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本多圭の『芸能界・古今・裏・レポート』

米倉涼子、やはり流れた『ドクターX』復活説…事務所の台所事情が関係か

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米倉涼子

 3月17日から世界同時配信されている女優・米倉涼子主演のAmazon Originalドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』。配信まもなく話題を呼んでいるが、その米倉に、彼女の代表作である人気ドラマシリーズ『ドクターⅩ~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)の続編の可能性が浮上してきているという。

 「テレ朝は『ドクターX』の続編を望んでいましたが、米倉自身が“イメージが定着するから”と固辞してきました。加えて、『ドクターX』の企画はオスカープロの時のものですから、米倉が独立したことで第6シリーズで終わるかと思われました。それが、第7シリーズまで放送されたのは、新事務所にテレ朝とのパイプを持つマネジャーのHが移籍したからだと言われています」(ドラマ関係者)

 2020年3月、それまで所属していたオスカープロモーションを退社した米倉は、4月に新事務所を設立。再スタートを切った。

 「22年に配信された米倉主演のNetflixドラマ『新聞記者』で、米倉の演技は高い評価を受けたものの、ドラマに協力した近畿財務局職員の故・赤木俊夫さんの妻・赤木雅子さんが、同作のプロデューサーや原作者の望月衣塑子・東京新聞記者に不信感を募らせたことが公になり、ドラマの評価が吹き飛んでしまいました」(ドラマ関係者)

 その後、米倉が2019年に難病である低髄液圧症候群を発症していたことが明らかになったほか、22年9月には、ミュージカル『シカゴ』のブロードウェイ公演と日本凱旋公演をでドクターストップにより降板した。

 「『シカゴ』の降板理由は『急性腰痛症及び仙腸関節障害による運動機能障害』と診断されたことでした。米倉はオスカーから独立して以降、体調不良で災難続きでしたからね。それだけに『エンジェルフライト』がヒットするか、注目されているんです」(前同)

 米倉といえば、楽天モバイルをはじめ、複数のCMにも出演しているが、公演中止による金銭的な問題も生じて、事務所の経営は厳しいという。

 「NetflixもAmazonも、ギャラが高額で世界配信されるというメリットはありますが、地上波と違って誰でも見られるわけではありません。やはり『ドクターX』のような地上波の連続ドラマがほしいところです」(大手プロマネジャー)

 大手広告代理店関係者も、「地上波の連ドラに出演していないと、スポンサーからの声がかかりづらくなる。事務所経営を維持するためには、『ドクターX』の続編を引き受けざるを得ないのではないでしょうか」と語る。

 「テレ朝は、昨年10月のドラマ枠に『ドクターX』と同じ中園ミホさん脚本の『ザ・トラベラーズ』を放送しましたが、平均視聴率は12.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。悪くない数字ですが、やはり『ドクターX』の第7シリーズの16.5%には及びませんでした。テレ朝としては、15%以上の視聴率がほしい。となると『ドクターX』しかありません」(前出の前事務所関係者)

 また、続編を急ぐには共演者の事情もあるという。

 「共演の西田敏行や岸部一徳は高齢で、元気なうちに撮りたいところ。そこでテレ朝は、企画を持つオスカーに打診する一方、米倉サイドは親しいプロデューサーが口説いているそうです」(前出の前事務所関係者)

『ドクターX』の続編を望む声に米倉が応えるのか。その決断に期待したい。

(文=本多圭)

本多圭(ジャーナリスト)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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最終更新:2023/03/31 15:00
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