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斎藤佑樹、エスコンフィールド開業でも特需 セカンドキャリアに吹き続ける追い風

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斎藤佑樹(Getty Images)

 WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が異常な盛り上がりを見せ、改めて存在感を示したプロ野球。今季は北海道日本ハムファイターズが本拠地を移転し、こちらも話題だが、その波にしっかり乗っかったのが、2021年に引退した元日本ハムの斎藤佑樹だ。

「今回の日本ハムの本拠地移転は、プロ野球の球団としては2009年の広島カープ以来14年ぶり。新球場のエスコンフィールドは総工費が600億円にのぼり、通年で楽しめるタワー、世界最大級の大型ビジョン、グラウンドが一望できるレストラン、世界初の球場内天然温泉など、さまざまな施設を取り揃えていますが、その案内役として抜擢されたのが斎藤佑樹でした。

 公式戦こけら落としとなる3月30日の試合はテレビ東京が生中継を行いましたが、斎藤は記念すべき開幕戦のみならず、事前の宣伝番組にも新球場のナビゲーターとして出演。日本ハムOBには昨年で引退した杉谷拳士もいますが、“元・日ハム枠”で競り勝ったのは斎藤だったようです」(週刊誌スポーツ担当記者)

 バラエティ番組であれば、すでに実績がある杉谷に軍配が上がりそうだが、信頼度や安心感という点では斎藤に一日の長があったか。“ハンカチ王子”として国民的アイドルとなったものの、プロでは通算11年で15勝と寂しい成績に終わったが、第2の人生は今のところ順調だ。

「プロでは満足な成績を収められなかった斎藤は、引退後に『株式会社斎藤佑樹』を設立。“野球界に恩返しをする”とのことでしたが、現時点での実態はタレントです。中でも目立つのがCMへの出演。知名度もさることながら、高校時代の爽やかなイメージはいまだに強烈に焼き付いているようで、出演CMがユニクロやキリンビールなどナショナルクライアントばかりなのはさすがというしかありません。今回のエスコンフィールド移転に伴い、エスコンのCMにも出ています。

 斎藤は取材対象としても、高校野球、甲子園、田中将大を筆頭とするハンカチ世代など、さまざまな切り口で取り上げることが出来る。群馬出身というだけで、元日のニューイヤー駅伝のサポーターに起用されたのは驚きましたが、それも知名度がなせる業。とにかく持ち駒は豊富です。

 今年の夏の甲子園は5回ごとにやってくる記念大会なので、また2006年の斎藤の熱投はクローズアップされるでしょうし、来年には甲子園球場100周年というイベントが控えており、そこでも出番は予想される。解説者として放送局や新聞と契約すれば、定期収入が入る代わりにいろいろなしがらみが生まれますが、自分の会社なら自由に動けますから、本当に上手なやり方だと思います」(代理店関係者)

 現役時代は技巧派として鳴らしただけに、セカンドキャリアのコントロールも抜群のようだ。

石井洋男(スポーツライター)

1974年生まれ、東京都出身。10年近いサラリーマン生活を経て、ライターに転身。野球、サッカー、ラグビー、相撲、陸上、水泳、ボクシング、自転車ロードレース、競馬・競輪・ボートレースなど、幅広くスポーツを愛する。趣味は登山、将棋、麻雀。

いしいひろお

最終更新:2023/04/06 06:00
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