愛子さまのお相手候補、イケメン御令息の華麗な出自 ほかスクープ15本
#元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
ジャニー喜多川氏の性虐待問題とNHK
今週の1位は、BBCが放送した「ジャニー喜多川の性的虐待問題」を報じた文春にあげたい。
今回のテーマは、これだけの大問題に対して、NHKが沈黙を守っていることへの批判である。
スポーツ紙や民放がだんまりを決め込むのはそれなりに理解できる。彼らはジャニーズ事務所に首根っこを押さえられ、ものをいうことができないからである。
だが、なぜNHKがこの問題を取り扱わないのか。文春はそこに斬りこむ。
BBCは外国特派員協会(FCCJ)で3月17日会見を開いた。そこには朝日、毎日、フジテレビなども来ていたが、NHKは来ていなかったという。
朝日新聞は、ニュースサイト「GLOBE+」で、
「ジャニー喜多川氏の少年たちへの性加害疑惑 英BBC番組の制作者『沈黙の壁あった』という記事を掲載して、番組ディレクター・インマン恵の、
「人々が声を上げられるようになること、そしてジャニー喜多川氏のような力のある立場の人が責任を問われることを望みます」
という言葉を紹介したという。
サイトに出して終わりというのは、いかにも朝日新聞らしいやり方である。
だが、会見にも来ないNHKはどうしたのか?
インマン恵はこう答えている。
「NHKの報道は素晴らしいものもあるのに、なぜこの問題について報じないのか、不思議に思う。取材も依頼し、コメントも求めたが、丁寧に断られた。ジャニーズのタレントはNHKにも頻繁に出演している。だから話したがらないのだろうと思う」
確かに、NHKとジャニーズの結びつきは強い。昨年の紅白歌合戦に、ジャニーズ事務所のグループは6組出ている。
現在放映中の大河ドラマ『どうする家康』では、家康に松潤、織田信長に岡田准一が主要キャストを占めている。
昨年6月には、NHKで理事を務めた若泉久朗がジャニーズ事務所の顧問に就任している。
2000年にスタートした『ザ少年倶楽部』はジャニーズ事務所のタレントしか出演できない。
NHK放送センターの7階にはリハーサル部屋があるが、ジャニーズのタレントたちがレッスン場として常時使っているという。
NHKと目と鼻の先にあるジャニーズ系列が持っている7階建てのビルには、NHKの「ポストプロダクションセンター」が入居しているというのだ。
そのうえ、過去に、ジャニー喜多川の功績を伝える特別番組まで制作していた。
「顔を写さない条件で、ジャニー氏本人にインタビューもしている。ジャニー氏の『子供たちは生きる才能を持っている』という言葉に、住吉美紀アナウンサーが、感動の涙を流す場面もあった。もちろん性加害に触れることはなかった。さらに十八年一月、『ニュースウオッチ9』にもジャニー氏は登場。ジャニー氏が作・演出し、King&princeがメインの舞台を特集した」(文春)
NHKがジャニー喜多川の性加害疑惑を知らなかったはずはない。それでも知らん顔をしてジャニーズの連中を使い続けている。
NHKはこの問題についてどう考えているのか、説明責任があるはずだ。(文中敬称略)
【巻末付録】
まずは現代から。
「『令和のグラビアクイーン』登場 沢口愛華 しどけない浴衣」「『次に来る』アイドルNo.1! くろがねさら 空にそびえるGカップ」
「特別記念大ポスター 菊地姫奈」
お次はポスト。
「2023年春夏カレンダー 雪平莉左 もっと! 可愛くてゴメン」「なをん。つばさとかんな クジる」「黄昏流星群のSEX名場面集」
この中では雪平莉左が断然いい! 今週もポストの勝ちだな。
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