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眞鍋かをりが保守派の代弁者に? 行政文書騒動の議論にも「なんのための時間」

眞鍋かをりが保守派の代弁者に? 行政文書騒動の議論にも「なんのための時間」の画像1
眞鍋かをり

 目下、世間を騒がせている行政文書の捏造問題に、思わぬところからサポーターが現れた。『ひるおび!』(TBS系)にコメンテーターとして出演している眞鍋かをりが、この件について「捏造とか本物だとか延々やっていて、なんのための時間なのか」とコメントしたのだ。

「行政文書は、行政機関の職員が職務上で携わった事実や記録を後世に残すもの。これに捏造があれば行政の仕組みは成立しません。だからこそ高市早苗大臣の進退がかかる事態になっているのですが、真鍋に言わせれば些末なこと、ということ。議論の本丸は放送法にまつわることなので、芸能人にはダイレクトに関係がある話題だと思いますが、問題をなし崩しに終わらせようとは、“自民の回し者”と言われてもおかしくない発言です」(週刊誌記者)

 情報番組では、あえて強めのコメントを言うことで、活発な議論を誘うのはよくある手法だ。芸歴の長い真鍋なら、そのあたりの呼吸は理解しているだろうが、過去の発言を見ると“確信犯”だった可能性は高い。

「ソフトなイメージの真鍋ですが、実は右寄りの言動が多い。かつて自衛隊の総合火力演習に足を運び『日本人でよかった!』とツイートしたことがありますし、保守派の言論人が集う『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)にもたびたび出演。自民党の女性議員が公用車で子どもを送り迎えして批判を受けた際、これを擁護したこともあれば、『TVタックル』(テレビ朝日系)では、安倍氏の国葬に反対する人々について『脅迫するくらいイヤなことなのか』『野党が国葬にされるとマズイと思うことはなんですか』と、述べています」(同上)

 横浜国立大学出身の真鍋は、いわゆる“インテリ枠”での仕事も多いタレント。しっかり自分の意見を言えるのは流石だが、保守層にすり寄ることにはメリットも多いという。

「右寄りの発言を繰り返せば、何かと仕事が増えるのは事実です。講演会やセミナー、政治家や実業家との対談、公共系のキャンペーンのイメージキャラクター、自治体などの広報への起用、政府系の委員など、オイシい仕事は山ほどある。与党から出馬して議員になってしまうパターンもあります。そもそも左寄りの発言が多いタレントは大企業にも煙たがられますしね。

 真鍋の発言を見ていると、狙っているのは“主婦代表”のポジションでしょう。昼の情報番組のコア視聴者層は主婦とシニアですから、保守的な主張が歓迎される。くわばたりえ、山口もえ、北斗晶あたりもそうですが、主婦の代弁者として起用される芸能人は、どうしても発言が保守的にならざるを得ない。そういった意味では、真鍋の発言は読者のニーズに応えたものという見方もできます」(芸能事務所関係者)

 生きていくためには魂も売るのか、それとも“マジで”言っているのか……。

 

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2023/03/23 12:00
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