『うたプリ』の女性アイドル版『バクプリ』が炎上した3つの理由とは?
#アニメ #ゲーム #声優
イケメン男性キャラクターが人気の恋愛ゲーム『うたの☆プリンスさまっ♪』(通称『うたプリ』)の女性アイドル版にあたる『うたの☆プリンセスさまっ♪ BACK to the IDOL』(通称『バクプリ』)の公式サイトと公式SNSが突如公開され、ネット上で「最悪」と批判が殺到した。
公式サイトによると、『バクプリ』は『うたプリ』同様にプロデューサー・上松範康氏が主催するElements Gardenとブロッコリーが共同プロデュースするプロジェクトで、「St.早乙女女学園に通う女の子たちが時を超え、様々な時代を行き来しながら、アイドルとして活躍する姿を描いた青春物語」だとか。
ストーリーは、芸能を志す少女たちが集う「St.早乙女女学園」で登場人物たちが鍛錬を重ねたのち、同系列の芸能事務所「早乙女プロダクション」に所属してアイドル活動を行う……という内容だという。
この情報解禁を受け、ネット上では「プリンセスは、ファンのことじゃなかったんですね」「足を運んだたくさんのプリンセスたちは、偽物だったということですか……」とショックを訴えたり、『うたプリ』の舞台である「早乙女学園」を彷彿とさせる「St.早乙女女学園」「早乙女プロダクション」というネーミングに「世界観が同じ」と拒否反応を示す『うたプリ』ファンが続出。
また、『うたプリ』が2011年にエイプリルフールネタとして発表し、のちにドラマCD化した『うたの☆プリンセスさまっ♪ -まじかるイチコ-』(PSPソフト『うたの☆プリンスさまっ♪Repeat』の限定セットに付属)の存在も、ファンの感情を逆撫ですることに。
というのも、『まじかるイチコ』は既存の『うたプリ』キャラクターの魔法少女パロディであり、『うたの☆プリンセスさまっ♪』というタイトル自体が「『うたプリ』の女性版ネタ」として既にファンの間で定着していたのだ。
この3つ以外にも、複数の理由で反感を買ってしまった『バクプリ』。この事態を受け、上松氏は今月2日、Twitterで「心が強く折れてしまいました」「結論を言いますと、少しうたプリの作曲や作詞をお休みをいただければと思っております」(原文ママ、以下同)と傷心による活動休止を発表。
さらに、「ファンはプリンセスじゃないのか」という批判に対し、「プリンセスという言葉は間違いなく、うたプリの世界の中ではファンや春ちゃんを表すものです」と釈明した上で、「既存の『うたの☆プリンスさまっ♪』とは混じらない世界線にあります」と明言した。
一方、物議を醸している「早乙女」を含む名称については、「早乙女という名の設定も含め、今後の制作も含めそうならないようにしていきます」と設定の変更を示唆し、「大好きなうたプリを傷つけるような結果になってしまいと申し訳ありませんでした」と謝罪している。
この一連のツイートに対し、ネット上では「『混じらない世界線』と聞けてほっとしました」と安堵の声が上がる一方で、「『うたプリ』と『バクプリ』のコラボとか、絶対にしないでください!」と釘を指す人が続出。依然として、厳しい反応が続いているようだ。
乙女ゲームという特質上、ある程度予想できたようにも思える今回の騒動。『バクプリ』の誕生により、『うたプリ』ファンの熱が冷めるのではないかと危惧する声も散見されるが、果たして……。
昔ハマったあのゲームをもう一度!サブスクで遊び放題のレトロゲームサービス
現代のゲームは、グラフィックは実写と見分けがつかず、ストーリーやシステムも重厚長大といったものが多いが、たまには子どもの頃や学生時代に友だちと遊んだゲームをやってみたい...サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事