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「ウマ娘」とコラボも。新作「ペヤング」3品がバラエティに富みすぎた!

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筆者撮影、以下同

 ペヤングの新商品をレビューする恒例企画ですが、今回は「ウマ娘」とのタイアップ、「トムヤムクン風」、そして「かきたまあんかけ風」というバラエティの富みすぎた3品です。

 先日、1年ぶりの「獄激辛ペヤング」の新商品が復活し、風雲急を告げるペヤング。破壊と殺戮の神の降臨により、ここ最近続いていた真面目な創作ペヤングによる平和な世界は消失し、激辛と大盛を繰り返す無限地獄に再び突入するかと思われました。しかし今回の3品は外見上、その魔の手によるものには見えません。果たして魔王の息がかかるものなのか、それとも良心の生き残りなのでしょうか。

まさかの「ウマ娘」とのタイアップ!! 「ペヤング ゴルシ印のソースやきそば×メイショウドトウの超激辛やきそば」

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「ペヤング ゴルシ印のソースやきそば×メイショウドトウの超激辛やきそば」(2023年2月20日発売)

 まずは、「ペヤング ゴルシ印のソースやきそば×メイショウドトウの超激辛やきそば」300円(税別)。セブン-イレブン限定で発売された商品で、「ウマ娘」とコラボした「超大盛」サイズのペヤングとなっています。

 ペヤングでこういったタイアップはめずらしいと思われるかもしれませんが、過去には「初音ミク」や「カードファイト!! ヴァンガード」とタイアップした商品も出していたことがあり、決して実績がないわけではありません。

 今回の商品は「超大盛」サイズ名物の「ハーフ&ハーフ」で、ゲーム内でも登場する「ゴルシ印のソースやきそば」と、「メイショウドトウの超激辛やきそば」が組み合わされています。

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別添袋に見覚えが…

 内容物を見ると、「超大盛」でおなじみの、通常サイズの麺が2個入っています。そして別添袋ですが、なにやら見たことのあるものが。そう。通常ペヤングの「やきそばソース」と「スパイス&ふりかけ」、「ペヤング激辛やきそば」の「激辛ソース」とまったく同じに見えます。

 普通のペヤングと激辛ペヤングを組み合わせた「ペヤング超大盛やきそば ハーフ&ハーフ激辛」という商品が長年レギュラー商品として出ていますが、それと違うのはかやく1袋だけのように見えます。

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左の山は「ゴルシ印のソースやきそば」、右の山は「メイショウドトウの超激辛やきそば」をイメージ

 左の麺ブロックは「やきそばソース」と「かやく」で「ゴルシ印のソースやきそば」を、右は「激辛ソース」を混ぜてふりかけ&スパイスをかけ、「メイショウドトウの超激辛やきそば」をイメージしてみました。ソースの量は2食分ありますが、「かやく」と「スパイス&ふりかけ」は1食分の量しか入っていないようで、ちょっと物足りない感じがします。

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ゴルシ印のソースやきそば

 まずは「やきそばソース」を合わせたほう。やはり安心安定のいつもの「ペヤング」の味でした。まさかゲームに出てくる「ゴルシ印の焼そば」の正体が「ペヤング」だったとは。作中では奇人として描かれるゴルシですが、「ゴルシ印」として「ペヤング」を使ってくるとはなかなか奇抜な発想ですね。

 具はいつもの挽肉とキャベツではなく、ニンジンとキャベツ。細かく切ったニンジンがたくさん入っていました。ゴルシなら本来、お馬さん業界の定番の栄養食ニンジンではなく、ピーマンとか入れてきそうですけどね。

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メイショウドトウの激辛やきそば

 続いて「激辛ソース」を混ぜた山。こちらもやはり、「ペヤング激辛やきそば」と同じソースのようです。初登場当時は圧倒的な辛さに口の中が痛くなりすぎてビビったものですが、今や「獄激辛ペヤング」をはじめ、非人道的な激辛商品が多く登場するようになり、「ペヤング激辛やきそば」くらいでは感覚が麻痺して驚くことはなくなりました。

「ふりかけ&スパイス」も、いつものペヤングに入っているものと同じです。結局のところ、「かやく」の袋以外は「ペヤング 超大盛やきそばハーフ&ハーフ激辛」と同じで、そのわりに今回のほうが70円も高くなっています。

 単に食べるだけなら「ハーフ&ハーフ激辛」のほうが断然コスパが良さそうですが、キャラクターモノにそんなこというのは野暮だし、パッケージにゴルシとドトウが描かれているのでファンにとってはお得感しかないですけどね!

意外と本格派!? 「ペヤング トムヤムクン風やきそば」

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「ペヤング トムヤムクン風やきそば」(2023年3月13日発売)

 続いては、「ペヤング トムヤムクン風やきそば」214円(税別)。「カップヌードル」など、カップ麺でもトムヤムクン味の商品はよく出ていますが、ついにペヤングからも登場しました。ジャンキーなペヤングとトムヤムクンの親和性は高そう。ただペヤングなので、告知なしに超激辛とかにしてきそうで恐ろしいです。

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以前出ていた「すっぱからMAX」(左)と「パクチーMAX」(右)

 これまでにペヤングはトムヤムクンに肉薄したことがありました。2018年4月に「すっぱからMAX」が、2016年12月に「パクチーMAX」という商品が出ており、いずれトムヤムクン味が出てくるのは必然だったようにも思えます。

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意外と本格派のトムヤムクン味

 香辛料やエビに、ココナッツミルクや柑橘系の風味を効かせたトムヤムクン味のソース。告知なしでの激辛なんてことはなく、ペヤングながら中辛~辛口程度で常識の範囲内でした。エビや魚醤の風味もきちんと感じられる結構本格的なトムヤムクン味で、柑橘系の香りもあるので、エスニック系の味に慣れがないと最初は違和感があるかもしれません。

 柑橘系が香る一方で、酸味はそれほど強くありません。わかりやすく酸味やココナッツミルクの甘みが強調されている「カップヌードルトムヤムクンヌードル」などとは少し違うので注意が必要です。ただ、外国食品では香りのわりに酸味は強くないことが多く、今回はそれに近い感じがしました。

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色鮮やかなパクチー

 トムヤムクンには付き物のパクチーもしっかり入っています。乾燥パクチーは本場のものでも色がくすんでいる場合が多いですが、緑の色が鮮やかでたっぷり入っていました。

 ただ、色や量のインパクトのわりに香りはそれほど強くありません。カップヌードルのパクチーも色鮮やかですが、もっと香りが強いです。でもパクチーは苦手な人も多いので、色が目立つわりに香りが少ないのは、むしろ歓迎される場合が多いのかもしれません。

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エビがたくさん入っている

 具は、エビ、キャベツ、唐辛子。さすがペヤング、具がたくさん入っており、特にエビがたっぷり。214円(税別)のカップ麺でここまでエビがたくさん入っているものはほかにないのではないでしょうか。この値上げラッシュのご時世の中、良い意味でどんぶり勘定なサービス精神の旺盛さがペヤングらしくて、好感が持てました。

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