トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 加藤浩次再び狂犬に?
城下尊之の「フラッと芸能解説」

加藤浩次、『スッキリ』終了で再び狂犬に?

加藤浩次、『スッキリ』終了で再び狂犬に?の画像1
加藤浩次 82STYLE 公式サイトより

 ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!

――朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)が3月31日で放送終了となりました。番組は17年間も続いたそうですね。

城下 以前は僕も出演していたので、総合司会を務めた極楽とんぼ・加藤浩次さんについてはよく知っています。番組が始まった当初は、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)のイメージが強く、「暴れん坊キャラ」として知られていました。

――「狂犬」なんて呼ばれていましたよね。

城下 そうなんです。『スッキリ』の番組終了まで2分半となったところで、加藤さん自身「芸人時代は暴れん坊で、本当にアイドルぶん投げたりとかしているキャラクター」と語り、「俺、ムチャクチャ更生したなと思ってますよ。みんな僕を『スッキリ」させた。『スッキリ』という番組が、スタッフの皆さん、演者の皆さん、これを見てくれている視聴者の皆さんが良い方向に導いてくれたなというのが、本当に実感しています」と挨拶していました。この挨拶は名言だと言われています。

 実際、『スッキリ』司会を務めたことで、タレントとして一回り、ふた回りも存在が大きくなり、さまざまなバラエティ番組やトーク番組でMCを務めています。

――本当に、一時はテレビに出ずっぱりでした。よく17年間も続きましたよね。

城下 『スッキリ』は8時に始まって10時ごろには生放送が終わるので、そのあとほかの番組の仕事を入れられます。バラエティ番組は昼過ぎから収録が始まることが多いので、『スッキリ』が終わったらそのまま移動して午後から出演できる。毎朝、番組出演を続けながら他の番組にも出続けられたので、加藤さんにとっては好都合でした。

――帯番組に出ながら、露出を維持し続けられたわけですね。それにしても放送期間中はいろいろ事件がありましたよね。

城下 そうですね。2019年に芸人の闇営業問題があったときには当時、自身が所属する吉本興業に対して「大崎さん(大崎洋会長)と岡本さん(岡本昭彦社長)を怖がっている状況がずっと続いてきた。これからもそれが続くと思ったら、僕はこの会社に居られない。僕は辞めます」と、堂々と当時の所属事務所を批判するコメントをしました。それを聞いた吉本側としては「好きにやってくれ」ということだったのでしょう。同年10月から、所属ではなくエージェント契約という形に変更になり、2021年3月にはその契約を終了。今は個人で仕事をしています。

――これからどうなっちゃうんですかね。4月からは元NHKでフリーアナウンサーの武田真一と南海キャンディーズの山里亮太による新番組『DayDay.』がスタートしました。

城下 加藤さんは『スッキリ』の経験やこれまで築いてきた人脈を生かして、引き続き個人で仕事をしていくことになります。情報番組的な常識人のキャラも出していくこともできるし、朝のレギュラーからは解き放たれたので、再び暴れん坊キャラを使うこともできる。幅が広がっていろんな仕事ができるでしょう。どんな番組でどう見せていくか、楽しみでもあるし、見ものでもありますね!

 

 

城下尊之(芸能リポーター)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

しろしたたかゆき

最終更新:2023/04/05 07:00
ページ上部へ戻る

配給映画