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野呂佳代が第2の小池栄子というのはガチーー芸能界を「やさぐれ女子」が席巻する

野呂佳代が第2の小池栄子というのはガチーー芸能界を「やさぐれ女子」が席巻するの画像1
野呂佳代(太田プロダクション公式サイトより)

 テレビのバラエティ番組に欠かせない、女性タレント。3月26日放送のTBS系『週刊さんまとマツコ』では、「芸能界『やさぐれ女子』の勢力図を紐解く!」と題して、昨今のバラエティ番組を席巻する“やさぐれ女子”の現状を分析した。

 現在のバラエティ番組に必ず一枠存在すると言われているのが、周りにいっさい媚びない“やさぐれ女子”。番組では“やさぐれ女子の帝王”YOUと、やさぐれ女子として芸能界での生き残りを狙う菊地亜美の2人をゲストに迎え、芸能界で活躍するやさぐれ女子たちを派閥に分類し、その勢力図を紹介した。

 この日の放送で紹介された“やさぐれ女子”は、島崎和歌子、研ナオコ、加賀まりこ、仁支川峰子、いとうあさこ、大久保佳代子、MEGUMI、若槻千夏など。菊地亜美に加え、野呂佳代、手島優の3人は、今後やさぐれ女子としての活躍が期待される“パシリやさぐれ”にカテゴライズされた。

「“やさぐれ女子”と呼ばれる女性タレントは、とにかくトークが切れるし、身も削れる。毒っ気もあり、強いワードをビシバシ出してくるので、視聴者に爽快感を与えます。かといって、ただ口汚いだけということはなく、むしろどこか上品な雰囲気を持っている人も多く、まったくもって不快ではない。人気の若手芸人よりも確実に笑いを作れる存在として、スタッフから頼られていますね。特に、若槻さんや島崎さんなどは、どんなタイプの番組でもいけますし、自分が過剰に目立とうとしないのも使いやすい要素になっていると思います」(バラエティ番組製作会社スタッフ)

 番組では、「もっとやさぐれたい」と話し、今後のタレントの方向性を探っていた菊地だが、現場ではすでに圧倒的な安定感を発揮しているという。

「菊地さんは、結婚と出産を経験して、ママタレ方面にシフトしていくかと思いきや、意外とそんなことはなく、相変わらず貪欲な姿勢を見せ続けています。今回の『週刊さんまとマツコ』ではアドバイスを受ける“若手”として出演していましたが、ほかの番組ではベテランに近い扱いのことも多い。たとえば、『ぽかぽか』(フジテレビ系)の“飲みながランチ 主婦の会”というコーナーでは、野呂佳代さんと2人でゲストを相手に聞き役になっている。つまり、若手の役割も中堅の役割もできるユーティリティープレイヤーになっているんです。番組によって、自分の立場を使い分けられるのはさすがです。

 そういった能力の高さもあってか、産休を経て仕事のペースが落ちるのではなく、むしろ最近になって仕事量がどんどん増えているんですよね。菊地さんはすでに“やさぐれ女子”として、確固たる地位を築いていると思います」(同)

 菊地とともに『ぽかぽか』のコーナーレギュラーを担っている野呂佳代は、俳優としての存在感が高まっている。

「野呂さんは2020年くらいから急激に俳優仕事が増えていて、もはや売れっ子状態。野呂さんを指名するドラマのディレクターも多いようですね」(ドラマ関係者)

 野呂が俳優として評価を上げている背景には、それまでのバラエティ番組での活躍も影響している。

「野呂さんは、バラエティで結構ヒドい扱いを受けてきたということもあり、よくも悪くもタレントとしての“格”がそこまで高いわけではない。だからこそ“役を選ばない俳優”として重宝されている。しかも、野呂さんは本当に器用で演技もうまく、俳優のときはバラエティで見せていたガツガツ感をしっかり消すことができる。まさに“実力派俳優”といえます」(同)

 前出の『週刊さんまとマツコ』では、俳優業が好調な野呂について、菊地が「自分のことを小池栄子さんだと思ってるんですよ」とイジっていた。

「野呂さんが小池栄子さんのようだというのは、あながち間違いではありません。ドラマ関係者の間では野呂さんは完全に“ポスト小池栄子”という認識ですよ」(同)

 芸能界のやさぐれ女子としては、まだまだこれからかと思いきや、すでに業界内では高い評価を得ていた菊地亜美と野呂佳代。今後の“やさぐれ女子勢力図”のトップに立つのは、この2人で決まりなのかもしれない。

田井じゅん(エンタメウォッチャー)

1985年生まれ。神奈川県出身。専門学校在学中より、ミニコミ誌やフリーペーパーなどでライター活動を開始。一般企業への就職を経て、週刊誌の芸能記者に転身。アイドル業界や音楽業界を中心に、その裏側を取材中。

たいじゅん

最終更新:2023/03/30 13:00
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