「カップヌードル塩分控えめPRO」ってうまいの? いつものカップヌードルと比較してみたら…
#健康 #カップ麺 #カップヌードル #カップ麺一行3昧
こっちも油攻撃が激しい !「カップヌードル 塩分控えめPRO 1日分のカルシウム&ビタミンD カレー」
続いては、「カップヌードル 塩分控えめPRO 1日分のカルシウム&ビタミンD カレー」214円(税別)。「カップヌードルPRO高たんぱく&低糖質」ではなぜかスキップされてしまった「カップヌードルカレー」ですが、今回の「塩分控えめPRO」では真っ先に登場しました。
カップヌードルカレーは味が濃いので塩分も高そうなイメージがありますが、実はノーマルの醤油味やシーフードより低め。ちなみに、レギュラー商品では「辛麺」や「ねぎ塩」が比較的高めです。
麺量に違いのあった醤油味と違い、カレーは両者同じ量。カロリーは「塩分控えめPROカレー」が低く、塩分は3割減、そしてカルシウムは7倍強というすごい数値となっています。ビタミンDや食物繊維も多く入っているようです。
フタを開けて両者の内容物を比較すると、「塩分控えめPROカレー」のポテトのカットが小さく見え、かやくもやや少なめに映りますが、醤油味よりさらに違いがなさそう。写真では見づらいですが、麺の形状には違いがありました。
両者湯戻し調理すると、「塩分控えめPROカレー」のポテトと謎肉のボリュームは多少見劣りしています。ただ、どちらも十分に具だくさんで、並べて見比べなければどちらかを言い当てることは難しいように思います。
ポークベースの肉の旨みに大量の玉ねぎを加えた、濃厚でドロドロなカレースープで、こちらのスープも味に大きな違いは見出せません。原材料を見ると「塩分控えめPRO」には「プロセスチーズ」や「トマトパウダー」といった、本家には入っていない材料が入っているのですが、減塩の影響を抑えることに使われているようです。
こちらも毎日のように食べ慣れていれば違いがわかるのでしょうが、筆者のレベルでは乙部のりえ級の完コピとしか感じませんでした。「塩分控えめPROカレー」片方だけ食べたとしたら、したり顔でいつものカレーヌードルだと断言してしまいそう。
麺はどちらも縮れのついた油揚げ麺ですが、太さに違いが見られます。「塩分控えめPROカレー」の麺は「醤油味PRO」の麺よりは少し太いものの、「カップヌードル」シリーズ屈指の麺の太さを誇るカップヌードルカレーとの差は大きく、完全に別モノの麺でした。また、麺表面のつるみにも違いがあり、「塩分控えめPROカレー」はつるみのない麺でスープ乗りが良く、カップヌードルカレーの麺はつるみが強いです。
麺が細くすることで相対的にスープが強くなるので、麺の太さの違いが減塩でもスープの濃さを増させる要因のひとつになっているようです。また、スープ乗りの良さ、スープを吸い込む強さでも「塩分控えめPROカレー」が上回っており、スープを濃く感じさせる工夫がなされているように感じました。さらにこの麺がカルシウムやビタミンD、食物繊維を多く含んでいると考えると、とんでもなく優秀な麺ではないでしょうか。
具は、謎肉、ポテト、ネギ、ニンジンなどが入っていますが、「塩分控えめPROカレー」の謎肉とポテトはちょっと少なめ。ただ、それほど大きな違いはありません。ポテトのカットが少し小さく、サクサク感が残る通常のカップヌードルカレーとは異なった食感でした。
価格差はこちらも16円で、安価や具のボリュームを取るなら通常のカップヌードルカレー、少し高くても減塩やカルシウムやビタミンDがほしいなら「塩分控えめPRO」がいいと思います。減塩商品ですが、味の違いについてはほとんど考慮する必要はないでしょう。
減塩を取るか、価格を取るか。シンプルな選択ができる
世の中に減塩商品は数多くあり、カップ麺でも過去にいくつか出ていますが、減塩は味にどうしても影響を及ぼすため、軽い気持ちで塩分を控えたくても、逼迫する必要に迫られなければなかなか購入に踏み出せないことが多かったのではないでしょうか。
今回の「塩分控えめPRO」2品は、減塩の影響を味からはほとんど感じず、機能性を取るか、価格を取るかというシンプルな選択ができます。いずれ、減塩がもっと当たり前の世の中になった時は、「塩分控えめPRO」が「カップヌードル」に取って代わってもおかしくありません。
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