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侍ジャパン・吉田が地味すぎる?準決勝・同点弾のカメラワークにブーイング

侍ジャパン・吉田は持っていない男?準決勝・同点弾のカメラワークにブーイングの画像1
吉田正尚(写真/GettyImages)

 3月21日のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝の対メキシコ戦で、9回裏に村上宗隆の逆転打が飛び出し、6-5でサヨナラ勝ち。日本中が大フィーバーとなった。

 この劇的勝利に中継したTBSも急遽、再放送を決めたが、試合の序盤では映像と音声のズレが見られ、視聴者から不満の声が相次いだ。

 失態はそれだけではない。

 3点を追いかける7回。4番の吉田正尚が起死回生の同点3ランを放ち、日本の暗いムードを吹き飛ばしたのだが、右翼ポール際に上がった打球をカメラマンが追い切れず、ボールの落下点が映っていなかった。これには視聴者からも、

《カメラワーク下手過ぎて 吉田のホームラン感薄れるわ》
《吉田のホームランボール、何回見てもカメラアングルに入ってないのかどこに飛んだのかわからん》
《ライト線のファウルを思わせるようなカメラワークだった》
《別カメラの映像ないのか!》

とネット上でブーイングの嵐が巻き起こった。

「WBC日本戦の視聴率はいずれも40%を超える注目度ですが、スポットライトが当たっているのは大谷翔平を筆頭にヌートバー、佐々木朗希、ダルビッシュ、村上宗隆などで、日本の4番を務め、本来ならチームの顔になるはずの吉田の扱いはあまりに地味な印象です。2022年12月にレッドソックスと5年総額9000万ドルという大型契約を結び、今季メジャー挑戦することから、日本よりも海外メディアのほうが大きく取り扱っているくらいです」(スポーツライター)

 吉田は今大会の打率は4割7分を超え、打点は大会歴代最多の13と大暴れ。日本代表の中ではMVPと言ってもいい活躍だ。

「大事な場面できっちり仕事をするのに、いかんせん“持っていない男”な印象です。チームを敗退の危機から救ったホームランシーンはカメラにボールが映っていないため、ニュースで使われづらくなってしまった。8回の守備ではレーザービームでメキシコの6点目を阻止したのも大きかったですが、このシーンもメディアはほぼスルー。9回は四球を選ぶも代走を出されて交代したため、ハイライトではチラリとも映らない。結局、美味しいところを村上に持って行かれてヒーローインタビューに呼ばれませんでした。大谷が同じことをすれば、メディアは村上以上に大きく扱ったでしょうが、オリックスというチームが、吉田の存在を地味にさせてしまっているのかも……」(前出・スポーツライター)

 選手としての実力は申し分ない吉田。WBC後はメジャーでの活躍も期待されるが、スター性を兼ね備えた“持っている男”になれるだろうか。

 

 

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2023/03/22 11:48
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