『DayDay.』早くも視聴者離れ?視聴率で『ラヴィット!』に抜かされそうな苦境
#視聴率 #ラヴィット! #DayDay
4月3日から始まった『DayDay.』(日本テレビ系)の視聴率が、早くも『ラヴィット!』(TBS系)に抜かされそうだという。いったい、何が起きているのだろうか?
「『DayDay.』は時間帯によって1部と2部に分かれています。まずは9時から10時25分の1部ですが、初日の3日は個人2.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、そして世帯5.0%でした。続く10時25分から11時10分までの2部は個人1.8%、世帯3.5%。これを受けて『好スタート』と報じられましたが、翌4日はいきなり下落。1部は個人2.0%、世帯3.7%。続く2部は個人1.6%、世帯3.1%。つまり、1部・2部ともに、そして個人・世帯ともに、初日の視聴者がいきなり離れたということになります。一方、気になるのが同4日の『ラヴィット!』で、個人1.7%、世帯3.1%という結果でした」(テレビ業界関係者)
『ラヴィット!』の放送は8時から9時55分まで。『DayDay.』は9時スタートのため、『ラヴィット!』とは約1時間しかかぶっていない。ただし、かぶっている『DayDay.』1部は前述の通り、個人2.0%、世帯3.7%だった。つまり、『ラヴィット!』とは個人で0.2ポイント、世帯で0.6ポイントしか離れていないことになる。
「日テレの生番組は放送終了後、近くのトークスペースで反省会をするのですが、前日4日の視聴率が判明した5日の反省会の重い雰囲気は容易に想像できます。いずれにしても、いきなりここまで苦しい状況になるとは思っていなかったのではないでしょうか。ただ、スタッフとしても模索しているという段階ですから、諦めてはいないのでしょうが」(同)
17年続いた『スッキリ』の後を受けて始まった『DayDay.』。その番組コンセプトは『おしゃべり感覚で見られる爽快・情報エンタメトークショー』というものだが、これが視聴者から支持されていないのだろうか。
「いわゆる時事ネタを扱うわけでもなく、要は『スッキリ』の後半にやっていたような生活情報や暮らしの話題をそのまま受け継いでいるだけで、軸がまったくないのです」(同)
では、なぜ日テレは『スッキリ』を終わらせてまで『DayDay.』をスタートさせたのだろうか?
「日テレがしきりに言うのが『生活者のニーズの変化』です。これは、この枠に限って言うと、いわゆる『ワイドショー』なるものからの脱却です。くしくも3月31日の『スッキリ』最終回で、司会の加藤浩次は『17年という月日で時代も変わっています。“スッキリ”の役割を果たしたと思っています。次の番組、そしてテレビの新しい未来のために“スッキリ”がここで終わって、次に進む。僕も含めて次に進みたいと思います』と宣言していました。
SNSの発達で一億総コメンテーターの時代、自分と違う意見を“害悪”と見なすような視聴者も増えている。そのため、いわゆるワイドショーは役割を終え、当たり障りのない感想を言う場として『DayDay.』が新設されたわけです」(同)
4日放送の『DayDay.』では『バスタオルは毎日洗う?洗わない?」というテーマトークが展開されていた。これはこれで「なぜ今?」と疑問が集中した。一方で、ワイドショー路線に切り替えたとして茨の道が待っている。つまりは進むも地獄、戻るも地獄。同じ吉本興業の南海キャンディーズ・山里亮太vs.麒麟・川島明による熾烈な“視聴率”対決の今後が楽しみになってきた。
『DayDay.』がほぼ『スッキリ』のまんま? 日テレがわざわざリセットした事情
南海キャンディーズの山里亮太、元NHKの武田真一アナ、日テレの黒田みゆアナがMCを務める、日本テレビ系の朝の情報番組『DayDay.』が4月3日にスタートした。 シ...サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事