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安藤萌々アナ“昇格”、ヒロド歩美アナの新加入…『報ステ』“異例”の人事に賛否

安藤萌々アナ“昇格”、ヒロド歩美アナの新加入…『報ステ』“異例”の人事に賛否の画像
安藤萌々 公式Instagramより

 テレビ朝日の安藤萌々アナが、同局の看板となる報道番組『報道ステーション』で、スポーツ担当からサブキャスターへと異例の“昇格”を果たした。スポーツキャスターの後任となったヒロド歩美アナと共に、今回の「人事」がさまざまな意味で視聴者の関心を呼んでいる。

 安藤アナは中学時代に水泳に打ち込み、大学時代にはゴルフ部の主将を務め、ゴルフのベストスコアは「78」という本格派の体育会系アナ。2020年にテレビ朝日に入社し、その翌年3月から『報道ステーション』のスポーツキャスターに起用された。

 非常に取材熱心なことで知られ、今年1月から「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)」の日本代表・侍ジャパンにも選ばれた埼玉西武ライオンズの山川穂高選手や巨人の大勢投手らの自主トレに密着。さらに、2月からは宮崎と沖縄を飛び回って各チームのキャンプや、大リーガーで侍ジャパンメンバーの吉田正尚選手の自主トレなどをリポートした。

 個人のInstagramで公開している詳細な取材後記はファンだけでなく選手にも好評で、たとえば吉田選手を取材した際には「下半身の動きはゆったりとしているのに、捻転が凄いんです!トップでグッと入った肩甲骨、下半身の動きと共に上半身が一気に加速!」「そんな吉田選手が大切にされているのは『連動性』。自分よりも体の大きな選手たちに勝つため、パワーだけではなく工夫して球に力を伝えています」などと解説者クラスのコメントを記している。こうした取材姿勢が好感を呼び、野球界では「安藤アナの取材なら受けるという選手もいる」というほどの別格の評判を得ていた。

 侍ジャパンの合宿やWBC本番でもその取材力の高さとコネクションが生かされ、評価がうなぎ上りになっていた安藤アナ。しかし、そんな中で朝日放送時代の2016年から『熱闘甲子園』のキャスターを担当して「高校球児のマドンナ」と称されたヒロド歩美アナが3月いっぱいで同局を退社し、フリーとして4月から『報道ステーション』のスポーツキャスターを務めることが発表され、安藤アナが追い落とされるのではと危惧する声が高まった。

 しかし、その心配は杞憂だったようで、安藤アナはスポーツキャスターからサブキャスターへの“昇格”という大抜擢。同期の渡辺瑠海アナの後任として、3日の『報道ステーション』でサブキャスターデビューを果たした。渡辺アナは9日より『サンデーステーション』のメインキャスターに就任するが、その一方で『報道ステーション』では“降格”ともとれる「フィールドリポーター」として出演する。一部では、ヒロドアナのスポーツキャスター就任の影響による「玉突き人事」ではとも指摘された。

 そうした複雑な人事の影響もあってか、ネット上の視聴者からは「明るい安藤アナはスポーツコーナーが合っていた」「政治とか事件とかのお堅いニュースの時に安藤アナは雰囲気が合わないかも」「落ち着いた雰囲気の渡辺アナがキャスターで、安藤アナがスポーツ担当のほうが好きだった」といった声も目立ち、番組の新体制に賛否が起きている。

 だが、現状では慣れていないだけで、これから徐々になじんでいけば安藤アナの取材力の高さや真面目さがサブキャスターの立場でも生かされ、評価が変わっていくかもしれない。新たにスポーツキャスターに就任したヒロドアナについても同様で、まだ慣れないという人は少なくないようだが、朝日放送時代から培ってきた実力・実績は申し分なく、今後に期待できそうだ。

 スポーツキャスターからサブキャスターに就任した安藤アナ、大阪ローカル局からフリーに転身してキー局の看板番組に起用されたヒロドアナ。どちらも極めて「異例の人事」であるだけに視聴者の驚きが大きいが、2人がこれからどのように持ち味を生かして活躍していくのか楽しみだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/04/06 21:00
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