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『旅サラダ』KAT-TUN中丸雄一リポーターを見守る会 #47

『旅サラダ』猫舌に定評のある中丸雄一、油から出したての揚げものを差し出されて食べる

『旅サラダ』猫舌に定評のある中丸雄一、油から出したての揚げものを差し出されてなんとか食べるの画像1
画像のシーンは鯛のしゃぶしゃぶを食べている中丸さん。『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)公式YouTube「【発掘!ニッポン なかまる印】のその合間に・・・#22」より

『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)のコーナー「発掘!ニッポン なかまる印」でリポーターを務めるKAT-TUN中丸雄一。3月18日放送回で彼が訪れたのは、和歌山県白浜町だった。

 今回は、紀州の特産品が購入できる「とれとれ市場」にお邪魔するようだ。白浜の超メジャースポットである。ちなみに、いつもは番組がスタートしてすぐに始まる「なかまる印」が、今回は8時36分スタートだった。おそらく、とれとれ市場のオープンが8時半だからだろう。

 建物の中に入ると、朝早い時間なのに人がなかなか多くて驚く。入り口付近には大きなパンダの大きなぬいぐるみがあり、お客さんを出迎えてくれているようだ。

「パンダがさっそくお出迎えしてくれて。ここにパンダがいらっしゃると」(中丸)

 パンダにまで尊敬語を使う中丸。

中丸雄一、鯛のお刺身を食べて左手の人差し指が曲がる

 今回の「なかまる印」が深掘りするのは「白浜の名物を全国へ! うまいもん甲子園の絶品グルメ」とのこと。ここで中丸は、スタジオにいる三船美佳にクイズを出題した。

中丸 「ここで、美佳さんにクイズです! その名物とは、いったいなんでしょうか? ヒントは、こちらの水槽です」

三船 「わかった、くじら!」

中丸 「くじら! 今回は、正解を私が網で獲ります。さあ、果たしてくじらを獲るのか!?」

 いや、くじらは網で獲れない。中丸が網で獲ったのは、めちゃくちゃ暴れる生きの良い鯛だった。ピッチピチ!

「正解は、鯛でしたー! 惜しかったですね。ざっくり言うと、まあ、正解かもしれないですけど」(中丸)

 いつも、正解からあまりに遠い回答を繰り返すレギュラー陣に、なぜかいつも「惜しかった」と返す中丸。そんなテンプレと同時進行でそっと鯛をリリースする所作も、中丸だ。

 白浜の鯛の魅力を教えてくれるのは、堅田漁業協同組合の森本好春さんである。同地の鯛は、色の綺麗さが特徴だそう。そんな真鯛が盛り付けられたお刺身が、中丸には用意されていた。

丸 「これ、いただいていいですか? このへんのいただいちゃおうかな(お刺身を箸でつまむ)」

森本 「(急に)白浜の鯛っていうのは、他社さんと比べて少ない数で飼ってるんですよ。だから、泳ぎ幅っていうのが……」

中丸 「(さえぎって)食べていいですか?」

 説明が終わるのを待てず、「食べていいですか?」と話をぶった切る中丸。視聴者側も「早く食べさせてあげて……」と思っていた矢先の「食べていいですか?」だったから、見てて吹いてしまった。

 というわけで、待望の真鯛のお刺身を食べる中丸。

「あーーーっっ! はっはっあっ、うまい!!」(中丸)

 うまいというより、からいものを口に入れたときみたいなリアクションをとる中丸。一口目の反応が、彼はいつもセオリー無視だ。

「めちゃくちゃアレっすね。ぷりっとした感触なんすけど、弾力もあるし、あきらかに『いい鯛だね』っていう」(中丸)

 食リポをしながら左手を顔の前に掲げ、人差し指を鈎のように曲げてクイクイし続けている中丸。ツッコみたいのだが、理解不能すぎてツッコみきれない、よくわからない動きだった。どうしたのだろうか。

 さらに、真鯛のしゃぶしゃぶもいただいた中丸。お刺身がおいしいんだから、しゃぶしゃぶもうまいに決まってる。朝から最高の仕事だ。

中丸、やけどした舌で強引に食リポする

「なかまる印」の後半では、ご当地食材を使った料理コンテスト「うまいもん甲子園」に出場した女子高校生チームが登場した。

 今年40歳の中丸と現役女子高校生が並ぶと、さすがに中丸が先生みたいに見える。つなぎを着ているので、どこか体育教師っぽい中丸。中丸と女子高校生の間には、驚くことに親子ほどの年齢差がある。

 彼女たちが考案したのは、「梅彩丼(うめいろどん)」なる料理だった。鯛の切り身の梅肉天ぷらと梅酢焼き、鯛のかぶとの梅煮をごはんに乗せ、梅干しとごまを合わせていただく一品である。和歌山の鯛が3種もあるし、鯛と梅は絶対においしい組み合わせだ。 

 ほかにも、メニューがある。名付けて「うめぇ!揚げたい焼き」は、たい焼きのフォルムをした揚げ物だった。梅肉を挟んだ鯛の切り身を、梅肉とチーズを混ぜたマッシュポテトで包み、食パンでサンドする。それをたい焼き器で焼き、パン粉をつけて揚げる一品だ。

 さっそく、女子高校生が揚げたい焼きを揚げた。……いや、早く上げないと。あきらかに、もう揚げすぎである。

 油から出したら、案の定、黒焦げだった。やはり、揚げすぎだ。そして、それを中丸に差し出した女子高校生チーム。ちょっと焦げてるやつを真顔で中丸に食べさせるフリは、『旅サラダ』向きである。

「じゃあ、どんなもんかいただきます。(かじろうとして)……あっ! 尋常じゃないぐらい熱いですね(苦笑)」(中丸)

 クソ熱そうなのだ。かじろうとして、ものすごい顔になる中丸。無理もない。まさかの、油から出したての揚げものである。猫舌じゃなくたってキツイ。「まずそうに食べる」で定評のある中丸だが、今回ばかりは同情する。あんなアツアツを食べたら、誰でもあんな顔になる。猫舌というより、噛んだ瞬間に歯が熱くなるやつだ。

「これ、食べ歩きとかにいいし、(たい焼きの)中に到着すると塩味のかかったふっくらとしたやつが出てきます」(中丸)

 立派な食リポだが、正味の話、舌がやけどして味わえていなかったはずだ。芸人みたいな仕事をしている中丸。こういう中継は前任リポーター・ラッシャー板前の十八番だった。口の中がベロンベロンになって、はじめて『旅サラダ』リポーターとしては一人前ということか。

 お刺身が登場して安心し、しゃぶしゃぶをクリアしてホッとしたところ、油から出したての揚げものを用意して、中丸の猫舌にとどめを刺しにくる『旅サラダ』スタッフの構成の悪企み。文字どおり、熱い食のリレーだ。

 さあ、そろそろ締めのお時間。最後は、恒例のアレである。

「というわけで、決めゼリフをお願いしまーす。せーのっ、はっくつーにっぽーん、なかまるーじるしー!」(中丸)

 中丸と一緒に、女子高校生チームも「なかまるーじるしー!」をご唱和してくれた模様。3月4日放送回では、鹿児島の男子高校生たちにガン無視されていた、この雄叫び。あの日の空気がまだ記憶に新しいだけに、今回の「なかまる印」はギュッとまとまっていた印象だ。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2023/03/25 06:00
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