『えいごであそぼ』発音が物議も…きゃりーぱみゅぱみゅは悪くないワケ
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歌手のきゃりーぱみゅぱみゅがメインで出演する小学生向け英語教育番組『えいごであそぼ Meets the World』(NHK Eテレ)が4月4日にスタート。ネット上では「とにかく、きゃりーがかわいい!」と賛辞が集まる一方で、「子どものことを思うと不安……」とネガティブな意見も目立つ。
同番組は、厚切りジェイソンがメインで出演していた『えいごであそぼ with Orton』の後継番組。平日放送は『with Orton』が週3回だったのに対し、『Meets the World』は週1回と縮小されている。
『Meets the World』の初回では、“しんまい魔法使い・きゃりー”に扮したきゃりーや、前作から登場している人形キャラクター・あおやん(声:ティ・カトウ)とピーチー(声:チャド・マレーン)のほか、アメリカ出身タレントらが演じる魔法使いが登場。
きゃりーは英語と日本語を織り交ぜながら芝居を行ったほか、定番フレーズを覚えるための楽曲「Nice to meet you!」と「What do you want?」の2曲を歌唱。最後には、『with Orton』にも見られた“発音クイズ”コーナーが放送された。
きゃりーの音楽プロデューサーである中田ヤスタカ氏が作詞・作曲を手がけるオープニングテーマも相まって、きゃりーのパブリックイメージに近い世界観が展開された同番組。ネット上では、「きゃりーがとにかくキュート! これは毎週見たい」「きゃりーぱみゅぱみゅがかわいくて、子どもが朝から食いついてた。これで英語に関心を持ってくれたらいいな」と好意的な声が続出している。
その一方で、日本で生まれ育ったきゃりーが英語を使うシーンがメインであるためか、「歌声が鼻にかかりすぎて、テロップないと何言ってるのかまったくわからなかった。英語教育番組として、これはどうなんだろ」「ジェイソンのほうが聞き取りやすかったなあ。やっぱりネイティブの方がメインで、きゃりーさんは英語を教えてもらう役柄のほうがよかったんじゃ……」と疑問視する視聴者も少なくない模様。
ただ、きゃりーは今回の出演にあたり、公式コメントで「海外でライブすることも多いのですが、英語はまだまだ初心者なので、この番組をとおして、みなさんと一緒に成長できたら、うれしいです」と謙虚な言葉を寄せている。
そのため、“魔法使いのきゃりーは英語初心者”というキャラ設定を提示しないまま、彼女の発音で視聴者に英語を覚えさせようとする脚本にも問題がありそうだ。
『with Orton』の評判が良かっただけに、きゃりーにのしかかるプレッシャーは相当のものと予想できる。Eテレの子ども番組は、子どもの食いつき以上に“親ウケ”が重視されるとも言われるが、同番組は『with Orton』同様に支持を集められるだろうか。
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