばれる日』(フジテレビ系)で共演経験があり、劇中では松下が姉役で中丸が弟役だった。

 あと、中丸は『カートゥンKAT-TUN』(日本テレビ系)にゲスト出演した松下がわざわざ作ってくれた「酢漬けの大豆」を口にし、「マズイっすね」と暴言を吐いた過去もある。

 いろいろと関係性のある2人なのだ。絡みの最中、不穏な空気にならないことを祈る。

ジャニーズ事務所が組んだ相変わらずの鬼畜スケ

「スタジオにいるのに、なぜつなぎ姿なのか?」と思っていたら、そのままダッシュで外ロケへ向かっていった中丸。

神田 「さっき出ていった『なかまる印』、どうなってるのかなあ?」

松下 「そうですね。中丸さ~~ん!」

 松下は前任者・向井のように「中丸く~ん」ではなく、「中丸さ~ん」と呼びかけるようだ。新年度の幕開け感をひしひしと感じる。

 今回の「なかまる印」は、番組を収録する朝日放送近くの船着き場から行く、大川沿いの綺麗な桜並木を望む桜クルーズのようだ。

 複雑な事情がある。2月からKAT-TUNはコンサートツアーをスタートした。放送前日の3月31日夜、中丸は大阪城ホールで公演を終えたばかりだ。そして放送当日の4月1日も、大阪城ホールの昼夜2公演(昼公演は12時開演)を控えている状況だった。その合間に『旅サラダ』の生中継を入れ込むジャニーズ事務所が、相変わらずエグい。

 つまり、この日の中丸は大阪から離れられない事情があったのだ。だから、朝日放送近くで川下りしている。ただ、この日の大阪は大勢のKAT-TUNヲタが宿泊していたはず。そんな最中、大阪でロケを敢行する『旅サラダ』がチャレンジャーである。

 この日の天気は快晴。「なかまる印」日和であり、桜クルーズ日和だった。船に乗り込み、爽やかな風にあたって髪が乱れる中丸。よく見ると、頑なにピョコッと髪が跳ねっぱなしの箇所が後頭部にある。寝癖だろうか?

中丸雄一のぬかりなさで、選挙カーみたいになる桜クルーズ

 船で大川を進み、桜の絶景ポイントに差し掛かった。ガイドさん曰く、放送前日から桜が散り始めているとのことだが……。

「満開じゃん! 完全に満開だよ」(中丸)

 青空に桜のピンク色が映え、そのコントラストが本当に綺麗なのだ。ここで、中丸が張り切った。

「番組が開始して30周年です。で、私も中継リポーター1周年となり、新たなチャレンジもしたいということで、今日はカメラ持たせてください! 撮影のカメラマンをさせてください。松下さんも写真を撮るのがうまいということですけれども」(中丸)

 一眼レフのカメラを構え、船上から桜の絶景を動画撮影するチャレンジに中丸は臨むらしい。カメラが趣味の松下を意識し、カメラマン丸になる中丸。

 見ていて、ヒヤヒヤした。いつ、カメラが川ポチャしてもおかしくないような持ち方なのだ。中丸の撮り姿が、視聴者の不安を煽る。その手の添え方は心配だから、頼むから首にストラップをかけて……。

 そんな我々の気持ちをよそに、カメラマン丸は意気揚々だ。撮影しながら、通行人に声をかけたりする。

「おはようございます~! 旅サラダでーす。必ず見てくださいねー」(中丸)

 桜レポをし、カメラ撮影をし、さらに番組の宣伝に精を出す中丸。その抜かりなさは立派だが、せっかくの風情ある船が、まるで選挙カーみたいになってしまった。すごいアイドルだ。

 さて、中丸が撮った桜の動画はどうだったか? これが悪くなかったのだ。当然、船は止まってくれない。動きっぱなしだから、ピントを合わせるのが難しい。自ずと映像も揺れてブレているが、それが逆に臨場感を高めた。船から桜を見ている感じのする動画だったのだ。一方、中丸を捉える番組カメラマンの映像はまったくブレていない。プロのカメラマンはやっぱりすごい。

中丸 「神田さ~ん! 撮影テクニックも含めて、今日は何点ですかね?」

神田 「え~っと、“よくできました! 桜マーク”だね」

中丸 「ナーッファッファッハハ!」

 朝から豪快に笑う中丸。この日は新年度、新体制の幕開けだ。それだけに、いつもの中継以上に中丸は自らを鼓舞していた気がする。

勝俣州和のデリカシーのなさに、ニューオータニのスタッフが苦笑

 お花見といえば、グルメ。というわけで、中丸のために豪華なお花見重が用意されていた。このお重は、なんとホテルニューオータニ製だ。盛り付けは美しいし、ケーキもいっぱい入っている。さらに、キャビアが缶ごと入っている! 桜だけでなくお重の中身も色とりどりで、春の色が満載だ。

 文句なしにおいしそう。筆者も「食べたい!」と思っていたら、画面下にこんなテロップが表示された。

「桜・お花見重 59,400円」

 ニューオータニのスタッフがすぐそこにいるというのに、「59,400円!? 泊まれるじゃん、ニューオータニに!」とクソでかい声で絶叫する勝俣のデリカシーのなさに笑った。船上のニューオータニのスタッフも、心なしか苦笑いしている。

 たしかに、筆者もめまいがした。とても食べられない。エイプリルフールのジョークかと思ったほどだ。さすが、ニューオータニ! エグい値段である。

「いいんですか、いただいちゃって? いっちゃおー」(中丸)

 躊躇なく食べ始める中丸が、なんかムカつく。お花見を楽しみ、約6万円のお重を食べ、これのどこが仕事なんだ? 桜を眺め、キャビアを食べて、もうほとんど殿様である。きっと、キャビアの小瓶だけで8,000円はしているだろうし。

 スタジオにいるレギュラー陣の会話も生々しい。中丸が炊き込みご飯をかっこんだ姿を見て「あれでもう2,000円くらいでしょうね」と、一口を値段換算し始める勝俣と、その言葉に爆笑するほかの演者たち。お重の内容より、俄然、値段に興味が湧いているようだ。

 さらに、ニューオータニ自慢の最高級ショートケーキを箸で食べだす中丸。カトラリーまで殿様気分である。

 そんなこんなで、中丸とニューオータニのスタッフがお花見グルメを総括した。

スタッフ 「ぜひぜひ、たくさんの方にこちらのお重をお花見のお供としてご利用いただきたいなと思います」

中丸 「これは無条件で、お花見がさらに最高に彩られますね。『今年は全力でお花見を楽しんじゃおう』っていう場合に、これは……」

スタッフ 「ぜひぜひ、オススメです」

 ナメてるのか、庶民を……? オススメされたって買えないよ!

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