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日刊サイゾー トップ > エンタメ > アイドル > STARTO(旧ジャニーズ)  > 中居正広、WBC中継で“村神様”と共に復活

二宮和也も脱帽! WBC中継で「不調」危惧された中居正広が終盤で見せたワードセンス

二宮和也も脱帽! WBC中継で「不調」危惧された中居正広が終盤で見せたワードセンスの画像
中居正広

 日本の劇的な優勝によって幕を閉じた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。不振に苦しんだ村上宗隆選手の復活が準決勝以降の大きなキーポイントとなったが、村上選手と共に「侍ジャパン公認サポートキャプテン」を務めた中居正広も“完全復活”を遂げたようだ。

 中居は体調不良で昨年11月から休養し、年明けに復帰したものの、一部では「見切り発車では」「まだ体調が戻っていないように見える」という指摘があった。そうした不安を完全に払拭できないまま、中居は「侍ジャパン公認サポートキャプテン」に就任。強化試合から本戦の決勝まで侍ジャパンのベンチ隣でリポートした。

 中居といえば、過去の大会では、選手と同じグラウンドの視点でリポートしていることから「グラウンドレベル中居」を名乗ってコメント。徹底取材によって得た独自情報を視聴者に伝え、野球への愛情がありすぎてたびたびハイテンションで実況に割り込んでくることから、東京スポーツの1面に「『中居黙れ』解説者気取り」という見出しが踊るなど批判が起きたこともあった。

 しかし今大会は一転、過去の2大会と比べて「静かすぎる」「存在を忘れてしまうくらい大人しい」といった声が視聴者から相次ぐことに。実況に呼びかけられてから静かにリポートするスタイルとなり、コメント回数も減少。一部メディアでは「以前は試合開始前からベンチ横でスタンバイして熱心に取材していたが、今大会ではベンチ横でほとんど座りっぱなしになっていた」などとも報じられた。さらに、6日に行なわれた強化試合の阪神タイガース戦では、大谷翔平選手がバッターボックスに入った際、中居は球場に鳴り響いた応援歌について「WBC用のオリジナルの応援歌」と説明。だが、実際は北海道日本ハムファイターズ時代の応援歌で、以前の中居ならあり得ないような痛恨のミスに野球ファンがざわついた。

 こうした“異変”によって、改めて中居の体調を心配する声が続出。また、手厳しい野球ファンからは「中居がいる意味ないのでは」といった批判的な意見も少なからず上がっていた。

 そうした声が中居の耳にも届き、奮起したのだろうか。中居は日本の主砲と共に復活することになった。

 21日にアメリカで行なわれた準決勝のメキシコ戦では、不振続きでこの日も無安打だった村上選手が、1点を追う9回裏、逆転サヨナラ打を放って“覚醒”。中居は「やっと起きてくれました! おはようございます! 村上選手おはようございます!」と絶叫し、まるで日本国民の気持ちを代弁してくれるような言葉だとして大きな反響を呼んだ。この中居の表現について、ジャニーズの後輩にあたるA.B.C-Zの橋本良亮は、グループの公式Twitterで「やっと起きてくれましたのコメントはさえすぎてます先輩」と称賛。村上選手本人も、中居の言葉を意識してだろう、翌日の決勝前に「残すはあと1戦、やっと目が覚めました」とコメントしている。

 さらに決勝のアメリカ戦では、もう登板はないのではともいわれていた大谷選手が1点リードの9回表にリリーフ(ストッパー)として登場。その姿を目にした中居は、「泥だらけのストッパー、泥だらけのリリーフピッチャー、(見るのは)初めてです」と表現した。

 通常、最後を締めるリリーフ投手はまっさらなユニフォームでマウンドに上がるが、「二刀流」の大谷選手は打者としてグラウンドを走り回り、右のわき腹や太ももなどが土まみれになっていた。「泥だらけのストッパー」は、大谷選手の二刀流での活躍と異例のリリーフ登板を端的に表した絶妙な言葉で、ネット上では「そのまま映画や漫画のタイトルになりそう」「今大会で一番の名言では」「言葉の選び方が天才」といった声が飛び交い、Twitterでトレンドワード入りを果たすまでに。

 これに、試合をテレビ観戦していたらしい嵐の二宮和也は、自身のTwitterで「この人の言葉には毎回ハッとさせられる。泥だらけのストッパー。本当にそうですね。(リポートで)入ってきてくれるタイミングも最高で、場が動きそうな時はコメントを止める。なくてはならない存在。中居さんもお疲れ様でした!」と中居の仕事ぶりとワードセンスを称え、先輩をねぎらった。

 当初は「不調」の気配もあった中居だが、終わってみれば野球ファンからもジャニーズの後輩からも絶賛されて“完全復活”となったようだ。4月からはダウンタウン・松本人志とタッグを組むバラエティ番組『まつもtoなかい』(フジテレビ系)がスタート予定で、仕事量が増えることに不安の声もあったが、冴えわたっていたWBC終盤の様子を見る限り、ファンは安心してよさそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/03/23 21:00
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